シアミ山    166.6m  
                                             
                                      

   2018.9.22(土)


  くもり     単独      南側林道より    行動時間:13M


@南西尾根取付き7:06→(18M)→Aシアミ山7:10〜11→(19M)→B戻る7:19


   
@破線路の道形があり南西尾根側から入山。 植林尾根 尾根と車道の間に破線路の道形がある。 Aシアミ山。人工物皆無。伐採木は多い。
       
東尾根を下る。蜘蛛の巣だらけ。 東側の枝林道分岐点 地蔵尊 降りてきた東尾根。
     
B西側に戻る  




 舳倉島上陸作戦2回目。しかし今一つ条件がよくない。海上の風速が10m以上と予報されており、連絡船が出港しない可能性があった。こんな時のために、輪島の里山をいくつか目星をつけておいた。欠航なら山登りと・・・。

 

 1:10家を出て、上信越道から北陸道に入るころには、大雨になった。砺波を過ぎる頃には走行も危ぶまれ通行止めにしてもいい程度に。ここでは生まれて初めてハイドロプレーニング現状を体験しヒヤッとする。車で水の上を滑ったのは初めてだった。森本で降りて津端のバイパスを経由して、白尾から旧能登有料に乗る。そして輪島に着いたのは6:20だった。仮眠を入れながら気象庁の7時更新の海上頁を待つと、やはり15mの風と出ていて、波高さは1.5mで2mには満たないが、風が悪さをするようだった。7:30の出港欠航の表示が出るまで残り30分であったが、見なくても判るような風が輪島港に吹いていた。諦め船旅を山旅に切り替える。
 

 翌日は波も風も収まるようで、船旅は翌日の3度目の正直に賭け、まずは港から一番アプローチのいいシアミ山を目指す。夕陽ヶ丘住宅地の最上部から東側に登る道を選び林道に入ってゆく。こんな場所には人がいないだろうと予測した林道だが、散歩している人の姿もあった。

 

シアミ山の東側には枝林道が分岐しており、その場所にお地蔵様の祠があった。駐車するにもちょうどよく、ここから入山しようと思ったが、何せ植生が強い。能登の植物は海が近いのでミネラル成分を吸収しよく育つ。山菜などではお化けのようなワラビが採れるのがそのためである。もっと薄い場所をと探しながら西に行くと、尾根に沿って道形らしき場所が見えた。地形図に記される破線のようであった。余地がないがやや道は広く路上駐車をする。

 

道形から入山し、すぐ北の小尾根に乗る。植林帯の中に入った格好でしばらく下草がないが、東に行くほどに植生が現れだす。股下を雨露で濡らしながら分けて進む。直登しようと思ったが、薄い場所を選び東側に出て、最後は東尾根側から山頂に登った。

 

シアミ山の山頂には伐採木がごろごろと置いてあった。山名表示もなければ、マーキングも残されておらず、展望もない場所なのでやや味気無さもあった。足元がよければ西からの往復と思ったが、それほどでもなく東尾根を降りてみる。まだお地蔵様を拝んでおらず、挨拶をしておこうとも思った。

 

降りてゆくと、すさまじい数のクモの巣が出迎えてくれた。ほぼジョロウグモで餌がいいのか丸々している。枯れ枝で払いながら降りてゆくのだが、やや急斜面であり何かに掴まっていないとずり落ちてしまうような場所だった。着地点前は、胸までを野草に埋めながらの通過で、1座目にして濡れネズミになった。お地蔵さまに旅の安全をお願いして車に戻る。

 

次は三蛇山に向かう。




 
 
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