男高尾山   1070m          高尾山(女高尾山)   1016m 

  
  
   2018.1.8(月)


  晴れ     単独    しだれ栗森林公園前冬季ゲートから   行動時間:2H


@ゲート8:21→(7M)→A展望台分岐8:28→(12M)→B展望台8:40→(3M)→C小野峠8:43→(8M)→D男高尾山8:51→(30M)→E女高尾山9:21〜29→(38M)→F三郡の辻10:07〜09→(12M)→Gゲート10:21


   
@しだれ栗森林公園前の冬季ゲート。 A間違えて一本手前の展望台への林道に入ってしまう。 展望台全景 B展望台の様子。下に分岐道標があり三郡の辻側を示している。
       
C小野峠。 林道から男高尾山への分岐。案内看板があるが、見辛い。 D男高尾山。案内されていた割には人工物は皆無。 男高尾山の肩に送電線鉄塔が立つ。
     
男高尾山から北に下る九十九折は、地形図の破線路より東側に存在する。 林道に降り立つ。 林道から防火帯への分岐 防火帯の中を下ってゆく。露出した土の場所で霜などで足場が緩い。
       
途中のチェーンゲート。 山頂まで車道幅の道形が続いていた。 E高尾山山頂。高尾城址。 E頂上標柱
       
E3つの祠。下山は真ん中の祠の裏から下る。 E山頂からの諏訪湖側の景色は素晴らしい。その向こうに霧ヶ峰や八ヶ岳が見える。 Eヤキソバパンと 祠からの山道を降りて、往路の道形に出会う。
     
左は小野路林道。右が高尾山林道。帰路は右へ。 往路の男高尾山への分岐に戻る。 分岐にある案内看板。二次元看板で三次元的に示している。 小野峠再び
     
F三郡の辻 F行政の道標も立つ F祠が各郡に向いて3つある。これは岡谷(伊那)側の浅間神社。 パークラインに戻る。路面は、雪の下は凍っている場所が多い。
   
Gゲートに戻る。




 大芝山の後に東側の高尾山を目指す。ヤマランルートコメントからは、女高尾山である地形図記載の高尾山に併せ、男高尾山も有効座とのことであった。恥ずかしながら山名事典内に男高尾山も女高尾山も探し出せないでいるのだが、大本営発表であるのだから間違いはないのだろう。ちなみにコンサイスの方にも見つけられなかった。

 
 善知鳥峠から153号を南に下り、小野駅の北側から狭い道を小野峠側へと進んでゆく。途中間違えて、企業の敷地に入ってしまったりもした。南の小野変電所側より入った方が道が判りやすいかもしれない。色白水の特異な車線を経て登って行く。日が当たらない時間が多いようで、路面の多くがガチガチに凍っていた。善知鳥峠はマイナス8℃であったが、こちらはマイナス11℃であった。

 
 しだれ栗森林公園の敷地が右に見えだす。並ぶ樹木に、それがしだれ栗だと判る。進んでゆくと予期しない状況に出くわした。パターゴルフ場前で冬季封鎖となっていた。表示を読むと12月末から3月末まで冬季封鎖とのことであった。そうとは知らずに来ているので、この後に勝弦峠に行こうとしていたので、ちょっと計画を揺るがすことになった。当初の入山予定をしていた小野峠は、ここから歩いてもわずかな場所なので、高尾山への計画においては、発生したアルバイトは30分もないだろうと踏んだ。

 
 ゲート前には公的な停める場所は無く路上駐車とした。ゲートを越えた先の積雪路面は、新雪の下は氷でアイゼンを着けないと怖いほどであった。そこを新しいスタッドレスの跡が見られる。公園側は封鎖しているが、北側のどこかからは入って来れるようだ。もしくは猟師なのだろう。でも滑る路面に車で入らないでよかったとも思えた。冬季封鎖は妥当。これで通過させていたら事故車が続出するだろう。

 
 ストリートビューで事前に見ていた展望台と書かれた分岐があり、そこから林道へと入って行く。勝手な解釈で、三郡の辻と展望台は抱き合わせの施設で、展望台側へと進めば小野峠側へと連れて行ってくれると思っていた。しかし・・・。コンパスを見ていると、行きたい方角と違う側へと進んでゆく。地形図と周囲地形を見て間違いに気づいた・・・森林公園側に進んでいる。分岐点まで戻るのも面白くないので、展望台に上がってみると、そこに三郡の辻を示す道標があり道がついていた。伝って降りてゆくと、小野峠に降り立った。ここここ、ここに来たかったのだ。

 
 小野峠からの最初の分岐は北側を選び進んでゆく。進路の先に右に連なる尾根筋が見えてくる。これが男高尾山である。その入り口には道標は無いと思ったが、山手側に道標がある。しかしこれが、2次元の平面に3次元で示すよう書かれているので、かなり判りづらい。要するに見る角度で変わってきてしまうのである。看板が指し示す方向が判らず、地形図を信じて分岐してゆく。

 
 男高尾山の最高所には人工物は皆無。案内看板があったほどなので、何か立っていると思ったが、一切なかった。そのまま尾根を進んでゆくと送電線鉄塔の立つ場所に出る。地形図では見えてこない鉄塔であった。ここから北斜面を降りてゆくのだが、九十九折は同じとして、描かれている場所より東側に降り立った。そう大差ないものの下から登る場合はこの事を知っていないとならないだろう。雪の乗った林道を高尾山側へと進んでゆく。

 
 御柱山の下で、左からの林道と合流する。そしてその先で防火帯が現れる。御柱山側から降りてきた広い幅に乗り南東へと降りてゆく。ここは地形図では実線だが、荒れていて車の通行はまずできない。植生が無いのでこの時期は霜が発生し、それに耕される格好となり土が酷く緩い。通過時間によっては、靴がドロドロになる場所であろう。下の分岐点まで降りると、そこには車道幅が北側から上がってきていた。右折して進むとチェーンゲートがされた場所となり、ここまで雪の上にスタッドレスの跡が来ていた。

 
 山道のなるのかと思ったら、車道幅で高尾山へと登って行く。東に巻き込むように切られ負荷なく伝ってゆく。軽トラなら車で登頂できる山なのであった。だからとて軽視できる山ではなく、女高尾山の山頂からの展望は素晴らしかった。諏訪湖が、八ヶ岳が、霧ヶ峰が、湖手前の岡谷ジャンクションでさえ絵になるのであった。ここは高尾城址でもあったようであり、往時も良く見渡せた場所であろう。東屋があり、その建設のために敷設された林道なのか。火を焚いた跡があるので祭事の為の林道でもあるようだ。祠が3つあり、真ん中の祠の脇から山道が降りていた。下山はこれを伝う。

 
 九十九折の道は伝う人が少ないのか、上部は薄い九十九折で、下に行くほどに濃くなっていった。上部は急峻なので地形的なことからかもしれない。往路の林道幅に合流しチェーンゲートまで戻り、再び防火帯を登って行く。上の林道に乗って、さらに上に登ってしまおうと思ったが、御柱山の尾根とは一つ東に違えているので、林道が御柱山を西に巻き込むところが一番近接しているので、そのあたりから登ろうと考えた。分岐点には矢印付きで御柱山を示しても居た。

 
 西に進み往路は小野道林道から来たが、今度は高尾山林道側へと入って行く。そして御柱山の西側真下となり、いつ道標が現れ山頂へと導くのかと期待してみるが、進んでも進んでもそれらしい道標も道形も出てこなかった。西の稜線から降りる形でアプローチするのかと想像し南に進んでゆくのだが、何もないまま男高尾山への分岐まで戻ってしまった。ここの道標には確かに御柱山を指し示している。東と西とで御柱山を指し示しているが、肝心の山頂への道は無い・・・事を知った。御柱山には行かないこととして、次の目標地の三郡の辻を目指す。

 
 小野峠からハッキリと登路が切られているが、不思議なのだがここには三郡の辻を指す道標は無い。書かずとも分かるだろうと言われているような現地であった。階段を上がって行くと祠が待つ高みに到達する。ここが三郡の辻であった。三郡の合わさる各方面を向いて浅間神社が置かれている。その配置に、とても神聖な場所のようにも思えてしまう。並ぶ祠も信心を誘うが、この三点配置の祠もまた、違った意識にしてくれる。

 
 小野峠に降りてパノラマラインに出る。もしかしたら勝弦峠側からは入って来られるのだろうか、轍は一台や二台のものではなかった。滑りやすい路面に注意しながら降りてゆく。途中には、楡沢山の割り石なるものも見られた。

 
 ゲートに戻る。誰もいないことをいいことに、パークゴルフ場の休憩舎前を利用する。椅子が置かれ陽射しもあり心地いい場所であった。冬季封鎖のために勝弦峠まで抜けられない。勝弦山も予定していたが、今日はここまでとする。がしかし・・・。

 
  


    
                           戻る