高尾山    599.3m        稲荷山     400m                                                                                                                                                                                             
 
 
2018.11.1(木)


 晴れ     同行者あり     ゲーブル利用し復路は稲荷山コース       行動時間:2H18M



@氷川神社側P9:30→(5M)→Aケーブル麓駅9:35〜40→(8M)→B山頂駅9:48→(38M)→C高尾山10:26〜40→(35M)→D稲荷山11:15→(33M)→E稲荷山コース入口11:48


   
@氷川神社側駐車場からスタート。学童登山の日で賑やかであった。 Aケーブルカーを利用する A片道480円 A八王子の名士が待っていた。さぶちゃん(高岡のほうではない)。
       
Aケーブルカーに乗り込む Aレトロな雰囲気の切符 平日でもこの賑わい。 日本最大勾配の場所を振り返る。
     
B山頂駅から参道を行く。 山門 石ぐるまが各所にあり、懺悔を繰り返す。 接待茶屋
       
薬王院大本堂。お線香の煙がかなり・・・。 本殿は極彩色 東京都の山らしくお金がかかっている。木道。 C高尾山。ざっと100名ほどいる。
       
C三角点もベンチ風味に仕上げてある。 C二等点 C十三州大見晴らし台 C西側の景色。
     
C西側には富士山が望める。 稲荷山コースへ下りだす。学童はこのコースを登ってきた。 D稲荷山 大きな東屋内に休憩している方が多数。木陰の涼やかなピーク。いや尾根の肩。 D稲荷山から東(都内)側。
     
E稲荷山コース入口に降り立つ。 駐車場は9時くらいで既に満車だった。    




 有名な高尾山。気にはなっていたが、混雑する場所で間違いないので、週末ハイカーであることから敬遠していた。さりとてミシュランでの三ツ星の場所であり、興味がないわけではない。いいタイミングがあれば登ってみたい。訪れてみたい。

 

 前月10月の大阪出張時の振替休日がとれる期限が迫ってきたので、やむなく、いや喜んで振休をとり、それを木曜日とした。平日なら高尾山も幾分空いているだろうと計画してみる。最初は陣馬山までとも思ったが、北に南に有効座が多く大周回にした方が面白そうなので、今回は高尾山と稲荷山のみとした。同行者も居ることから・・・。

 

 御日様が上がってから出発し、関越道と圏央道を経由し、高尾山口横の駐車場に着いたのは9時を回っていた。それにしてもハイカーが多い。平日なのに。これを見ると週末では大混雑だと予想できる。小学生の集団も多く、平日だからこその賑わいでもあった。すぐに準備に入る。

 

 9:30行動開始。足で登り上げようとも思ったが、ケーブルカーも乗車したく、お金を払って利器を利用することにする。そのケーブルカーの麓(清滝)駅では、八王子の高額納税者である北島三郎さんの金の全身像が出迎えていた。歩いて登って行く人も多い中、ケーブルに乗る人も多い。満席な状態で動き出す。

 

 勾配が一定でないので水平度が変わり、この体験は初めてであった。そしてケーブルカーとしての日本最大斜度を登って行く。最高とか最大って表記に弱く、すごいところを登っている感じが強くなる。実際に結構な斜度であった。6分ほどで高尾山駅に到着する。ここでざっと70名ほど屯っていた。

 

 登山道と言うよりは参道を行く。各々いろんな服装の方がおられる。本格的に登山スタイルの人もいれば、観光の延長のような軽装の方、外気温13℃であったがTシャツ姿の元気な方、それこそ多種多様な人が見られ楽しい。私はと言えば、遊び半分のスニーカーで歩いていた。ゆっくりのんびりを決め込みたいが、やや速足で歩かないと寒かった。

 

 サル園前を通り、タコ杉のあたりで解説者を伴い歩いている方が居た。盗み聞きすると、見える石ぐるまは全部で8か所あるらしい。一緒になって歩いた方が勉強になるが、無償でそれはできない。浄心門を潜り抜け、その先の男坂と女坂の分岐点では、男の子が泣いていて、父親らしき男性から「お前は本当にめんどくせーなー」と言われていた。服装の多様は見ているが、内面も多様な人がここに来ているようだ。この様子を目の前で見させられ、なぜか優しい勾配の女坂を選んでしまった。

 

 男坂と女坂の上側合流点はにぎやかしい限りであった。接待茶屋と呼ばれているらしく、昔も今も賑わいようは一緒なのだろう。この先の杉並木は前を見ると言うよりは、何度も見上げながら大木を鑑賞していた。そして薬王院となる。山門を潜り抜け願叶輪潜を抜け錫杖を鳴らす。ここまでにも石ぐるまを回しながら来たが、コース最大の石ぐるまを回さず通過はできない。いつもそうなのだが、この日も御朱印帳を持ってこなかった。そんな場所があるのを判っていたはずなのに準備が疎かなのだった。本堂で拝むのだが、燻されたお線香が煙たく息苦しいほどであった。

 

 奥の院のクランクを経ると、薬王院を抜けた形となり艶やかな朱色が目から離れる。木道が敷設されていたり、東京らしいお金をかけた場所になっていた。このコースにしてやや勾配が増し、大きなトイレ舎が見えたらもうすぐ山頂。直下右では茶屋も準備中であった。

 

 高尾山登頂。山頂の周囲の腰かけられる場所にはザっと100名ほどが休んでいた。西側の展望地には50名ほどが見られる。山頂の茶屋にはジョッキを片手に蕎麦を啜っておじさんも居た。何度も驚くが、今日は木曜日である。中には木曜日しか休みのない人も居るのだろうけど、それにしてもの驚く登頂者数であった。三角点の場所もベンチのように作られ、そこで暖かい日差しを浴びながら休憩する。

 

 老若男女、そして御犬様の姿も多かった。猿や雉を連れてきても違和感がないような気さえもした。山頂にもトイレがあり、至れり尽くせりで、きちんと集客できる設備もされていた。西側からは雪を纏った富士山の姿も望むことができた。下山は稲荷山コースを伝う。

 

 階段状のルートを降りてゆくと、小学生の集団が登り上げてきていた。駐車場で見た一団と同じ格好をしている。聞くと3・4年生合同での修学登山とのことであった。このコースは上部はややすれ違いのし辛い狭い場所が続く。そこにう回路のような踏み跡ができてしまっていた。それにしてもよく踏まれている。踏まれ撫でられ、黒光りしているような滑りやすい場所になっていた。さらには木の根の張り出している場所も多く。歩き易いと言いながら、転びやすい要素も持っていた。

 

 登り専用路の6号路からは学童がどんどん上がってきていた。中盤以降の場所では道幅が広がりゆったりと歩くことができた。こちらのコースも伝う人が多い。登山とするならば、ここくらいを登らないと登った感じがしないのであろう。すれ違う人が途絶えることがなく、これではおしっこをしたくても立小便もできないだろう。

 

 稲荷山到着。山と言うより尾根の肩で山頂らしい雰囲気がない。大きな東屋の中には、10名ほどが休憩していた。俯瞰図が掲示してあり、それと肉眼で見える景色と照らし合わすことができる。夏場は涼やかだろうが、これからの季節のここは日差しが入らず涼しすぎ、休憩もほどほどに下に向かってゆく。

 

 再び山道は狭まり、途中に旭稲荷神社があり参拝を忘れない。だんだんとケーブルカーの駆動音が大きくなってくる。駆動音と言うより摩擦音で、特異な音が谷あいに響いていた。ここまでにも賑やかだったので驚かないが、清滝駅ではまだまだ列ができていた。

 名物のとろろそばを啜り高尾山を後にする。


 



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