八風山         1315.4m                                                                                                                                                  

 
 
2020.4.19(日)


  晴れ     同行者あり     八風湖より往復      行動時間:2H25M


@八風温泉駐車場7:21→(33M)→A大平林道と妙義荒船林道出合7:54→(23M)→B登山道入口8:17→(19M)→C八風山8:36〜54→(19M)→D妙義荒船林道に降り立つ9:13→(7M)→E大平林道下降点9:20→(26M)→F戻る9:46


   
@八風温泉の駐車場からスタート。 すぐ先に山の神 山の神の石祠 最初の分岐。右の立ち木に道標。
       
大平林道を伝ってゆく。 ゲートの場所から荒れている。 流れが深く削っている。渡渉点。 全巾荒れている
     
A妙義荒船林道に出る。 八風郷からの道の合流点。 B登山道入口。今回は右への道を進む。 林道幅の終点。ササに埋もれた道形が先に続く。
       
道形も無くなり笹原を分けて進む。 登山道に飛び出す。 C八風山到着 C簡素な山頂だが、一等点が在るので必要十分。
       
C状態のいい一等点。 C20年前からある標識。 Cヤキソバパンと C珍しく湯を沸かしコーヒーを楽しむ。
     
C北側 C北東 東側の分岐。東登山口への道は廃道のようだった。 D妙義荒船林道に出た場所。東登山口より東側。
       
E大平林道下降点 F戻る




 21年ぶりに八風山を目指す。1999年登頂時は、はしご登山の1座として妙義荒船林道を使った大チョンボコースで楽々山頂を踏んだ。一等点の山をこうも楽に踏んでいいものかと当時思ったのを覚えている。今回は北麓の八風湖から歩く計画とした。

 
 前日は雨、少しガスが残るかと予想したらその通りとなった。碓氷バイパスを経て軽井沢に上がり、軽井沢インターに向かうようにして馬取地区の現地に到着する。到着して初めて知ったのだが、ここに「八風温泉」なる日帰り施設(1300円)が在った。知らずに来ており、新型コロナの最中でもあり入浴準備はしていなかった。湖の南岸にその駐車場があり、そこを利用させてもらう。林道沿いは、ル・グラン(ホテル)の従業員だろう駐車が多数見られる。駐車禁止と立札があり何処に停めていいのか判らず、判り易い温泉施設の駐車場に停めた。

 
 7:21行動開始。まず山の神に挨拶してゆく。鳥居がしっかりしているので、大ぶりな社があるのかと思って上がったら、こじんまりとした石祠が建っていた。林道を進むとすぐに分岐がある。各分岐には八風山を示す道標が縛られているので迷わず進むことができる。ただし、この先の大平林道はしっかり荒れていた。ここも19号台風の影響だろう深く抉れた場所が見られた。

 
 小沢を跨ぐ場所は、小柄の人やジャンプ力のない人は水没して進まねばならないだろう。いや待てよ、これは雨の後だからかもしれない。林道幅全て抉れ、護岸のコンクリート構造の上を進む場所もあった。ここまでとは知らずにスパッツなどをしていなかったが、着けた方がよく、長靴で来ればよかったと思うほどであった。崩れた場所は足場が緩く泥濘状態だった。

 
 駐車場を出て30分ほどで妙義荒船林道に出合う。ここにも八風山を示す道標が縛られていた。舗装路の上は大ぶりな落石があり、この林道も19号以降であまり手が入っていない様子が伺えた。西進して雪、計画では東口と呼ばれる1160mからの破線路を登って八風山の東に突き上げようと思っていた。しかしここには今まで見てきた道標が付いていなかった。推奨していないコースなのかと解釈し、さらに西を目指す。

 
 ゲートを越えると八風郷からの道が合流する。この佐久高原入口看板のある場所から700mほど西に行くと八風山へのメインの入山口がある。21年前はここを登った。前回はこの場所から別れる東側へ進む道を伝ったので、今回は南側へ上がって行く道を伝ってみようと思い入って行く。実線路で書かれている道は地形図上では1250mの谷で止まっているが、上に進む山道があるだろうと予想を立てた。

 
 地図通りの場所で林道幅の道形は止まっていた。一見もう先には道が無いかと見えるが、先に九十九折りて道形が登っており、そこにササが繁茂し自然に戻っている状態であった。谷の北に在る尾根を登る格好で、1270mくらいは辿れたがその先は道形が判らなくなってしまった。一面の笹原で獣道も無い。幸いしたのは雨上がりでありながら笹が濡れておらず衣服を濡らすことは無かった。腰丈ほどの笹原を分けながら進んで行くと1300m付近で登山道に飛び出した。結果としては破線路を最初から伝えば良かった。ここだけを言えば、尾根道が実線路で、南に向かう道を破線路にした方がいいだろう。

 
 八風山登頂。一等点が、どこも割られることなくきれいな状態で残っていることが嬉しかった。そして前回にも見たお手製標識がまだ残っていた。21年も経過したが、ここは何も変わっていないように思えた。珍しくストーヴを出して湯を沸かしコーヒーを入れる。晴れてはいたが、風が強く外気温は9℃で寒かった。浅間山は全て雲の中で、上州側の山並みを楽しむくらいであった。

 下山は東側へと降りてゆく。T字路の分岐には古い道標が読め、北側を指して「軽井沢」とあるが、そこからの道形はあやふやであった。ほとんど笹に埋もれ、地形図を見ながら進むものの後半の1220mの高みを踏んで進む場所は、そこに境界らしき杭は見られポールが縛られてはいたが、道形は皆無であった。判らなくなり東にズレて作業道に乗る。この作業道が網の目のように切られているので迷路のようであった。

 妙義荒船林道に乗り東へ進んで行く。前日の雨のせいか、舗装路の上を流れが覆っている場所が多かった。大平林道を再び伝って下へ降りてゆく。発地川の支流沿いの道で涼やか。これで道が荒れていなかったら気持ちいいだろう。八風温泉に戻ると、ル・グランのスタッフがカートに乗って何人も行き来していた。だれもマスクなどしていないのが印象的であった。




 
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