社壇ノ頭         1221m        金比羅山        1080m 

    
                                                                                                                                          
   
                                                                                                         
    2020.2.22(土)


  曇り     単独     川和自然公園から反時計回りで周回      行動時間:3H18M
                (スカイブリッジは8:30開門)


@川和自然公園P6:11→(12M)→A林道終点6:23→(9M)→B小屋6:32→(63M)→C社壇の頭(エアリアピーク)7:35〜37→(4M)→D社壇ノ頭1221峰(山名事典ピーク)7:41〜43→(44M)→E1133高点峰8:27→(21M)→F金比羅山8:48〜52→(11M)→G金比羅神社9:03→(19M)→Hまほーばの森9:22→(8M)→I川和自然公園9:30


   
@川和自然公園からスカイブリッジに向かったが、橋の門扉は8:30にならないと開かなかった。 時計回りの予定を反時計回りに切り替える。滝ノ沢線へと入って行く。天丸山の山火事から25年が経過した。 林道幅崩落 Aモノレールの場所が林道終点。
       
A古いが状態のいい道標。 最初の渡渉点を振り返る。破線路はここで西に向かっている。 右岸に小屋が見えてくる。
     
B小屋 小屋からは右岸側を進む。左岸側は地形的にたどり辛い感じ。 左岸から右岸に渡る場所。 左岸にある道標。
       
右岸の道標は綺麗な状態。道形は微か・・・。 炭焼き窯跡が近接して二つある。 1040m付近。どこを伝えばいいのか全く分からない。最初は谷地形を登る。 1160m付近で小尾根に乗る。
       
1190mで主尾根に乗る。 主尾根に乗った場所から南を見下ろすと舗装林道が直下に見える。 C山と高原地図に示される社壇ノ頭の場所。道標が多い。 D1221高点峰。山名事典に座標が記されている社壇ノ頭の場所。
     
Dリボンが縛られている。 D社壇ノ頭から見る天丸山側。 1170mの進路屈曲点。迷犬は東に進んでしまい呼び戻し。 1170mからの北への道形。
       
岩峰はリボンに導かれ西を巻いた。 こちらの尾根に入り、熊の糞が沢山見られる。 南東側に見下ろせる奥名郷地区。 道標が出だす。山頂としか書いていないのが不可解であった。
       
E1133高点峰 1120m峰 1120m峰から派生する東尾根。 痩せ尾根を進む。
       
F金比羅山到着。山名標識は無く狭い場所。 Fヤキソバパンと F北側にタイガーロープが張られている。 北側に降り、巡視路道標の場所から西に九十九折を降りてゆく。
       
階段路が連続する。 金比羅山上の岩峰。射貫き穴が在り最高所に何かあるよう。 岩峰にはクレモナロープが垂らされている。ロープが信用ならないので、改めて装備をして出直し。 G金比羅神社横の東屋。
       
G金比羅神社。大岩の基部に安置されている。 金比羅神社まで散策路が作道されている。 足場材での階段の下は、大崩落個所で足場注意。 鉄塔下で進路は東に。
       
初めて金比羅の文字を見る。 展望のいい東屋 まほーばの森のコテージ前に出る。 Hまほーばの森管理棟
       
スカイブリッジを渡る。 1往復100円。片道は? I川和自然公園に戻る。  I駐車場。冬季はほとんど訪問者が居ないとのこと。




 初めて社壇の頭に登ったのは、18年前の2002年。天丸山やブドー沢の頭と抱き合わせに計画した時だった。朧気ながら記憶している当日であるが、見ての通り記録を書いていないので、明確には思い出せない。記録の重要性は、しっかり書くことにより覚えるってことでもある。良いことも悪いことも、楽しいことも辛いことも記憶に残り全てが山ヤとしての糧になる。

 

 金比羅山が未踏になっていた。なので麓の「まほーばの森」から登る計画でいた。しかしこの1座だけのピストンでは1時間ほどで降りてしまい、連れる迷犬が不完全燃焼になる。となると社壇の頭まで進んで戻ってくる周回にした方が楽しめる。机上ではこの予定でいた。

 

 この日も「湯の沢炭小屋」ではトラオさんがパンを焼いていた。左に見つつ旧道を上がって湯の沢トンネルを潜って行く。R299に出て、不二洞の案内看板に沿って川和自然公園へと向かってゆく。暗い山道を進んで行くと自然園のそこだけ明るく、着いたと知らせてくれた。当然ながら駐車場には停まっている車は無い。ラジオを聴きながら夜が明けるのを待つ。後ろの迷犬はいつものように暗い外を眺めていた。

 

 6:11行動開始。何も迷うことなくスカイブリッジに向かう。降りてゆくと橋には進路を阻むものがあった。“そうだった”と思うも後の祭り。有料の橋であり管理している場所、利用可能時間があるのだった。なんとも無様で、8時半から利用できるのに対し2時間も前に通過しようとしていたのであった。すぐに頭の中で予定を組みなおす。違う場所へ転進しようかとも思ったが、時計回り予定を反時計回りにすればいいだけと、この場合の着地点を見出した。滝ノ沢コースは廃道路となっており、そのバリエーションコースを後半に持っていきたかったのが本音であるが、前半で通過してゆくことになった。

 

 滝ノ沢線の入り口には25年前の天丸山の火災の件が記されている。登山者のたばこが原因と推測されているが、このルートが廃道化に向かった要因でもある。林道幅を進んで行くと、ここも19号台風の影響が目の当たりにでき、林道幅全てが削られている場所が見られた。そのわずか先が林道終点でモノレールの起点となっているが、今はそこまで車を入れることはできない。天丸山を示す古い道標が見えるが、日陰なのでほとんど退色が無く状態がいい。右側斜面にある祠に挨拶してから先に進んで行く。

 

 林道終点からの山道は、やはり不明瞭になりつつあり、ハッキリとどこを歩けばいいのか判らない。地形図の破線路で記されているのを見ると沢より西の高い位置を歩かせている。あるはずと思って見ても、見えてこない感じであった。最初の渡渉点が、その破線路が枝沢沿いに屈曲する場所で、西に進む沢になると道など在るようには見えなかった。

 

 左岸を伝って進むと、右岸側に大きな小屋が見えてくる。それが為にもう少し早くに右岸に渡らねばならなかったのかと思ったが、ちょうどいい渡渉点が無く、小屋の上流側で渡って小屋前に行く。この時、迷犬は前週同様にジャバジャバと沢の中に入って行く。冷たくとも水が好きなのだろう。小屋には「監視中」と赤字で書いてあるが、どこからも見られているような気配は無かった(笑)。

 

 小屋があったので、そのまま右岸に道が在るのだろうと進むのだが、落ち葉の堆積のせいか、全く存在が判らなく、先に進んで落ち葉が少なくなっても道形らしき跡は見えてこなかった。そして右岸が進め無くなったところで左岸に移る。この先で地形が平坦になった場所で標識が現れ対岸へと導いていた。左岸から右岸に渡ると、とてもきれいな道標が待っていた。ここから上流は、幾分か道形が残っていた。

 

 積層した石が緑に苔むした炭焼き窯跡が見られる。ここは上下に近接して二つの窯跡があった。1040m付近で進む先が二股に分かれる。どちらの谷に進めばいいのか、それとも尾根登りに切り替えるのか、具に見上げても判らなかった。左俣を選び登って行くが、勾配が強くなり、足元はザレてきたために、西側の尾根に逃げる。尾根に乗ると先人の古いマーキングが見られた。ここで正規ルートなのかは不明で、主稜線に乗った場所は1190m地点であった。尾根から南を見下ろすと、すぐ下に林道が走っており興覚めであった。

 

 西に登り最初のピークが山と高原地図記載の社壇の頭。ここには賑やかしく道標が掲げられていた。南北に境界標柱が近接して二つ埋まっている。北の1221峰を目指して行く。進みながら、こちらは西側直下に舗装林道が見える。これは地形図には記されない道であった。

 

 山名事典の社壇の頭に到達しても標識類は無かった。その代わりと言えるかどうかだが、3本ほどリボンが縛られ、そのうちの一つに「QZW」の文字が記されていた。ヤマランの雄である。さて戻る。北に進み山と高原地図の社壇の頭を経て東進してゆく。先行する迷犬は、見事に1170mの肩から東へ進んでしまった。地形図上は主尾根は北東に進むが、現地では東に進む方が主尾根に見えるのだった。迷犬に非は無く呼び戻す。

 

 1170mの屈曲点から降りてゆくこと10分ほどで岩峰が現れる。その西側を導くようにマーキングがされている。独り身なら岩の上を通過してゆくが、お供が居るので安全路を選ばねばならない。ただここは今回コースで唯一犬連れには酷な傾斜であった。足の置き場を流れないように足で作ってやり、ゆっくりと降ろしてやる。良く判らないとは思うが、急斜面を下からサポートし我が足を犬に踏ませるようにして降ろしていた。この岩峰から北側で古い熊の糞をちらほらと見る。

 

 尾根の東側に集落が見える。地図で確認すると奥名郷地区であった。この辺りから「山頂」と書いた標識が現れだす。見えてから5分ほどで1133高点峰に到達する。山頂とはここを示すものなのか。金比羅山を示すなら「金比羅山」表記でいいと思うが、「山頂」が指している場所が判らず悩んでしまう。1120m峰を越えるのだが、ここでも迷い犬は1120峰からの東尾根に進んでしまった。進みたくなるような地形で進んだことを否めない。と言うより、東麓を見ると東尾根末端側に車道が上がってきている。尾根には道が在り、伝った人の臭いが残っているので迷犬は進んだと思える。

 

 やせ尾根を経て登り上げると、意外なほど狭い山頂の金比羅山に到着した。山名板は無く、北側にタイガーロープが東西に張られていただけであった。ここだけにせず周回路にしてよかった。ここだけでもつまらないことは無いだろうけど、山頂があまりにも登頂感の乏しい場所であった。この日もヤキソバパンの分配配分は2:1であった。やもすると3:1になりつつあった。北に降りてゆく。

 

 巡視路道標が見えると、その先の斜面に送電線鉄塔が立っていた。標柱の場所から西に折れ九十九折を進んで行く。最近の巡視路は黒いプラスチックの足場になっているが、ここは間伐材を利用した旧来からのステップで続いていた。降りて行く先に大きな岩峰がそそり立っている。この情報を持っていなかったので、立派な岩峰に驚いて見ていた。射貫き穴もあれば、最高所に石塔のようなものも見える。もっと驚いたのは、見えるチムニーにロープが垂れていた。登れる岩峰なのだった。ただしこの日は迷犬がいる。そして垂れているロープはクレモナロープでだいぶ疲れているのが見えた。安全に登って降りるにはリスクがある。また改めて来ようと思えた。

 

 岩峰の南側に東屋が見え、その西側岩峰基部に金比羅神社が祀られていた。そこから下側は柵を設けた幅の広い散策路が続く。ただし、足場パイプで造られた階段路下は、大きく崩壊し足場が流れやすい地形となっていた。一般者が散策に伝うにはやや酷な場所で、道を利用していいとするのならロープを渡して通過のサポートをした方がいいように思えた。進んで行くと鉄塔下となり、ここで90度進路を変え東側へと進み、そこからは九十九を切りながら「まほーばの森」へと降りてゆく。

 

 出た場所は、以前利用したことのあるコテージ前であった。当日当時は金比羅山などには興味がなく、ルートなどはまったく気にしていなかったのだった。スカイブリッジに向かう道のすぐ上にも道が在り、それを登ると焚火広場なる場所があった。間違えて進んでしまい、そんな場所があることを知った。スカイブリッジは往復100円とある。今回のように片道の場合は50円を支払えばいいのだろうか。いや犬連れなら100円か・・・。

 

 川和自然公園に戻ると、カートに乗った男性がやってきた。「不二洞に来たんですか、そうであればまだ早いですが開門します」とのこと。「いや登山です。この時期、人は来ますか?」と聞くと、「上野村全体で観光客は来ないですね」と。「ところで金比羅神社のところの岩はなんという名前ですか?」と尋ねる。「岩の名前は判らないのですが、あの近くにもう一つ岩があり、頻繁にフリークライミングに来ている人がいますよ」と新しい情報を貰うことができた。彼は迷犬を撫でまわして帰って行った。

 

 振り返る。半日コースとしてちょうどいい距離間で、廃道化しているので、そのおかげで自然みが溢れた感じであった。CWでもCCWでもどちらでも楽しめるだろう。ただしスカイブリッジの制約があり、CWでの出発なら「まほーばの森」に停めねばならず、CCWなら川和自然公園となる。双方に置いて、まずスカイブリッジを渡るのであれば、スタート時間は8時半以降となる。






                戻る