虫ヶ峰 294m
2020.10.25(日)
晴れ 同行者あり 北側より 行動時間:8M
@入山口10:36→(2M)→A虫ヶ峰10:38〜42→(2M)→B戻る10:44
@北側の登路入口。道標は判読できない。 | 道形はハッキリと続く。 | A虫ヶ峰の社。山頂に思えるが、最高所は社の裏の薮の中。 | A解説 |
A霊域と読める。 | A石碑 | A最高所に縛られた山名板 | A最高所の西側にガスボンベが転がっている。 |
A最高所から社(中央)を見下ろす。 | A植物名がふられている。 | A社前の広み | 林道に戻る |
B風車下が駐車余地 |
輪島の落穂を登ろうと準備していたが、現地では北陸の冬らしい天気になり、全くもって挑む気力を削がれてしまった。なにせ時折みぞれも降っていた。山無しで輪島を出て、こんな時のために残しておいた虫ヶ峰に上がる。ここは直下まで林道が上がっており、楽にアプローチできる場所だった。
のと里山海道を横田で降りて、北側から林道を辿るべく大平地区側へと進む。虫ヶ峰風力発電所が上にあるのだが、一切の道標が無く、八幡神社付近の分岐は間違え右の道を選んで林道終点地まで行ってしまった。戻って分岐から左の道を選ぶ。野草がせり出した舗装林道を上がって行くと、主尾根に出たところで「峨山道」の案内がある。ここの分岐は西へ進む方が高みへ向かい、その方角が山頂かと思って進むとすぐに下りだす。間違えに気が付き、逆側への道へと入ってゆくと、向かう先に高みが見えてくる。
唸るように風車が回っている。ブレードが長く、その下に駐車すると怖いほどだった。風車の南側の高みが虫ヶ峰の山頂で、地形図からは少し東側から登路があるはず。林道を東に緩く降りると、南に入る道形が在り、そこに朽ちた道標が立っていた。文字が書かれていたようだが、もう読むことはできない。
植林帯の中の道を伝って進むと、境内のような場所に出る。社があり解説板もあることから、ここが山頂のよう。ただし、まだ西側に高みがある。その方向へは道形が無く、なんとなく分け入った跡があるだけだった。その入り口には植物名が書かれた白いプレートが3つ4つ見られる。腰丈の笹を分けて進むと、最高所に到達。
虫ヶ峰登頂。能登でよく見る標識が縛られ山頂を示していた。別の山路があったのか、西側に南北に走っている掘れた筋があり、そこにLPガスのボンベが残置されていた。東側を見ると社の屋根が見える。その場所との標高差は2〜3mくらいだろう。一応これで山無しを回避できた。この場所でも頭の上を風車がブンブン唸りながら回っている。聖域とまでは言わないが、巡礼の場所に風車のような人工物は似つかわしくない。もう少し逸れた場所に建てることも出来たろうに。
往路を戻る。帰りは上畠地区へと下って行く。北側から登り東に下ったのだが、どちらも同じような路面状況であった。