甘利山       1731m      奥甘利山     1843m      大西峰       2066m 

 
 千頭星山       
2138.8m      経塚       1671.8m  

   
                                                                                                                                                
                                                                                                            
    2020.8.29(土)


  晴れ     単独     広河原より      行動時間:3H


@広河原4:48→(14M)→A甘利山5:02→(24M)→B奥甘利山5:26→(37M)→C大西峰6:03〜04→(16M)→D千頭星山6:20〜30→(58M)→E甘利山帰り7:28〜35→(8M)→F経塚7:43→(5M)→G広河原7:48


   
@広河原からスタート お花畑の木道は、だいぶ疲れてきていた。補修箇所も多い。 A甘利山到着。 A標識
       
鞍部の汁垂ヒュッテへの下降分岐。 マルバツワブキの群落。 B奥甘利山。樹林側にケルン。 B奥甘利山標識
     
6時近くになって来光。手前側は刈り払いされていたが、先の方はまだだった。 ササが繁茂する場所もあり、けっこう濡らされる。 C大西峰へは、踏み跡は薄い。 CKUMOに似た標識がかかる。
       
C久しぶりに山ねずみ氏の標識を見る。 経路から千頭星山 広く気持ちの良い平たん路。 D千頭星山登頂
       
D標識 D二等点 Dヤキソバパンと露払い D山梨百名山の標柱は更新されていた。
     
帰路途中から八ヶ岳 寄生植物 富士山と 大西峰下分岐。前回は御所山まで足を延ばしたが、今回は端折る。
       
E甘利山帰り Eベンチが置かれた場所は日陰で展望がいい。 E千頭星山側 E櫛形山側
       
鍋頭に同定盤 東屋の先も目的地 F経塚ピーク F三等点
       
F山名標柱ではなく、三角点を示すもの。 F広河原に戻る。この時は、10台ほど数えられた。




 ここしばらく信州詣でが続いていたので、少し向き先を変えようと考えていた。人間としては単独であるが、全身真っ黒い毛で覆われた連れが居るもので、場所選びには神経を使い現地の状況把握にも時間を割くようになった。少し判ってきたのは、観光地風味の場所は、犬に寛容な場所が多い事。今回は南アルプスの前衛の千頭星山に行くことにした。手前の甘利山は、アクセスが容易で短時間で登れる公園山のような場所。登山対象と言うより観光レジャーの場所な感じ。

 

 1:15家を出る。久しぶりに野辺山を越えてゆくのだが、野辺山もこの時期にしては暖かく20℃を示していた。韮崎に降りたらセブンでヤキソバパンを仕入れてから甘利山の広河原へと上がって行く。船山橋からの道標に従う経路は工事中で、それが為にカーナビは北周りのルートを紹介するが、工事現場にはう回路が出来ていて問題なく通過できた。広河原に着くと、5台ほどが停まっていた。深夜のドライブだろう、甚平姿で夜景にスマホを向けている若者も居た。夜明けまでしばし仮眠。

 

 4:48出発。東屋経由で枕木で造られた階段路を伝って行く。お花畑の木道は大分朽ちてきており、つなぎ目のほとんどでコンパネでの修繕されていた。10分ほどで甘利山に到着する。夜明けの撮影だろう、カメラマンがすれ違いで降りて行く。16年前は、進路が少し判り辛かったが、今はロープで区切ってあり、道標もしっかりしていることから迷わずに進んで行ける。

 

 緩やかに降りて行くと、最初は左側に降りて行く分岐点が現れ、すぐ先で反対側の右へと降りて行く分岐点が現れる。後者は汁垂ヒュッテへの道だろう。足を進めるとツワブキが花盛りで濃い黄色がキスゲが咲いているかのような色合いで見えていた。一帯にガスが巻いており、周囲は白い景色で、それがために原色が映えていた。奥甘利山下分岐から奥甘利山へと駆け上がる。

 

 奥甘利山登頂。控えめな山頂で懐かしい山頂風景であった。記念撮影したすぐに踵を返す。笹原の中の道は刈払いの跡が見られ、このまま千頭星山まで続いているのだろうと思っていた。しかししかし、そう長くは続かず朝露の洗礼を受けびしょ濡れとなる。毎回こんなことをしているのであり、学習すればいいだけなのですが・・・。前を行く本当の露払い役も濡れネズミならぬ濡れイヌになっていた。

 

 大西峰は山腹を巻いているので、シカ道のような薄い道形を伝ってピークを目指す。山頂が近づくほどにササの植生は弱まる場所であった。大西峰の山頂にはKUMOに似た山名標識があり、前回に無かった山ネズミ氏のプレートが目に入った。登頂年月日を見ると、私が登った2か月後の登頂と判った。登山道に戻り最終座を目指す。この辺りからは広い平坦な地形が広がり心地がいい。誰か先行しているかと思っていたが、大きなジョロウグモの巣が登山道上に見られ、それによりこの日一番の登頂と判断できた。もう僅か。

 

 千頭星山登頂。山梨百名山の標柱は、以前のものから更新されていた。大きな山名看板は以前のままであった。シラビソに遮られ展望なし、ヤキソバパンで朝食とし、シーズン終わりでパサパサした河内晩柑で水分補給をする。大西峰と併せて2000m峰を2座踏んだので、これで目標は達成、往路を戻って行く。

 

 大西峰下の分岐は、前回は御所山までピストンしたが、当日けっこうにササを分けた記憶がある。分岐から先も刈り払いは無いだろうから、ずぶ濡れになるだろうと左に見送る。と言っても、ここからの進路は濡らされる場所で分けながら進んで行く。そろそろハイカーとすれ違うだろう時間でもあり、見える先の方を気にしつついた。幸い刈払いのされている場所からすれ違いが発生し、迷犬に対し気を使ってくれる人、喜んでくれる人、訝しがった目を向けてきている人などが居た。色々な人が居て社会である。

 甘利山までに8人ほどとすれ違った。先に進もうと思ったら花畑付近にパーティーが見えたので甘利山で足踏みをする。上がってきたのは10名のパーティーであった。もう新型コロナなどどこ吹く風って感じであった。野外なら無問題なのか、同じ遊ぶにしても個になる努力を今はした方がいいんじゃないか・・・と思うが、元気な若者が楽しそうに登ってくる姿は見ていて晴れやか。下山はロッジ周りも選択できたが、再度東屋側へと進んで行く。

 経塚は東屋の東側にある三角点埋設ピーク。現地に山名標識は無く、三角点標柱のみ埋まっていた。広河原へと降りてゆくと、ライダースーツのまま登ってきている方も居た。ここならそれも可能。そしてドライブにここに来たからには甘利山くらいは登っていきたい。広河原に到着。着替えをしている後ろを5名のパーティーが出発して行った。だから団体行動は・・・(笑)。




 
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