牛伏山       1990m      王ヶ頭     2034.4m      王ヶ鼻       2008m  


  茶臼山       2006.5m  
 
                                                                                                                                                
                                                                                                            
    2020.8.15(土)


  晴れ    単独      美ヶ原美術館(道の駅)より     行動時間:4H43M


@美ヶ原美術館4:42→(19M)→A牛伏山4:54→(40M)→B美しの塔5:16〜18→(18M)→C王ヶ頭5:50〜52→(14M)→D王ヶ鼻6:10〜21→(8M)→E塩くれ場分岐7:06→(16M)→F茶臼山7:50〜8:00→(14M)→G塩くれ場帰り8:44→(22M)→H道の駅駐車場9:25


   
@道の駅のトイレは、夜間でも昼間のような賑やかさ。 @入山口 ケルン通過 A牛伏山
       
A同定盤ピーク A牛伏山から北東。佐久側は一面の雲海。 A牛伏山から王ヶ頭側 ふる里館前
     
山本小屋は宿泊者の車で賑やか。 馬と触れ合い・・・。 B美しの塔 牛の数が多く、朝一は草を食んでいるのが観察できる。
       
王ヶ頭ホテルからは、朝の散策者が出発したところだった。 C王ヶ頭の祠 C王ヶ頭 C三等点
       
D王ヶ鼻 D王ヶ鼻から松本側。 Dヤキソバパンと D吹上の風が涼やか。ここでの休憩者が多かった。7名ほど休まれていた。
     
D東 D南東 D南西 D北西
       
ダート道で、3台のホテルのバスとすれ違う。 王ヶ頭ホテル再び。 ホテルのデッキ 百曲側の景色は好み。
       
E塩くれ場分岐。以前はこの先の牧草地を通過できたが、今は放牧してあるせいか百曲側に進んでから東に進むルートになっていた。 百曲下降点上の分岐から見る茶臼山。 フェンス脇の道形は獣道ほどの幅。 途中から緑のロープが出てくる。
       
塩くれ場よりの中間点。 ガレピークを越えてゆく。 残り0.6km道標。以前は牧草地を経由し、この場所に出てきた。 F茶臼山。
       
F三等点 F扉峠側の尾根道を見下ろす。 百曲上の分岐に戻る。 G塩くれ場帰り。
     
道向かいと合わせると、100頭ほど居たように思う。 帰りも馬と触れ合う。  牛伏山はショートカットして戻って行く。 美術館から王ヶ鼻まで、途切れることなくハクサンフウロが咲いていた。
       
入山口に戻る。左の肩は自転車を担いで茶臼山へと向かって行った。 H夜間の賑わいが嘘のように空いてきていた。




 お盆休みは美ヶ原に入ることにした。ハイシーズンに賑わう場所に行くのはどうかと思うが、概ね大半のルートは林道幅であり、他の有名座よりはソーシャルディスタンスを保って行動できるんじゃないかと判断した。登山目的としては3回目で、前回からだと8年ぶりとなる。

 

 1:20家を出る。西上州は深夜も暑く27℃を示していた。丸子からは、カーナビは142号経由で案内していたが、車通りが少ないだろう武石川沿いの北側よりアプローチしてゆく。予想通り静かな道であったが、道の駅美ヶ原高原に着いて驚いた。経路が嘘のような大混雑で舗装駐車場はほぼ満車。ダート駐車場も7割くらいが埋まっていた。そして話声で騒々しい事。これがハイシーズンの観光地かと知ることになった。それらを気にしなければ、星か近くて綺麗で、なんと言っても外気温は14℃と涼やかだった。夜明けまで仮眠を決め込むが、音に敏感な私は寝られたもんじゃなかった・・・。

 

 4:42行動開始。観光客が寒い寒いと防寒具を着込む中、Tシャツで出発する自分がバカっぽく見えたりする。入山口からの木道は、だいぶ傷んだところが増え、抜け落ちたり締結具が外れてバタバタとする場所も多かった。来光を狙うカメラマンが3名居り、ケルンの場所から東に大きなレンズを向けていた。

 

 牛伏山登頂。北東側は雲海が広がり、来光前で絵になる風景であった。そして西の王ヶ頭側を見ると、その手前牧草地にたくさんの牛が草を食む風景があり、これまた絵になる風景であった。南に下ってゆくと、この時間にして20名ほどのパーティーが登ってきていた。パーティーと言うより、団体客と言える服装ではあった。駐車場まで下ると、こちらも7割ほど埋まっており、あちこちに人の姿があった。

 

 ふる里館前を通過すると、南の牧草地に馬が二頭居り、我が家の迷犬とスキンシップをする。その先からは、牛の数が凄い。全部でどれほど居るのか、二桁ではなく三桁くらいは居るようであった。美しの塔でも、ここから東側にレンズを向けているカメラマンが屯っていた。この先も既に人の動きがあるのかと予想したが、ここより以西では極端に少なくなった。草を食む牛を愛でながらダート林道を進んで行く。振り返るとちょうど、美しの塔脇から来光が上がってきていた。

 

 菅平では、迷犬に興味を持ち牛が寄ってきたので、ここでも同じようになるのかと予想したが、気にはなっているようだが寄ってくるようなことは無かった。王ヶ頭ホテル前まで上がると、泊り客がちょうど朝の散策に出発するところで、20名ほどがガイドに連れられ出発して行った。そして6時前にしてきちっと制服を着たホテルのスタッフがおり、ビジターの私にも挨拶をしてくれた。

 

 王ヶ頭登頂。石仏と石祠の北側のアンテナ塔基部が工事中で、なんとも絵にならない撮影となった。南の石碑を撮ると、その向こうは自然美なのでホッとする。三角点は綺麗な状態で埋まっていた。尾根伝いのルートで西進してゆく。ここは今回一番のお花畑になっており、それこそ色とりどりの色が楽しめた。先ほどの散策グループ以外に人の姿が無かったので、王ヶ鼻も静かな山頂かと予想して進んでいた。

 

 王ヶ鼻は、6時10分にして7名の登頂者が居り、みな南の展望を楽しみながらゆっくりと休憩していた。経路が静かすぎて、ここにこんなに居るとは思わなかった。ヤキソバパンで朝食として、松本側の展望を楽しんだら往路を戻って行く。ここで、先ほどの散策団体がやってきた。エーデルワイスの説明が聞こえ、集団が立ち止まっている。すれ違いが出来ずにしばし足踏み。林道幅まで戻ると、バスが立て続けに3台麓側へと降りて行った。ハイカーが居る場合は、かなりスピードを落として通過してくれるので助かった。

 

 王ヶ頭ホテルで迷犬にソフトクリームでもあげようと思っていたが、まだ7時前であり売店はやっておらず、諦め東進してゆく。塩くれ場分岐からは茶臼山に向かうべく南進するのだが、以前(前回)は牧草地内を通過できたが、今は百曲下降点上まで進ませてから東進するルートとなっていた。分岐道標からの踏み跡は細く獣道サイズで、これで合っているのかと半信半疑で伝うと、途中からルートを外れないようにと緑のロープが現れる。百曲を登っているのか降りているのか、背中側から声が聞こえる。

 

 塩くれ場からの中間地点に道標が立ち、この付近にも牛の群れが来ていた。ザレの起伏を通過し、ややモシャモシャとした中の道を進む。誰も通過していなければかなり濡れる場所であるが、濡れない事から既に通過者が居るようだ。残り0.6kmの道標の立つ場所は、鉄製の柵があり記憶が蘇る。前回は牧草地内を通ってここに出てきた。陽射しが強くなり首筋がじりじりと焼ける感じがするほど。山頂直下で単独のハイカーとすれ違う。

 

 茶臼山登頂。単独のハイカーが休憩していた。ここへの2回目の登頂は扉峠側から歩いてみたいと思っていた場所であるが、2回とも美ヶ原側からのアプローチになってしまった。南を見ると、尾根伝いにその登山道が見えていた。ここも綺麗な状態で三角点が埋まっていた。中部圏は割られる点が多いが、ここは右から左へ彫ってある古い点であるにしては無傷で綺麗。予定の場所を全て踏んだので、あとは道の駅まで戻るだけ。

 

 誰も来ないだろうと、少しリードを開放して迷犬を歩かせていたら、前方から「犬は捕まえておいて」と大きな声が聞こえた。謝るしかなかった。百曲上の分岐からは、かなりの散策者とすれ違うようになる。時節柄のマスク姿も多い。塩くれ場周辺の牛は、もう草を十分量食べたのか、多くは横になっていた。色とりどりの牛の寝転ぶ姿は、緑に映えて綺麗であった。山本小屋の放牧してある馬に対し、餌やり用の人参ステックが売られ沢山補充されていた。供給があるので需要もあり、親子連れが与えている姿がある。多くの方が訪れ、与える方は個々に楽しいが、馬は二頭のみ。食べ過ぎってないのだろうかと気にしてしまう。

 

 帰路は、牛伏山は端折って木道へと進んで行く。木道はすれ違い幅が狭いので、どうしても木道を外れねばならないのだが、犬が木道を外れることをよしとされないようだ。人間がよくて犬がダメ。言わんとしたいことは判らないでもないが、そうであればもう少し木道幅が欲しい。物理的な話として、すれ違い出来る幅が無いのだから・・・。

 

 駐車場に戻ると、だいぶ落ち着いた台数になっていた。峠道をバイカーに突かれながら降りてゆく。突くなら抜かして欲しい。

 

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