榛名富士        1390.5m            ひともっこ山        1140m                                       
       
                                                                                                      
   
  2021.1.2(土)


  晴れ    単独     ビジターセンターから     行動時間:1H39M


@ビジターセンター側登山口6:31→(31M)→A山頂駅7:02〜04→(4M)→B榛名富士7:08〜10→(23M)→Cゆうすげ温泉側登山口7:33→(16M)→D取付き7:49→(4M)→Eひともっこ山7:53〜57→(13M)→Fビジターセンター駐車場8:10
           


 
@ビジターセンター側登山口から入山。 登山道途中から見下ろすひともっこ。 ササ斜面に切られた九十九折を伝う。 A山頂駅到着
       
A東屋で読経されている方がいた。 A富士山遠望 A浅間山
     
B冨士山神社(榛名富士最高所) B新年の来光を拝む。 B新年の1座目から一等点が拝める幸せ。 B迷犬と飼い主
       
北側は裏ルートとなり雪が残っていた。 Cゆうすげ温泉横登山口に降り立つ。 Dカーブの所から取付く。 膝丈のササ斜面を進む。
       
Eひともっこ山頂。山頂は腰丈。 Eひともっこ山から榛名富士。 Eヤキソバパンと E祠の屋根が見られた。
     
E地上高2.5m付近にすかいさん関の標識が見られた。 南麓に沼ノ原水道施設。 降りてきた斜面を振り返る。中腹の散策路はよく判らなかった。 榛名湖は今年も結氷せず。
       
F駐車場に戻る。 この日に登った2座。手前がひともっこ。




 榛名山系に未踏峰は無いかと探していたら、それこそ灯台下暗しで、榛名富士に近接するようにして「ひともっこ山」が見つかった。日本昔話にも出てくる山であり、これは登っておかねばと思えた。標高こそ高いが、榛名湖畔の場所でありアプローチは容易。折角なので榛名富士に登って、抱き合わせにして昔話の山々を楽しむ行程とした。

 西上州はマイナス5℃だった。山に行くほどに気温が下がると普通思うが、南麓の旧榛名町の上室田ではマイナス1℃であった。冬季でも温かい地形と知ることとなった。榛名湖まで上がると外気温はマイナス9℃。積雪のある時期だと、凍結にドキドキしながらハンドルを握るが、今年はその心配はなかった。ビジターセンター横の駐車場に停める。

 6:31行動開始。登山口から登りだすと、別のハイカーが駐車場に到着したようでしばらく声が上がってきていた。迷犬を斥候にして、笹の中の九十九折を木の根を踏みながら上がって行く。その途中に西側眼下にひともっこ山が見える。高いのは榛名富士であるが、今回の主役は低い方のそれであった。静かな湖畔の中に、東側のメロディーラインからの音が上がってきて、周囲にこれほど聞こえるんだと知る。

 ロープウェイの頂上駅に朝日が当たり、ライトが灯っているかのようであった。その光源側に進むと、東屋の中に男性の姿があり、独り言を言っているのが聞こえてくる。何を言っているのだろうと近づくと、読経をしているのだった。南側に車は無かったので、北側から登ってご来光を仰いだのだろう。拝むカテゴリーの中にもお経はあり、本来の姿なのかもしれないと思った。展望を楽しんだら、邪魔をしないようそそくさと山頂へと向かう。

 榛名富士登頂。塗り替えられたのか、冨士山神社は綺麗な紅白となっていた。その東側に三角点があるが、新年幸先よく一等点を拝むことができた。そしてこの日は駿河の富士山の姿も確認できた。北側の登山道へと降りてゆくと、こちらは道をうっすらと雪が覆っており、真新しいトレースが残っていた。読経の方のモノだろう。九十九折を繰り返しながら降りてゆく。こちらの方の登山道の方が掘れているのは、こちらからの利用者が多いからだろうか。南面はロープウェイが出来たので、登山道が荒れ辛いのかもしれない。

 ゆうすげ温泉横に降り立つ。正月の泊り客がちょうど朝食をしており、その姿をガラスの向こうに見ながら通過してゆく。ひともっこ山の南側山麓には散策路がある。山頂を通せば面白いものを通していないのは何か理由があるのだろう。その入り口のすぐ北側から取付く。

 膝丈のササ斜面であるが、ほとんど負荷にならない程度で進んで行ける。そしてひともっこ山の最高所に到達する。人工物は何も見えずマイナーな場所なのかと思えた。振り返ると流麗な榛名富士がこちらを見下ろしていた。樹林の山頂で展望は良くない。少し山頂を歩き回ると、祠の屋根が見つかった。屋根だけ残っているのか、その下に全体が埋もれているのか判らない。そしてその北西側の木にすかいさん関の標識が縛られていた。地上高2.5m付近で残雪期に取り付けただろうことが判る。

 下山は南面を降りてゆく。こちらは日当たりがよく腰丈の笹原であった。散策路にぶつかると思ったが、その筋は判らず、降りてゆくと沼ノ原水道施設に出合う。ここからは真南に道形が降りていた。湖畔に降り立ち湖面のカモを眺めながらキャンプ場側へと進んで行く。湖畔の南側ではキャッキャと騒ぐ若者の姿があった。

 駐車場に戻る。榛名富士に向かう男女がスタートして行った。





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