焼額山        2010m          
         
                                  
                                 
                                                                                                      
  2021.5.1(土)


  晴れ    単独     プリンス西館前より      行動時間:1H53M


@西館駐車場4:35→(4M)→A登山口4:39→(53M)→Bリフト頂上駅5:32→(7M)→C焼額山5:39〜47→(41M)→D駐車場6:28
                       


 
@プリンス西館前からスタート 林道入口の道標は朽ちている。 A登山口。この付近にも駐車可能。 ゲレンデを横切る。
       
ゲレンデ歩き 来光 ゲレンデを離れまた山道へ またゲレンデ歩き。この辺りでスノーモービルが上がってきた。5時20分あたり。
   
Bリフト頂上駅。係り員が既に営業準備をし出していた。5時32分。 稚児池のある湿地付近。 C焼額山最高所 Cだいぶ雪解けが進み、積雪量は1.5mくらいのよう。
       
C三食パンと C湿地で休憩 C鳥居 頂上駅舎前の道標には、山頂まで450mとなっている。何処を指しているのだろう。
       
頂上駅からのゲレンデ。 ビューポイントから ゲレンデ途中の貯水枡を右に見ながら下る。 D駐車場に戻る
     
Dバス停の表示の他に、西館と判る表示は見当たらない。 Dけっこう本数がある




 焼額山への初登は2002年の冬。登ったと言うより、スキーのついでに踏んだと言うのが正解。シールなど持たずに挑んだので、山頂駅からの近距離でもけっこうに難儀して往復した記憶がある。こんなチョンボ登山をした場所は、後でちゃんと登り上げようと思っていた。

 

 2021年のゴールデンウイークは、初日は強い雨の日となった。この平地での雨は高所では雪となっていた。翌日は日中は降らなかったが夜半にまた雨、長期登山を予定していた方々にはもどかしい連休滑り出しとなっただろう。いつも通りの土曜日登山を決め込み、行先は焼額山とした。

 

 1時45分に家を出る。高速道は連休中は休日割引が無いとアナウンスされていたので割引なしと腹をくくっていたが、信州中野を降りると「割引」と電光掲示板に表示された。多分深夜割引なのだろう。100円道路を経由して志賀高原に上がって行く。私の持つ2000年度版エアリアマップでは、南麓のダイヤモンドスキー場側に入山口があるよう描かれていた。その場所に行っても道標は無く、皆何処から入山しているのだろうと検索すると、プリンスホテル西館の場所からだった。スマホは便利。以前だったら付近をを右往左往して探さねばならなかった。

 

 西館前から林道を上がり、登山口の場所を確認してから戻る。林道沿いにも置ける余地があったが、下に広い土地が用意してあるのでバス停前の駐車場に入れる。西に立つ建物内が明滅しており夜間は気味が悪い。まだシーズンなので人が居るのか、シーズンオフで管理されていなくなったのか・・・。

 

 4:35行動開始。林道の入り口に道標が立つが、朽ちて全く読むことができない。水溜まりを避けながら林道を上がって行く。そして登山口から直線的な登山道を上がって行く。10分ほど進むとゲレンデを横切り、その先で両側からササの繁茂した中を分けてゆくと、再びゲレンデに出る。となるとゲレンデをずっと伝っていた方がいいようだった。

 

 ゲレンデには新雪が25mmほど乗っていた。トレースを残しながら登って行く。迷犬は、地面より50mmくらい出ている刈られた茎に歩き辛そうにしている。周囲が黄色く輝きだし、東の岩菅山から来光が上がる。外気温は1℃で朝日が暖かく心地がいい。

 

 ゲレンデを行くと西側に山道が鋭角に登っており、そこを伝うが、アップダウンした先があやふやになり再びゲレンデを歩く。この時、麓側からエンジン音が上がってきた。無垢のゲレンデの上を歩いているので、歩行禁止で注意されるのかと思ったら、音の主はスノーモービルで、運転手は挨拶をしながら横を通り過ぎて登って行った。こんな時間に何だろうかとこの時は思った。5時半であった。

 

 登って行くとゴンドラ頂上駅で音がしだした。準備をしている音だと判り、通過して行ったのはゴンドラ関係者であった。こんなに早くに準備に入るのかと頭が下がった。その意味は後で判った。ゴンドラ頂上駅前の道標には、「焼額山山頂0.45km」とある。何処を指しているのか不明だった。その分岐からは、竹に結わえられた縄が湿地までの進路を示していた。波打つ雪面を進んで行く。

 

 稚児池のある湿地に乗る。広く白く遮るものが無く心地がいい。ここで0であったが、日差しがあるので十分暖かい。最高所を探しに北側へと進んで行く。最高所は、この降雪後はウサギが一番乗りだったようでトレースが残されていた。人工物は皆無。ちなみにとスーパー地形を立ちあげ標高を確認すると、「2011.58m」と表示された。今の積雪量は1.6mくらいってことのよう。周囲の木々の高さを見ると当たらずも遠からずのようであった。湿地の方が遮るものが無く明るく、戻って休憩とした。まだ6時前だが、ゴンドラの連続的な音がしだしていた。

 

 往路を戻って行く。鳥居の所にはブルーシートで包まれた物が置かれていた。冬季は何かを解体してあるのだろうか。ゲレンデに戻り、帰路は山道に入らずずっとゲレンデを伝う。ビューポイントがあり、確かにいい景色が見られるが、この日はだんだんと雲が張り出して暗くなりつつあった。迷犬は、雪玉を見つけては咥えてボールのようにして遊んでいる。

 

 登山道がゲレンデから右に逸れる場所は、そのままゲレンデを伝って行く。進む先で右に大きな貯水施設が見えてくると、雪の繋がりもここで終了した。ロープ塔のあるゲレンデを左に見て降りて行き駐車場に戻る。

 

 着替えていると、6時半になり北側よりのアナウンスが聞こえてきた。ここでは6時半からの始業のようであった。志賀高原全体がそのようで、車を走らせると高天ヶ原ではシュプールを刻むスキーヤーが目視できた。志賀高原での残雪期、ゲレンデ歩きをする場合は、この時間を考慮した方がいいだろう。降雪が多かったらピステンブーリーなどが動いている場合もあろうから。




 
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