三峰山        1887.8m          
         
                                  
                                 
                                                                                                      
  2022.11.19(土)


 濃霧    単独     三峰駐車場から     行動時間:39M


@三峰駐車場6:04→(20M)→A三峰山6:24〜27→(16M)→B戻る6:43
                                               


 
@三峰駐車場から 主稜線へ西進中 主稜線に乗る。 手前峰に三角点
       
三等点 A三峰山 A西から まだ判読できる絵図。
   
眉毛の霧氷 B駐車場に戻る。 B閉錠時間。もうオフシーズンなのか、早朝でも開錠していた。




 不届きな行動が祟ったのか、御巣鷹の尾根に入った後、火曜日より強い腰痛が発生し、さらにそこに発熱が伴った。通常の腰痛なら動いて治すのだが、それが叶わないほどに傷み医者に行きたくとも今度は発熱があることがひっかかった。平熱は34℃後半から35℃前半、それが37.6℃を最高に37℃以上を維持していた。世の中で言う微熱で、コロナを疑ったのだった。ただ、鼻水もなくのどの痛みもない。痛いのは腰。抗原キットを買ってきてもらい試すも陰性。となると腰痛によるものか・・・。もしやこれは膵臓からか・・・などと思った。じつはこの前週に、30kgほどあるワークを、80個ほど移動させていた。いい筋肉トレーニングと思っていたが、労災な感じで腰にきたのだった。これにより前週は停滞していた。

 私が動けないと迷犬も動けない。山に連れて行ってもらえずにフラストレーションがたまった顔をしているので、彼が好む草原の場所をと選んでいた。そんな中、ビーナスラインが冬季封鎖になる日取りが11月24日からと判り、滑り込むように出向くこととした。しかしまだサマータイヤのまま。だからってタイヤ交換できる腰の状態でなく、雪が乗っていれば封鎖に関係なく撤退であった。迷犬においての未踏高峰を目指し、まずは三峰山とし、ここで腰の様子を判断し傷みが増さなければ物見石山を予定していた。

 3時に家を出て、254号から142号を伝い、扉峠口から67号に入る。路面を覆うカラマツの落ち葉を踏みながら進みビーナスラインに出会う。外気温はマイナス2℃。積雪は見えないが、霜が降り凍っているのだろう、雪が乗っているかのように路面が白い場所があった。若干のスリップが感じられたが走れない状態ではなく進んで行く。扉峠を経て目的の三峰駐車場に着く。1台の路肩駐車があり駐車場は閉鎖されているのかと思ったが、実際は解放されていた。松本の夜明けは6時、まだ1時間ほどありラジオを聴きながら時間を潰す。星空を楽しみに来たのだが、一帯はガスに覆われていていた。

 6:04行動開始。風が強く雨具を着こむ。三峰山に対しての道標はなく、よう壁の北側からの踏み跡で上に進んで行く。スキー場やここのような草原が好きな迷犬は嬉しそう。まあ一週空いてしまった後だから尚更かもしれない。こちらは病み上がりと言うかまだ病みの最中、元気な迷犬に連れられるように登って行く。

 主稜線の出合の場所にも道標は無い。西進から北進に変わる。草原の中の一本道で晴れていればいい景色の場所のはずだが、まだガスの中であった。霜を纏った冬枯れの草が風に煽られうねっていた。迷犬を見ると、既にまつ毛に霧氷が着いていた。相変わらず気温はマイナス2℃ほどだったが、風のためにマイナス4℃か5℃な体感温度だった。この冷え込みのおかげで路面がドロドロにならずにすんでいるようで、温かくなると泥濘な路面になる事が踏み跡から見える。

 向かう先に標柱が見える。着いたかと思ったが三角点峰で、その向こう側に本峰が待っていた。三角点側から見ると、向こう側が高く見え、逆に本峰側から見ると、三角点のある高みの方が高く見える不思議。三峰山登頂。高峰らしい感じのいい標柱が立っていた。前回ここを訪れたのは2003年、当時は無かったものだった。木製の絵図は19年前も見ているので、それにしてはまだしっかりと発色があり現役を維持していた。諏訪湖を見下ろす大展望ピークのはずであるが、日頃の行いが反映されているようで生憎のガスであった。

 さて下山。登りはいいが、腰痛の場合は下りが問題。こんな時に日頃どれだけ腰に衝撃を受けているかが判る。膝の屈伸を使いながら
、衝撃を最小限に留めながらソロリソロリと戻って行く。選んだ場所がここで良かった。たまにある段差に、時折強烈な激痛を感じる。でも今の腰痛治療は、安静ではなく動かして治すのが一般的。痛くても動かさないと・・・。

 40分ほどの行動で駐車場に戻る。未だガスは晴れず冬景色な感じだった。迷犬は「えっ、これだけ!?」というような顔をしている。次の物見石山へと向かう。



 
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