森山        918.9m          
         
                                  
                                 
                                                                                                      
  2023.6.24(土)


  晴れ    単独    西麓より      行動時間:21M


@メガソーラー入口8:49→(3M)→A巡視路入口8:52→(8M)→B森山9:00〜02→(5M)→C二つ目の鉄塔9:07 →(3M)→D戻る9:10
                                                                                                                                              


 
@メガソーラーへの道を使ってみるが、ソーラーの敷地外は藪で引き返す。 A北に戻り巡視路を使う。1本目の鉄塔。 笹原の中を切り拓いてある。流れを跨ぐ。 赤土の斜度のある場所を進む。
     
二番目の鉄塔の南で林道幅は野草に覆われ漕いで進む。 B森山山頂。松の幼木とベニバナイチゴの群落で引っ掻かれながら到達。 B傾いた三角点 B割られ酷い状態
   
B等級が読めないが、大きさからは三等だろう。 ベニバナイチゴが蔓延り、中袖長ズボン必須。 南西側に目立つ伐倒木が地上高1.8mほどで残っている。この場所から北東(山頂側)に向け進んでもいい。 C二つ目の鉄塔帰り
       
巡視路帰り 車道脇の女取川の流れ D戻る。車道の西側には別荘宅と、住まいしているお宅があり、駐車は配慮が必要。




 大井ヶ森と名前が残るくらいなので、昔から森地形で、その中の高みなので森山と名付けられた事だろうと思う。東から向かったので、まずは公民館の場所から北に進み東麓から入山できる場所は無いかと見て行く。南側も見える中では、ぐるっと獣よけのフェンスが張られ取り付くことが出来ない。送電線が走っているので巡視路があるものと思ったが、東側には見られなかった。となると西側にあることになる。北側の920mピーク側から入山も出来そうだったが、適当な駐車余地が選べなかった。そして最後の西麓。車道と女取川との間には別荘のような建物が並び、混じるように日々生活する一般住宅も建っていた。日影も多く道幅も広い。藪山のようなので同行者を車で待たせ、迷犬も久しぶりに同行無し。

 

 西麓には巡視路の入り口も見られたが、目指す山頂に一番近い位置にメガソーラーへの連絡路が在り、省力出来るだろうと入って行ってみる。しかしソーラーの敷地は刈払いがされていたが、以東は結構な藪が待っていた。背丈以上の植生。距離こそ残り200mmほどであるが、レジャーがてらで出向いているのでほどほどにせねばならなかった。やはり急がば回れだったかと、北に進み巡視路を利用する。

 

 さすが巡視路、奇麗に刈り払いされ続いていた。車道横に最初の鉄塔があり、2番目の鉄塔へと向かって行く。入ってすぐは笹原を拓いてあり、刈っていなければ面倒なササ漕ぎの場所だったろう。その先は赤土の南側に勾配のある場所をトラバースするように進んで行く。巡視路幅は広く閉所感は無く心地いい。

 

 2番目の鉄塔に行ってしまうと行き過ぎで、その少し西から道が南に分岐している。その先も分岐しているが、東に進む方を選んで進む。濡れずに進めたこれまでだが、ここからは野草に覆われた道形となる。東進がすぐに南進となり森山最高所側へと進んで行く。分け進みながら、”このまま山頂まで連れて行ってくれる”と思い込んでいた。がしかし、道形は山頂の西側を巻き、南側を巻き東に進んで行っていた。山頂南の道形から進めそうな場所を探す。近年に伐採があったようで、松の幼木が彼方此方に見えていた。そしてベニバナイチゴが彼方此方にある。背の高い植生ではなく見通しはいいが、棘が伴う藪漕ぎが最後に待っていた。

 

 ベニバナイチゴは出来るだけ踏みつけるようにしながら漕いでゆく。山頂部は広く、何処に三角点があるのかが見えてこない。東に西に振りながら人工物を探す。見通しがあると言っても松の幼木が背丈以上になっているものもあり、遠くは見通せても近い場所が植生により不明瞭だった。スッと見つからないので、待たしている事もありやや焦る。ただし宝さがし同様に、この作業時間が楽しかったりする。そして白い木柱を伴った三角点が見つかる。

 

 森山登頂。酷い状態の三角点だった。傾いているのもそうだが、かなり割られている。もしかしたら伐採作業時の重機が触れたためと思えた。そうでないとこんな広い山頂で傾く原因が判らない。そして三角点を割って持ち帰るマニアも、さすがにこんなになるほどには生息数が多くないはずである。等級が判らないほどになってはいるが、一辺の長さからは三等点であろう。後で調べたら、なんと二等点であった。その表示を拝みたかった。そして点名は「森山」であった。

 目的達成で戻るのだが、どの角度も同じような植生で方向を見誤って、西寄りに進んでいたつもりが、往路の取付き点より東側で道形に乗った事実。山頂の南西側に幹径300mmほどの伐採木が立っており、それを目印にして往復するのがいいかもしれない。もしくはこんな場所でもマーキングはした方がいい。と言うのも、山頂から北北東に降りて行く道形も在り、往路の道形に乗ったと伝いそうになった。里山でありたくさんの道が切られているようだった。一帯は薮化しているので注意したい。

 

 往路の道形に乗り急いで戻って行く。朝方は少し曇っていたが、この時間はもう夏の日差しが降り注いでいた。ズボンはびしょ濡れで、戻ったら着替えねば・・・と久しぶりに濡れる藪漕ぎをして心地よさもあった。2番鉄塔から1番鉄塔へと進む。そして舗装林道に出る。流れの音が強いので西側を覗くと、女取川の予想以上に太い流れがあり、その谷筋からの冷気が上がってきていた。路上駐車したものの、けっこう往来する車が多い。巡視路入口か、ソーラーの入り口に突っ込んでしまった方が迷惑をかけないかもしれない。車に戻り、その車道上で着替えをする。

 小淵沢にもう一座用意していたが、ここで着替えねばならなくなり、本日は3座で終了。


 

 
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