鹿伏山        1976.9m                                                                                                                                                                                                          
  2024.2.17(土)


  晴れ    同行者あり   山本小屋Pより      行動時間:1H10M


@駐車場10:34→(14M)→A美しの塔10:48〜49→(24M)→B鹿伏山11:13〜16→(28M)→C戻る11:44 
                                                                                                                                 


 
@駐車場を出発 スノーシューでよく踏まれた雪面が続く。 アプローチのいい場所であり、ハイカーの姿は多い。 スノーボードとパラグライダーを融合させた遊びをされている方々が居た。
       
A美しの塔到着。強風で西進はここで止める。 パラグライダー スノーシュートレースを追って牧場内を北へ。 途中から王ヶ塔
   
振り返る 直下 B鹿伏山登頂。25年ぶり。 B鹿伏山から王ヶ塔
     
B三等点 点名はここで「焼山」。 B左に牛伏山と、右に八ヶ岳。 B登頂する誰もが、ここに立ったら北アにカメラを向けるだろう 戻る。
       
山本小屋前 C戻る    




 美ヶ原の焼山と鹿伏山は、無積雪期には踏めない場所となってしまった。その昔は行けたが現在は牧草地として踏み入れないよう守られている場所。そこが開放されるのが積雪期。この時季だけ雪を踏んで登頂することができる。

 和田宿から林道を上がって行くと、圧雪が凍り、途中にはチェーン必須と看板が出ていた。確かに慣れていないとスタックしてしまうだろう条件だった。快晴の日、山本小屋の駐車場はほぼ満車となっていた。出発してゆく人、既に戻ってくる人の姿も見られる。

 駐車場を出発。天気はいいが、なにせ風が強い。サングラスをしていないと涙がちょちょぎれそうになるくらい。西風に抗うよう西進してゆく。山本小屋までは車で踏まれた雪面で、以降はスノーシューが均した雪面となった。8割がたがスノーシューを履いており、我々はいつも通りの長靴であった。

 美しの塔まで進み、予定では王ヶ頭くらいまでは行こうと思って来たのだが、風の強さに怯み、もうここから鹿伏山側に進むことにした。好事家のスノーシューのトレースがあり、それに伝って進むとしっかり有刺鉄線の切れた場所を導いてくれた。トレースを外れると、膝上くらいのツボ足になり、浮島な足跡に乗せるようにして進んでゆく。遮るものが無く風が吹き付けるが、その分の展望の良さがある。鹿伏山の山頂部は風の強さからだろう、雪はだいぶ飛ばされ地面が出ていた。牛の糞も散見できた。

 鹿伏山登頂。前回が1999年5月の登頂なので、約25年ぶりとなる。登り上げると、その目線の先に北アルプスの後立山の連なりが広がる。お散歩程度でここまで見させてもらうのは忍びないくらい。懐かしい山頂からの展望に、カメラを構えながらぐるりと回る。迷犬は風が強いので伏せてしまっていた。ジッとしていると寒いので動き出す。復路も当然トレースを伝う。一帯にはスノーシューのトレースがあちこちに見られた。迷犬と遊びながら戻って行く。

 山本小屋の西側では、パラグライダーとスノーボードを合体させた遊びをやられている方がいた。浮き上がり過ぎないよう、パラは幅の狭いものを使っていた。私を含め初めて見る人が多いのだろう、通過するハイカーは興味深そうに見ていた。雪山ハイクのツアーだろうか、若者のスノーシューパーティーがすれ違ってゆく。

 駐車場に戻る。林道を下って行くと、路肩ではなく路上でチェーンを着けている車が2台あった。場所が無いのだからしょうがないが、自分なら少し下って余地を探すが、これもすべて雪道に慣れていないからなのだろう。名古屋ナンバーであった。
 

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