野鳥の森        1086.1m                                                                                                                                                                                                          
  2024.1.13(土)


  くもり    同行者あり    第6駐車場より      行動時間:1H38M


@第6駐車場9:06→(7M)→A野鳥の森入口9:13→(51M)→B野鳥の森四等点峰10:04〜06→(5M)→C鶴留口10:11→(17M)→Dケラ池10:28〜32→(12M)→Eハルニレテラス10:44
                                                                                                                                 


 
@星野エリア第6駐車場から A野鳥の森入口 小瀬林道は車両が通過するので注意が必要。 山道に入る。沢にアオサギが見られた。
       
ミソサザイ休憩所 アカゲラ休憩所 アカゲラ休憩所から見る浅間山 散策路を外れ破線路上に乗ると、巣箱と透明の雨除けされたものがある。
   
B四等点峰。点名「野鳥の森」 B赤いリボンが縛られていた。 B三角点は最高所ではなく北側に少し下がった場所に埋まる。 B四等点
     
B南東から。破線路の道形は無い。 C鶴留口。駐車スペースあり。 鶴留口からは山道風味の破線路上伝う。リボン乱打。 途中にある変則三叉路。道標が無いので注意。真ん中の谷へのルートを選ぶ。
       
Dケラ池。降雪後の除雪をしていた。  Dデッキは犬連れ可  Eハルニレテラスで   




 血圧低下が原因だろう。風呂上がりに卒倒し、臀部強打で痛みが取れない週末となった。家の階段なども力が入らず、少し休養と散策程度の場所を選ぶことにした。できれば雪がある場所と、前週に続き長野原の片蓋川にしようかとも思っていた。とりあえず軽井沢に上がろう。上がっての雪の様子で場所選びをしよう。

 

 8時に家を出る。18号から見える浅間方面は雪雲の中、この天気なら万山望を上がらずとも軽井沢で雪遊びが出来そうに見えた。碓氷バイパスを上がると、多くは無いが軽井沢は真っ白な雪景色であった。これならと、出向いたことが無い星野エリアの「野鳥の森」を歩くことにした。村民食堂やトンボの湯の利用なら第1駐車場(P1)に入れるのだが、散策だと時間が読めないので無料の第6(P6)に入れる。これだけ近接して有料と無料があるのだが、なぜかみな有料側に停める。おそらく無料であることを知らないのではないかと思う。積雪量は40mmほど、陽が上がれば溶けてしまうだろう。

 

 9:06第6駐車場を出発。この時季はもう村民食堂は冬季休業中。その前を通過しトンボの湯の前となる。ポーズを決めてデッキのベンチで撮影している人らが居る。間違いなく中華系の方々だろう。横目に見つつ進み、ふくろう橋前から園地内へ入って行く。ケラ池側には、中西翁の胸像も見られる。御仁が金沢の長町出身だとは知らなかった。入口で園地の絵図を記憶し、雪の覆った小瀬林道を進む。園地内のルートを伝う形ではあるが、林道を通過してゆく車が3台あり、林道には星のやの工事車両が路肩に置かれていたりする。路肩に寄って前後の車に注意を払いながら歩く区間となっていた。

 

 キビタキ休憩所への分岐はパスして、その先のミソサザイの沢沿いに入る。やっとここで車と無縁となり、気を許して散策できることになった。無垢の雪の上には、小型獣の足跡が続いていた。足を進めて行くと、突如沢の中から大きな鳥が飛び立った。灰色の羽色でアオサギであった。我々と大きく距離を空けずに、見える位置に着水し再び近くなると飛び、その繰り返しでこちらが監視されているかのようだった。日の入らない山道で、日差しを求めやや速足で進む。緩やかなので尻の痛みには影響なかった。

 

 分岐から8分程で、ミソサザイ休憩所に出合う。対岸にも道が在り、何かと思ったら水源施設のようなものが見えた。ここからはやや勾配が増す。それでも日差しを受けるようになり暖かく心地いい。階段路をゆっくりと登り進んでゆくと、今度はアカゲラ休憩所に出合う。ここは浅間山の展望地でベンチが用意されていた。ここからは西進して戻って行くのだが、ここで人と犬の足跡が見られ、一度どこからか「ワン」と聞こえた。早朝帯でありピッキオのベアドッグが散歩しているのかと思い近づきたい思いもあったが、のんびり歩くには避けた方がいい。ここでスマホで地形図を開いてみる。すると、東に三角点峰があるのを見つけた。続けて国土地理院の基準点閲覧サービスに入り点名を調べると、そのもの「野鳥の森」が点名であった。スマホを持たなかったら、現地で瞬時にこんな情報は得られなかった。スマホ様々である。で、珍名点で間違いなく踵を返し東進してゆく。遊歩道の実線路に対し、破線路は見えなかった。散策路がしっかりあるので伝う人が居なくなったのだろう。最後は広い尾根を北に這い上がって行く。

 

 「野鳥の森」登頂。山名にしてしまうにはちと変だが、点の公称であり山名として使わせてもらう。その点は山頂の最高所ではなく、少し北に下がった所に埋設してあった。閲覧サービスを見てしまったので等級は判ってしまっていたが、御影石仕様の四等点であった。このほかに好事家のものだろう赤いリボンが下がり、人工物はこの二つだけであった。地形図には西に破線路が降りて行っているが、尾根筋にはやはり道形は見えなかった。ここまで来たので鶴留経由で戻ることにした。

 

 南に進んでゆくと、鶴留の入山口があり、余地に2台の車両が停まっていた。さてここからは破線路を伝う格好となる。現地には、細い山道が通っており、そこにこれでもかと赤いマーキングがされていた。散策路と言うよりは登山道な感じで続き、鶴留口から伝う事4分ほどで、向かう先が3つに分かれる変則四差路となった。道標は無く地形図のみが判断材料。谷に向かうのは真ん中の道なのでそれを選ぶ。ここも山道のようだったが、しばらくすると池のようなものが左に見えた。これはどんぐり池なのだろう。以西では道幅が広がり、途中には散策者の姿も在った。

 

 林道が横切り、その先から賑やかな声がしていた。ケラ池到着で、スタッフ4名が除雪作業をされていた。氷の上からは中華な大声が聞こえてくる。中国か台湾からの観光客なのだろう。デッキの場所まで進むと、中華な言葉を発する方々が次々と上がって来ては、スケート手続きに店内へ入って行った。昔も今も外国人の多い軽井沢ではあるが、中華圏の方が多く会話が大声なので騒々しい観光地になっているよう。少し時間に余裕があったので、ハルニレテラスにも寄って行く。

 

 足元は冴えない長靴。色の抜けた45リッターのザックを背負っていた。少ないながら観光客然とした周囲に対し、完全に浮いていた。旧軽を歩く分にはまだ山道が上に有るからいいが、ここにはそれは無い。努めて周囲を気にしないようにしてテラスデッキを歩き回る。中華圏の方々をあれこれ言う資格はないのだった。川上庵さんの前には、開店15分前だと言うのに既に13名が並んでいた。




                                                                                                                       戻る