武道三等点 1285.8m
鎌ノ沢四等点 1138.4m
2025.1.11(土)
晴れ 単独 林道釜ノ沢線845m地点より 行動時間:2H54M
@釜ノ沢線845m地点余地6:31→(22M)→A唐沢線出合6:53→(24M)→B1020m林道を離れる7:17→(40M)→C武道三等点7:57〜8:02→(22M)→D1200m峰8:24→(21M)→E鎌ノ沢四等点8:45〜47→(17M)→F釜ノ沢線下降点9:04→(21M
)→G戻る 9:25
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| 国道254号からの入口に、「林道 釜ノ沢線」表示あり。 | すぐに分岐があり、西側は「林道 ホド窪線」東の道に入る。 | @845m地点から出発。この先は轍が深く、底を擦ったために戻ってここから。 | 最上部のお宅。850m付近。ポストもあり送電されていた。 |
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| 林道沢ノ入線分岐 | A釜ノ沢線と唐沢線との出合 | 落石が除去されているが、通行には軽四が無難。 | 1−45m付近の切通し。コンクリート吹付が大崩落。 |
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| 林道唐沢線の表示。1025m付近。 | 1040m付近から見る武道三等点峰。 | B1020m地点で林道を離れ谷に | 1030m。緩斜面の谷で伝い易い。 |
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| 1050m付近。沢が分かれる場所。中央の尾根を這い上がる。 | 左股は使えそう。 | 右股は倒木が多く使えない。 | 急峻が終わり1115m付近で緩斜面に。 |
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| 1130m付近に小屋を建てられそうな平らな地形。この先、やや複雑地形で西に寄って行ってしまった。 | 1195m付近で主尾根に乗る。 | 1225m付近。西から境界標柱が上がってきており、ここが最終端。「天石」と書かれている。 | 尾根の南側に道形あり。1260m付近。 |
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| 1265m付近から北に突き上げる。 | C武道三角点峰登頂 | C武道点の様子。 | C三等点。北西角が割られていた。 |
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| C東側から見る。 | C南側に見出標 | C東側の展望。右は立岩だろうか。 | C西にもピークがあり、厳密にはこちらの方が高いよう。赤ペンキが塗られた木がある。 |
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| 帰路は杭に沿って西へ。1225m。 | 最初は広い尾根で進路方角に注意したい。 | 西進すると尾根の南側に道形が現れる。 | D1200m峰から北進へ。 |
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| 1100m付近。地形図の痩せ尾根表記の場所。 | 鞍部への急下降場所。 | 1090m付近。東側にフェンスが現れる。 | E鎌ノ沢四等点峰登頂 |
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| E四等点。こちらは欠損なし。 | E西から見る。 | 南西側の沢に降り立つ。 | F鎌ノ沢線下降点分岐 |
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| 沢ノ入線分岐帰り | 最上部のお宅 | G戻る | G余地前のCP303番。 |
荒船山の以西は内山峡のある内山地区。荒船山がその地区の東端に位置する。ここは、上信越国境には登山対象の山があるが、国境線を離れると皆無となる。よってこれまでは、山へ向かう時の通過点でしかなかった。この通過点だからこそ気が付いたのだが、とても寒いエリアで、野辺山より、菅平より、川上村より寒い時が多い。気象庁の観測設備が設置してないので、その値が全国に知られることはないが、八ヶ岳などの登山口に着いて”あれっ内山の方が気温低いじゃん”と思ったことが多い。まだ国道が舗装されていなかった頃から知っているが、住まいしている人は増えても減っても居ないように見える。温度的には寒村ではあるが、住まいする戸数からは世の中で言う寒村ではないと思う。寒いけど住めば都なのだろう。
この内山地区内に、武道三角点がある。「ぶどう」とは南の「ぶどう峠」に使われるぶどうと同じ意味合いだろうと思う。何かを意味する言葉で、漢字表記は後から当て込んでいる。古地図を見ると、北側山麓の字地名が武道であった。この武道点が気になり登ってみることにした。西の正安寺より林道が長く東進し、武道三等点峰を巻いて田口峠側の道と繋がっている。この林道に車で入れば容易いが、通行の可否は判らない。今回は、北の苦水地区からの、釜の沢沿いの道を使ってアプローチすることにした。加えて、鎌ノ沢四等点が埋設してある場所も凸峰のようでかっこよく、帰路に寄る計画にした。
5時に家を出て、下仁田でコーヒーを仕入れてから内山峠へと進む。この日は久しぶりにヤキソバパンが入手できなかった。いつもはパンがたくさん並んでいる時間帯に寄ったのだが、まばらにしか残っていなかった。内山トンネルに潜ったら、すぐに現地となる。「桜井さんちのリンゴとはちみつ店」を左に見たら、そのすぐ先から南に林道が入っている。入口には「林道釜の沢線」の黄色い看板が立つ。この入り口が狭く、入って大丈夫だろうかと思うほど。
入ってすぐに分岐があり、右が「林道ホド窪線」で、それを右に見ながら左の道を選ぶ。住まいするお宅が左右に在り、通過と同時に防犯ライトが点灯する。東側に進んでから南進で登って行く。途中には電柱が立ち、奥に送電しているので何かあるのだと判る。道は途中から轍が深くなり、かなりドキドキしてタイヤの置き場を考える。おそらく、軽トラでも底をするだろうし、ここを平気で登るのはジムニーのみだろう。と言うのも、やや太い木々が西側から張り出しており、車を撫でるというよりはひっかいてきていた。この状況に、上に進むのを諦めバックで後退する。途中左にポストもある建物があり、送電はこのためのようだった。
845m付近に路肩余地がありエンジンを切る。ここには2台分、軽四なら3台ほどは停められる。20分ほど夜明けを待ち、少し白み始めたら準備に入る。西の斜面は伐採されたようで、もしかしたらここもメガソーラー設置場所なのかと思う。内山地区にはソーラーパネル設置場所が増えている。さて情報が全くない場所に来ている。猟期でもあり、林道沿いなので猟師が入ってくる可能性もある。一度でも入山していれば、何となく様子が掴めるが、それがないので緊張度が高い。毎回のこの緊張が事故に遭わない秘訣かもしれないとは思っている。そして外気温はマイナス10℃を示していた。西上州からの出がけではマイナス2℃だった。やはりここ内山地区は寒い。
6:31出発。この先の最上部の家の標高は850m付近。今は住んでいないのか、入り口にはロープが張られ、建物には防犯用のライトが点滅していた。875m付近には広い平らな余地があり、できればこの辺りまでは入りたかった。麓側は轍が深かったが、その場所を過ぎてしまうと状態のいい路面状況だった。地形図通りに西に分かれて行く林道がある。ここは名前がフラれていないが、その次に東に分かれて行く道に対しては、「林道坂の入線」と看板が出ていた。積雪量は少なく、積もるより溶けて行く方が早いよう。
出発から22分で、正安寺よりの林道と出会う。今伝ってきた方向に対し「林道釜の沢線」と出ていた。国道が始点で、ここは終点となろう。ここから東進で、林道は鎌ノ沢四等点峰をぐるっと巻くように切られているので、南側を除く各斜面の下見が出来た。斜度が強く林道を目指して降りてくるのは危険と見えた。林道は押し出しで、除去されているものの細い場所もあった。切通の場所では、コンクリート擁壁が大きく崩れている場所もあった。やはり通行は軽四が無難。途中に「林道唐沢線」と書かれて古い看板が横たわっていた。ここで伝っている林道が唐沢線と知った。林道は山の起伏に合わせて切られているので、とてもうねうねと進んでいる。釜の沢と柳沢に挟まれる無名沢の場所で、林道を離れ南の沢筋に入ることにした。古地図を見たのだが、古地図でもこの沢は名前の表記は無く無名であった。
1020mで林道を離れる。とても緩斜面で伝いやすく、山道などはないが快適。がしかし流れが出だすとこの時期なのでガチガチに凍っていた。沢は狭く両岸はない状況。グリップを確かめるように忍び足で進んでゆく。そして1050m付近で二股となる。左股は穏やかで、右股はたくさんの倒木が堆積していた、これらに挟まれる真ん中の尾根を登って行く。最初こそ急峻だが、1115m付近まで上がると緩斜面となる。あとから思うと、少し東に寄れば良かったのだが、平坦な場所を選び南に登っていたら、登る先に鞍部が見え、進路左に尾根があった。鞍部まで行ってしまおうとも思ったが、途中で修正して1195m付近で主尾根に乗る。周囲は広葉樹で、下草は無く歩きやすい。
突如発砲音が轟いた。どこで猟がされているのかを察知したいが、音の出どころは判らず、付近のどこかで猟がされている事のみ把握できた。音は続かず、山中に入っている間はこの一発だけだった。国道254を通過すると、頻繁に鹿を見るが、不思議とこちら山体には気配がなく、糞もそう多くは無かった。そもそもの鹿道すらなかった。気を引き締めつつ進むと、1230m付近に紅白の境界の杭が打たれ、西側に降りて行っていた。杭には「天石」と書かれていた。この先から東進に変わるのだが、ここで尾根の南側に広い道形が見られた。伝ってゆくと、そのまま目標座を巻き込んで東に進んでいた。真南付近から北に直登する。
武道三等点登頂。残念ながら悪行を働く好事家が登頂しており、北西角が割られていた。このエリアでよく見るように、以前は赤く塗られていたようで、薄れているものの以前の様子が見て取れた。人工物はこの標石と、南に見出標が結わえられているのみ。展望は遮られているものの、木々の間からは浅間や八ヶ岳が楽しめ、特に東の立岩の形状が楽しい。ヤキソバパンもない中で、迷犬はいつものように待っている風だったが、残念ながら朝飯抜き。西に戻って行く。
帰路は尾根通しで戻るのだが、この標石のあるピークの、すぐ西にも赤ペンキが立ち木に塗られたピークがあり、厳密には山体の最高所は西のこの場所の世であった。尾根を西に進み、途中で先ほどの道形に乗り、快適に進んでいたら違和感を抱いた。西に進むにしては太陽の位置が近い。南西に降りる尾根に入っており進むべき尾根が北側に見えていた。ここは自然と引き込まれてしまうので注意だろう。登り返して「天石」の杭のある場所から西に進む尾根に入る。
杭があるのみであったが、1190m付近で、尾根の南側に道形が現れた。伝い進むと1220m峰も巻いて西に出る。そして1219高点峰を目の前に1200mの高みに立つ。ここから北に下って行く。1100mの等高線で形成される痩せた場所が気になったが、それほど細くなく安心して伝ってゆける。一部急下降場所もあるが、さほど危険はない。降り切り鞍部になると、東側からフェンスが上がってきていた。北の林道を歩いた時には見えなかったので、ごく狭い範囲を囲っているのみのようだった。北に這い上がって行く。
鎌の沢四等点峰登頂。こちらは欠損の無い奇麗な標石だった。円錐形の山体で、頂部は山頂に居る感が強い。ただし展望は優れず、木々の間から見るのみ。さて次は下山。北側には降りられないので、東か西になる。帰る方向が西なので西に降りて行く。最初は西進したが、途中から地形に倣って南西に降りて行く。獣道もほとんどない斜面で、踵を入れながらグリップさせてゆく。そして凍った沢に降り立つ。この沢が釜ノ沢の本流でいいだろう。そういえば、釜ノ沢に対し林道釜の沢線がある。ここまではいいが、四等点名は「釜」ではなく「鎌」である。釜と鎌では、読みは同じだが似て非なりと思うが、誤植だろうか。古地図では釜ノ沢になっているので、国土地理院側の問題となろう。
林道に乗った場所が、林道釜の沢線の下降点で、トレースを追いながら降りて行く。猟師が入った轍がないか確認したが、新たに通行した様子はなかった。坂ノ入線の分岐を経て、右に最上部のお宅を見たら、スタート地点に戻る。余地の前の電柱番号は303番だった。
着替え林道を降りてゆくと、林道両側に住宅がある場所で、林道上を駐車場のように利用していた。通行する車はほとんどいないから、そうしているのだろう。敷地内に住まいする人の姿は見えるが、警笛を鳴らしてしても退かしに来ない。それほどに通過する車が居ないから気にしないってことだろう。2分ほど待ってやっと退かしにやってきていた。多摩ナンバーのラングラーだった。別荘なのかもしれない。

