ツルネ東陵取付点まで
1904
m
2025.4.19(土)
晴れ 単独 美し森駐車場から 行動時間:5H17M
@駐車場4:55→(4M)→A林道川俣線ゲート4:59→(56M)→B1660m川俣線を離れる分岐5:55→(10M)→C1690m付近の最初の堰堤6:05→(50M)→D1790m付近最期の堰堤6:55→(24M)→E出合小屋7:19〜23→(15M)→Fツルネ東陵取付点7:38〜45→(13M)→G出合小屋帰り7:58 →(22M)→H9番堰堤8:20→(43M)→I1番堰堤 9:03 →(10M)→J1660m付近川俣線に戻る9:13 →(59M)→K駐車場10:12
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| @美し森駐車場から | @駐車場の朝の様子。車中泊もちらほら。 | @出合小屋まで2時間とある。 | A林道川俣線ゲート |
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| 大つつじ分岐 | 林道を伝ってゆくと、この伐木がある場所から川俣川の流れの音がしだす。 | 開けた場所から八ヶ岳牧場 | 権現岳と旭岳 |
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| 羽衣池への分岐 | 分岐の先、1595m付近のゲート。観音開きの可倒式。 | B林道川俣線が北を向く場所。ここで川俣線から離れる。1660m付近。 | 1670m付近。ゴーロを横切るよう道が続く。 |
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| 1685m付近の堰堤 | 石積みの場所を観たら、その先から堰堤の障害区間が始まる。 | C左に堰堤が見えているが、少し高巻き風味な作道になっている。堰堤上を犬が降りられず大きく高巻き。 | 1695m付近。堰堤左岸の斜面に見られるマーキング。1700mくらいで横ずれして上流側へ。 |
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| 高巻き途中から見下ろす堰堤。 | 枯れ滝の手前で川床に戻る。 | 振り返り、犬が降りられなかった場所を見る。 | 1700m付近。見える堰堤は右岸で越える。 |
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| 1710m付近。右岸から堰堤を見る。 | 1710m付近からは、川を横切り左岸へ。この付近に流れは無かったので渡渉なし。 | 1720m付近左岸。 | 1720m付近の左岸岸壁はゴツゴツ。 |
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| 1725m付近。左岸から乗り越えずに通過する堰堤。 | 単管パイプが橋になっているが、この仕様は犬には酷のよう。 | 躊躇し考えている。パイプに一切触れずに飛び越えていた。 | 1728m付近の左岸の単管はしご。当然犬は登れず右岸へ。 |
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| 1728m付近右岸。草つきの斜面で獣道のような踏み跡あり。 | 1730m付近の堰堤上から | 1730m付近から見える赤岳 | 金属堰堤は無問題 |
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| 1735m付近の右岸。シャレコウベ。 | 1740m付近の左岸。岩窟が並ぶ。 | 1750m付近。まん丸い大岩が載った堰堤。 | 1770m付近左岸から通過 |
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| 1777m付近。左岸に単管はしごがあり、その上側斜面で巻く。 | D1788m付近。これは右岸で通過。堰堤群はこれで終了。 | 1810m付近でやっと流れが出だした。 | 1820m付近の大岩上のケルン |
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| ケルンに結ばれた道標。小屋まで30分。 | 何度か渡渉し進む。マーキングやペンキが続く。 | 1844m付近左岸から見る出合小屋 | 出合小屋が見えてホッとする。 |
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| E出合小屋到着。コースタイム以上の、2時間24分かかってしまった。 | Eトイレはこの場所にして綺麗に保たれていた。 | E小屋前に石塔 | Eここを管理するのも大変だろう。維持できていることに感謝。 |
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| E小屋内部 | 1855m付近。大ぶりなケルンが二つ並ぶ。 | 1856m付近の道標 | 1895m付近の、右岸に見られる石積み。 |
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| Fツルネ東陵取付き点に到着。1900m付近 | F後から来たパーティーが登攀準備をしている。 | 1865m付近右岸に見られた遭難碑。 | G出合小屋帰り |
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| G小屋前の敷地はササが刈り払われていた。 | ケルン帰り | H帰路、堰堤に数字がフラれているのに気が付いた。9番は右岸から通過。 | 8番は昔は右岸を通していたようで、マーキングが見られた。 |
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| 8番の右岸上から見降ろす斜面。犬は降りられないので、やはり左岸へ進む。 | 8番堰堤は、見えるはしご左の藪を上がり、右上の藪に繋げるよう進んで行く。1780m付近。 | 8番堰堤下。すると、この立木の場所に出てくる。往路はここから取りついて巻いた。薄い踏み跡あり。 | 7番は右岸を偵察したが垂直のコンクリート壁で上がれず。1765m付近。 |
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| 左岸通過 | 1740m付近。金属堰堤。ここに5番とある。6番と7番がどれだったのか・・・。 | 1730m付近左岸。二カ所単管はしごが敷設してあるが、犬の通過は無理。右岸へ。 4番堰堤。 | 1730m付近。ここは登れるかと思ったが、エキスパンドの網を嫌がり通過できず。 |
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| 1729m付近右岸。4番堰堤は右岸通過の方が楽。 | 3番堰堤帰り。ジャンプしている様子。 | 2番堰堤は左岸で安全通過。1720m付近。 | I1番堰堤は、往路は左岸を巻いたが、下山時は右岸で進んでみる。 |
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| 堰堤の真横くらいまでは楽に進める。 | 右岸にも石積みされた地形がみられる。この先は小沢沿いの小尾根を使った。 | 降り立った場所は大岩の場所。これを目印に小尾根を登ると、薄いケモノ道がある。 | J1660m付近。林道川俣線に戻る。 |
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| 羽衣池への分岐帰り | ゲート帰り | 通行禁止 | K駐車場に戻る。 |
21日(木)に腰痛が発症した。よく言われるギックリ腰で、久しくならなかったのでストレッチを怠っていたのが裏目に出たよう。金曜日は荒療法とばかりに無理して作業し改善も無ければ悪化も無かった。幸い歩けるほどの痛みで、登山をして治すことにした。不思議なことだが、山登りすると腰痛が治ることが多い。過去何度も登山により改善している。
強い勾配の場所だと辛いので、なるべく緩斜面の場所。当然涼しい場所がいい。ここで気になっていた南八ヶ岳の地獄谷に入ってみることにした。入ってみると言っても、犬は入れない場所との認識で、どこまで入れるかを知りたかった。連続する堰堤がキモであり、そこを越えられるかどうかだが、越えられなければ川俣川で水遊びして引き返すくらいの計画であった。あと、川俣川左岸に林道が走り、そこを伝った方がいいようにも思えたが、終点地からの出合小屋までが負荷が多そうにも見えた。そんなこんなで、今回はピークハントはせずに、「目指せ地獄谷の出合小屋」な計画であった。地形図を見ると、堰堤のある場所の周辺は、等高線の混んでいる場所は少ない。うまく抜けられるんじゃないかとの予想もできた。迷犬をツルネまで連れ上げたい気持ちもあり、その下見としてコースタイムなども把握したかった。
2時半に家を出る。西上州は28℃だった。佐久内山地区で21℃。この日は小海が一番低くて18℃。野辺山と清里は20℃だった。美し森駐車場には、20台ほどが停まり、半数は車中泊のようだった。多くは真行寺尾根に入るハイカーだろう。今日は何パーティー地獄谷に入るのだろうか・・・。夜が明けるまでしばし待つ。待つ間にも、ハイカーらしき車が次々と到着していた。
4:55駐車場を出発する。道標には出合小屋まで2時間と書かれている。これだと9時には戻って来られるかと単純計算する。犬連れに対する注意書きも見られる。観光地を兼ねた場所であり掲示されているようだった。3分ほど歩くとゲートがあり、林道名が「林道川俣線」と知る。ここから3分で、たかね荘から大つつじに繋がる道が交差する。進んでゆくと最初の橋があり、南に進んでゆくと伐倒木が見られる場所から川俣川の流れの音がしだす。ここで西進に変わるとその先2分ほどで南側が開けた場所が現れる。対岸にある八ヶ岳牧場が良く見えていた。そしてここからは権現岳と旭岳が凛々しい。
駐車場から35分で羽衣池からの道が交差する。そのまま林道を進むとすぐにゲートがある。これは両側からの可倒式のゲートであった。閉めることはなく通年開いたままのようだった。このゲートから進むこと12分で二つ目の橋を渡る。流れの右岸には道形が沿っていた。林道幅でしばらく続いていたが、歩道幅となり両側から野草が覆っている場所も多くなる。しっかり濡らされ露払い役となった。
1660mのところで北側に道が見られた。これは分岐路ではなく北にカーブする場所で、ここから地形図に描かれない西への道を進んでゆき林道川俣線をここで離れる。2分ほど進むとゴーロ帯が現れ、そのゴーロの場所が広いので進む場所のように見えるが、そこを横切る様に進むと道が続いている。この場所から6分ほどで最初の堰堤が見えてくる。先に書いてしまうが、番号をフラれた中ではゼロ番堰堤であった。これを左に見るとすぐ右手に石積みの地形が見られる。ここを抜けるとすぐに堰堤が現れる。
標高1690m付近。ロープが流してあり、コースとしても少し高巻き風味に切られている。しかしこの先で堰堤の上に降り立つのだが、その先が犬は降りられなかった。傾斜のついた場所にコノ字をした鉄のラダーが打たれているのだが、コンクリートの斜面もラダーの上も犬は無理。高度差があり飛び降りることもできなかった。少し戻り高巻きを始めると、1695m付近にマーキングがされていた。真北に進む分にはいいが、西にズレるには斜度が強く、そんな中でも安全な場所を選びながら進む。横ずれを20mほどして下に降りて行く。降りられる場所も限られる。あまり長く進むと滝があることも後から判った。川床に降り立ち少し進むと左岸に涸れ滝が見られた。
次の堰堤が目の前に既にある。こんな連続だったら9つ越えるのに萎えてしまいそうだった。腰痛があることで強い傾斜の場所に弱いのだった。1700m付近からマーキングが右岸に見えたので寄って行く。予想外にも川俣川に流れは無く、水遊びしながら進もうと思っていたのだが、これも雨が少ないせいだろうか。二つ目の堰堤は右岸から楽に巻くことができた。ここが1710m付近。ここを越えると今度は、左岸に続くマーキングが見られた。流れは無いが渡渉する形で左岸へ移る。やや高さのある堰堤が控えているので構えたが、ここも左岸から容易く巻くことができる。ここの左岸の壁はゴツゴツしており奇岩風味で見栄えがする。標高は1720m付近。
左岸のまま進むと、今度の堰堤は単管パイプを縦に乗って通過する場所。3本あり人間の足のサイズならいいとして、犬がこんな滑りやすいリスクの多い場所に乗るはずも無し。迷犬は、その前でしばらく考えた後、全身を使って1.5mほどのジャンプをして堰堤上の金属部分で着地した。犬を考慮していないところに犬を連れてきているので可哀そうでもあるが、迷犬は飼い主と歩くのが楽しいので連れ立って歩くのは嬉しいはず。毎週のように違う場所が楽しめフレッシュな匂いを嗅げるのだから・・・。ここが1725m付近。
1730m付近に左岸側に二つの単管はしごが造られた堰堤がある。その左岸側は大きな岩窟がある垂直岸壁でさすがに巻けない。右岸が無理ならここまでと思ったら、右岸は草付きの斜面に細い道形が在り、容易に越えることができた。道形の主は獣だろう。この右岸からは赤岳が見えており、大天狗と小天狗を従えている山容が格好いい。次すぐに金属堰堤があり、ここは柱の間を容易に通過していける。抜けた先はマーキングが右岸に導いており、伝い進むとシャレコウベがマーキングされていた。この場所の左岸は岩窟の長屋のようで、珍景な場所であった。
1750m付近で、向かう先にまん丸い岩を乗せた堰堤が現れる。ここは高低差があり構えるが、簡単に左岸を巻くことができた。越えた標高は1770m付近。この先に、再び左岸に単管はしごのある堰堤が待っていた。右岸を見たが小さくは巻けず、左岸で処理した方がいいように見えた。堰堤の手前から獣道のような踏み跡が上がっており、そこを伝って西にズレると、堰堤の少し上側に出る。落ちれば4mほどの高低差で、足場が悪いのと野草に隠れているのとで慎重に足を出して行く。迷犬も伝わせるので慎重にコース取りしてゆく。堰堤の上に乗った格好となり、その先の梯子は使えないので草付きの場所を使って1mほど迷犬には飛び降りてもらった。
越えた先ではマーキングが右岸を示しており、伝ってゆくと簡単に越すことができた。古い梯子が残っており、以前はそのはしごで乗り越していた場所らしかった。ここで堰堤群は終わり、この先には越えるべき人工物は無かった。一応越えてきたが、それなりに負荷にはなっていた。人間が伝うだけなら設置されたものを使えばいいだけだが、それらを敢えて回避して通過すると、ここまでで十分疲れた印象だった。帰路もう一度左岸右岸を具に見ておこうと思った。
右岸をしばらく進むと1810m付近で、この日初めて流れに出合った。迷犬も欲していたようで、すぐに飛び込みクールダウンしていた。もう2時間が過ぎている。コースタイムからはそろそろ小屋が見えてくる頃であり、自然の中の人工物を探していた。そこに1820m付近に大岩があり、大きなケルンが見られた。そこに読める道標には小屋まで30分とある。30分ってけっこう長い。そしてかなり時間を要してしまっていることに気づかされる。複数回の渡渉をして進むとやっと、左岸から見る右岸に青い屋根の小屋が見えてきた。左岸地形が流れに抉られたようで、やや段差が大きく、少し上流側に進んでから渡渉する。
出合小屋到着。夢にまで見た場所と言っては言い過ぎだが、それでも一度は訪れたい場所であったので到着は嬉しい。それも大型犬を堰堤通過させて来られたことが嬉しい。トイレは囲いが無ければアフリカンスタイルなトイレだが、ここにしてきれいに保たれていた。小屋内部も、経年劣化はそれなりだが、ここのマイナーさからすればよく維持管理されているように見えた。管理する高根山岳会の苦労が、小屋周囲の刈られた笹からも見て取れる。休憩していると、男女のパーティーがやってきた。コースタイムを聞くと同じほどだったので、出発時間も大差なかったよう。そして堰堤に費やした時間も大きく変わらなかったよう。二人はツルネ東陵を上がり真行寺尾根を下る予定とのこと。計画が羨ましいが、腰痛が酷くて、ここまででいっぱいいっぱいだった。それでも東陵取付点くらいは見ておきたい。
さらに奥に進んでゆく。1855m付近には大ぶりなケルンが二つ並んでいる。そのすぐ先に、本谷と赤岳沢を示す分岐道標が見られる。本谷側に進んでゆく。1895m付近の右岸には、ここにも石積みされた地形があった。昔は川沿いにこれらが途切れることなく続いていたのだろう。それであれば、コースタイム2時間でも余裕を持っている感じに思う。今の条件で2時間は、けっこう頑張らないとならないだろう。コース取りを把握していれば違うかもしれないが・・・。
白いベースに「ツルネ東陵」と赤字で書かれた標識が現れた。ここが取付点か。尾根の上を見ると、マーキングが登って行っていた。ここまで6.5km、けっこう迷犬は疲れているようだった。気温が高い時期での行動であり、連れて東陵を登る時期は絶対に涼しい時期を選ばないとならない。そもそももう7歳になったので老犬の部類。東陵を登るのは動物虐待になるかもしれないので、よくよく考えてから実施したい。そうこうしていると先ほどのパーティーが到着し、登攀装備に切り替えていた。腰痛が癒えるかと思って挑んだが、悪化しているようだった。
戻る途中の右岸に、往路では気づかなかった明大の遭難碑が見られた。復路になり気づくのは、下りで使った方が進路が分かり易いってことだった。出合小屋に戻り、もう一つの課題である林道との連絡路が無いか探したが、それらしい径は無かった。管理するにも堰堤を越えてきているようだった。また誰か上がってくるかと思いつつ戻って行く。
ケルンを経て、最上流の堰堤は右岸から再び越える。次は左岸を越えてきたので右岸を偵察。右岸にはマーキングされた木が残っていた。堰堤まで登れるが、そこからのコンクリート斜面は降りられなかった。以前はこちらを通過させていたようだった。再び左岸を高巻き。通過してきているので野草が茂る中でも足の置き場に悩まなかった。降り立って堰堤を見ると、この時初めて堰堤に番号がフラれていることに気が付いた。ここは8番だった。だから最上部が9番になる。
1765m付近の堰堤は7番となり、右岸コンクリートの壁を犬が登れないので不可で、再び左岸で通過してゆく。6番の記憶があやふやだが、5番は金属堰堤でコンクリート部に「5」と読める。4番は左岸側に二つの梯子の場所で、ここは右岸通過。3番は先ほどの7番とは違うコンクリート擁壁仕様で右岸は登れず、左岸側の三本の単管パイプをジャンプして通過してゆく。2番は岸壁下を安全通過し、次が最後の1番。往路に一番高く巻いた場所でもある。
1番堰堤の右岸は、堰堤横まではそれほど負荷なく進める。こちらにも石積みされた地形が残っていた。その北側に小沢地形があり、そのさらに北側に小尾根がある。小沢の中は倒木が多く小尾根を伝って降りて行く。ササが覆うがその中に獣道があるようだった。降り立った場所には大きな岩があり目印になっていた。左岸通過より右岸を使った方がいい。こちらは危険がほとんどない。無事堰堤群を消化し残りは長い林道歩き。日が高くなり暑さもそれなりで、迷犬はかなり疲れているようだった。不思議なのは、笹の通過が何度もあるのだが、この時まだ一匹もダニを確認していない事だった。ゴーロの場所を横切り、再び笹が覆う中を抜けても、やはりダニの付着は無かった。
1660mで川俣線に戻る。誰か来るかと思ったが、この日に入ったのは3人と一匹のみだったよう。時計は既に9時を回っていた。羽衣池への分岐を過ぎ、1525m付近の沢で迷犬を水浴びさせる。堰堤群の通過もそうだが、日影が無い区間が多い。林道も陽の当たる区間が半分くらいだった。あまり夏向きではないかもしれない。この辺りは歩いてみないと判らない事ではあった。たかね荘分岐を経てゲートに戻る。この辺りからもう、駐車場の賑わいが聞こえてきていた。その駐車場に戻ると、9割ほど埋まっていた。さすが避暑観光地。
振り返る。犬連れで東陵取付まで進むことができた。進めることが判った。今回の踏査をよくよく考察し、次回のチャレンジに反映させたい。ひとたび大水が出れば、また地形が変わってしまうだろう。今の地形が保たれているうちに、あの丸い大岩が堰堤の上に乗っているうちにもう一度入りたい。そして下山後に具に見たが、やはりダニの付着は無かった。13キロ歩いた中でゼロと言うのも珍しい。この点からは犬向きな場所となる。そうそう、小型中型犬であれば、各堰堤は抱いての通過でいいと思う。持てない大きさの場合は今回のようなルートとなるだろう。

下の地図内の堰堤部の注記は、犬連れの場合として書いてあります。
