上入日向三等点 893.4m
2025.1.25(土)
晴れ 単独 林道中之岳線500m付近より 行動時間:2H15M
@500m地点6:36→(40M)→A670m付近尾根取付き7:16→(33M)→B上入日向三等点7:49〜53→(36M)→C655m中之岳線に戻る8:29→(22M)→D戻る8:51
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| 林道中之岳線起点分岐 | @500m地点から。写真左には「岩井建設」所有地への道がある。 | @1.0Kmポスト | カーブの場所。西側への林道分岐。ここにも停められるが、西への進路を邪魔してしまうのでやめた。 |
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| 鉄骨構造の建物 | 林道幅を半分覆う押し出し | 565m付近の枝林道 | 植林地の様子。非常にきれい。 |
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| 3.0Kmポスト。ここから破線路が沢沿いに下っている。 | 655m付近の枝林道。帰路はここから出てきた。 | 落ち葉の堆積 | 木積された広い土地 |
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| A右に斜上してゆくスロープがある。ここから取りつく。 | 740m付近で主尾根に乗る。 | 振り返ると御堂山 | 740m付近 |
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| 745m付近 | 755m付近 | 850m峰 | 855m付近 |
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| 860m地点で西から上がってきた林道に出合う。 | 尾根のマーキング | B上入日向三角点峰 | B三等点 |
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| B北西角が割られている。 | Bコロッケパンと | B大烏帽子側 | B烏帽子岩と赤岩 |
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| B西から | こちらは三角点峰に対しての北峰。 | 北峰からは星穴岳が望める。右は金洞山。 | 林道終点地。 |
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| 790m付近。谷下り慣行。 | 755m付近 | 755m付近から振り返る | 735m付近で下からの林道に出合う。 |
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| 735m付近。降りてきた谷筋。 | 途中の滝。小さいながら滝つぼがあるので注意。 | C655m付近分岐帰り | 3.0Kmポストの所から破線路を下る。まあまあ状態はいい。 |
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| 535m付近分岐。枝道が複数カ所ある。下側から伝った場合、進路が判りづらい。 | 沢を跨ぐ場所は大崩壊。 | 最後、左岸側へのコンクリートの橋がある。右に進めばカーブの場所。左に進むと・・・。 | 左に進むと鉄骨構造のこの場所に出る。 |
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| D出発地点に戻る。 |
星穴岳と言えば、妙義山系のなかでも玄人に有名な場所。藤岡女子高生の事故以降は公的には登山禁止にされているが、今でも好事家に登られている。そこからの西陵も岩ヤに有名。今回の上入日向三等点は、その西陵にある。ただ、「陵」と言う範囲は終わり、「尾根」と言った方が合っているとは思うが、西陵の先に三等点が埋設してある。
点の記を調べると、土地の所有者は個人であった。西村小市さんと言う方で、この方は東京の資産家で、点の記内にも「株式会社萬世銀行 頭取」と書かれている。一帯を別荘地にでもしようとしていたのか・・・。軽井沢が開拓される以前は、磯部温泉が避暑地であった。明治の時代を思うと、そこから近い妙義山系を別荘地にする計画は無きにしも非ず。もっとも、現在はもう所有者は変わっているであろう。そんなこんなで、気になる点であり計画してみる。
星穴岳から縦走するのは犬は無理なので、北の裏妙義側からか、南の小坂川側からとなる。ここでグーグルのストリートビューで見てみると、林道中之岳線のかなり奥まで車が入っているのが見える。裏妙義側は、旧の国民宿舎前のゲートから歩かねばならないので、距離的負荷は雲泥の差になる。冬季なので、路面が凍っていて車が登れないことを考慮しても、林道中之岳線起点からは片道5キロほどの場所であり、迷わず南からアプローチすることにした。
5時に家を出る。温かい日で5℃だった。下仁田インター西のセブンでコーヒーと朝食を仕入れR254を伝ってゆく。中小坂交差点を右折し中之岳神社側へと向かってゆく。そして中之岳登山口バス停のわずか先から、林道中之岳線が西側に分岐している。ここでも外気温はプラス2℃だった。一般的な林道にしては広く、舗装もしっかりしており、広域林道とかスーパー林道のような印象を持った。途中左に広い耕地がある。その先で上ノ入橋を渡る。進む先も林道幅は広く、両側から木々がかなりせり出してはいるが車に触れることはない。カーブを経て東進となるが、ここで道幅を半分埋めるほどの崩落での押し出しがあった。脇を抜けたが、その先も落石が点在し、リスクを思って進むのは止めた。
カーブの東側標高500m付近に路肩余地ありここに車を停める。道向かいには枝道があり、その上は岩井建設が管理する土地のようで、これでもかとたくさんの注意書きが掲げられていた。エンジンを切り夜明けを待つ。ここは携帯の電波の入らない場所であった。北側の草地に、人が横たわっているような白いものがある。明るくなったら確認しよう。
6:35行動開始。草地の白いものは、大きなテディベアで、身長1400mほどある巨大なものだった。人に見間違えたのはしょうがないと思えた。そしてここは林道起点から1Kmの場所で、それを示す標柱が立つ。その先でカーブし、カーブの西側頂点から西へ枝林道が分岐している。地形図通りとも言える。東進になると山手側に鉄骨構造の建物がある。工場とか倉庫のように見えた。押し出しの場所を過ぎると、予想外にも通行を妨げるような場所は無かった。565m付近には地図に描かれない北に入る道が分岐していた。驚くのは、この一帯の植林地が非常によく管理されている様子だった。下草刈りも枝打ちもしっかりされたヒノキ林が見られた。中にスギも混ざるので、ヒノキが植えられる以前はスギだったのかもしれない。
途中に、下仁田森林組合が施工者の森林整備工事中の看板が出ていた。2024年の10月より2025年の3月までの工事とあった。掲示してある工事場所の範囲を見ると、これから向かう辺りが現場のようだった。かなり楽ができるかもと期待したが、結果としてそれらしい跡も作道も無かった。起点から3Kmポストの場所には、そこから下に向かう道が分岐している。この道は地形図にも描かれている破線路である。さらに西進してゆくと、655m付近に北に上がって行く道があった。入口からは舗装もしてあり、ここで地形図を確認すると、谷の形状のまま伝えば目的地に登頂できる場所でもあった。帰りに踏査してみることにして、さらに西に行く。計画では、この先の南西尾根を使う予定であった。
林道を覆う落ち葉の場所があった。と言うことは、しばらく車は入ってきていないことを示す。人が通過しただけでも、その跡は残った。700m付近で、南側に大きな木積みの場所が現れる。これは丸太で土留めをした土地で、ここにしてかなり広い場所が人工的に造られていた。その先は切り通しになっており、土留めのコンクリートの壁が左右に反り立っている。この辺りから取付こうと思っていたのだが、まったく無理の状態だった。少し戻って、690m付近から取付いた方が良いようだった。がさらに進んでみる。
林道は最高所が先ほどの切り通しの場所で、以西はゆっくりと下っていた。するとその先で、尾根に向けて斜上している、そう造られたコンクリートの斜路が存在した。”ここを登れ”と言わんばかりの場所で、そこから這い上がって行く。コンクリート構造が終わると、その先の斜面には道形は存在しなかった。急斜面を九十九を切りながら這い上がって行く。左右に大きく振ってみても、獣道を含め道形は見られなかった。
740m付近で主尾根に乗る。振り返ると、南の御堂山がきれいなシンメトリーな姿で、小さいながら北アの鷲羽岳を眺めているようであった。尾根には下草は皆無で、とても歩きやすい。アップダウンが連続し、波の中をうねる様に進んで行くようだった。850m峰を乗り越え、その先の860m付近が棚のようになっていた。そこに乗り上げると、なんと林道幅が西から上がってきていた。そして尾根を跨いで東に進んでいる。と言うことは、林道中之岳線をさらに西に進んでいたら、この枝林道の入り口が在ったようだ。その進路の方が楽だったとは思うが、そんなことは知らないで入山しているんだからしょうがない。
林道幅に挟まれる格好の尾根を登って行く。取りつきの場所には、赤と青のマーキングがされていた。登り上げると上入日向三等点が待っていた。残念なことに、この標石も北西角が割られていた。間近に星穴岳が見られるかと思ってきたが、樹木が邪魔をしている。それより、真北に烏帽子岩と赤岩が見え、これらがすごく見栄えがして印象的であった。この日はヤキソバパンが手に入らずコロッケパンで朝食。ここを南峰とすると、わずか先の北峰に上がると、ここからは星穴岳と金洞山を望むことができた。北に進み、鞍部から東に降りると、先ほどの林道に出合うのだが、ここで林道は終点になっていた。
林道終点地からは獣道が東に続いていたが、5分ほど進むと谷の中に入りあやふやになった。ここで谷下りを決め込む。結構急峻な谷で、かなり緊張しながら足を降ろして行く。濡れた岩場などは、概ね右岸を巻いて降りて行く。倒木が詰まっているような場所は無く、それらの障害物は少ない反面、勾配が急なので本来ならザイルを出したいような場所だった。人間には使えても同行する犬には使えないので、自ずと犬でも降りられる場所選びとなる。途中、青いマーキングが散見できた。これが工事現場予定地のことかと理解した。
735mで、下から上がってきた林道幅に出会う。往路に655m付近で見た道入り口からの進んだ先がこれだろう。さらに東に進んでいっていた。南に降りて行くと倒木が林道を塞ぎ、その北側に大きな2段の滝が存在した。半分は氷瀑になり、半分は流れていた。近くで見ようと滝に近づいてゆく。しかしここで予期せぬハプニング。足元は岩か地面があると思った場所は、滝つぼがあり太ももまで踏み抜いてしまった。水の上を厚い落ち葉が覆っていたのだった。てっきり足を置けると思ってしまったのだった。こんな水量の滝ならとナメていたら、しっかり滝つぼのような場所があったのだった。この日はいつもより暖かいものの、この時季の水に浸かると痺れるように冷たい。靴から水を出し靴下を絞る。”久しぶりにやっちまった”と反省しながら降りて行く。そして655mで中之岳線に出合う。
3Kmポストからは破線路を伝ってみる。濡れてしまったので、ショートカットしてできるだけ早く降りたいのだった。この道も道幅は広く伝いやすい。がしかし枝道が多く、下る分にはいいが登りで使ったら、おそらく2か所で迷うだろう道だった。530m付近で、ここは左岸から右岸に移る場所だが、大きく崩壊していた。その下側は右岸を進むと破線通りで、左岸に行く小橋を進むと、往路で見た鉄骨構造の建物の場所となった。再び中之岳線に戻りわずかに下って駐車余地に戻る。