車坂山       2050m     槍ヶ鞘       2129.7m     トーミノ頭   2320m                
 
   黒斑山       2404m    
                                                                                                       

  
 
  2025.7.5(土)


  くもり    単独     車坂峠から      行動時間:3H2M


@車坂峠4:26→(14M)→A車坂山4:40→(51M)→B槍ヶ鞘5:31→(11M)→Cトーミノ頭5:42〜45→(16M)→D黒斑山6:01〜06→(72M)→E車坂山帰り7:13〜15→(13M)→J車坂峠7:28


 
@駐車場はまだ閑散と @いつもここからスタート。本当は南に停めたいが、駐車禁止になってしまった。 @車坂峠登山口より表コースへ A車坂山
   
大雨でだろう荒れた登山道 避難小屋 B槍ヶ鞘 中コース分岐
     
Cトーミノ頭 Cトーミノ頭から牙山と剣ヶ峰 Cトーミノ頭から外輪山(北) Cこの中央の筋は、旧の登山道でいいのか。現地を歩いたが同定不明。
       
D黒斑山から浅間 D黒斑山 D浅間山山頂部 D雲海の向こうに富士山
     
D離山だろう雲海に浮かぶ孤島。 トーミの頭帰り 槍ヶ鞘帰り E車坂山帰り
     
F車坂峠に戻る 駐車場所。林道の北はいいが、南は駐禁に。




 まだ梅雨明けしない関東圏。この土曜日も高温予想日であり藪山は少し封印し久しぶりにメジャールートを歩き涼もうと思った。と言っても犬禁の場所は入れないので場所は限られる。登山を趣味にしていながら言うことではないかもしれないが、昨今の陽射しの下では、登山は非常に不健康な遊びと思っている。なので、早朝にささっと歩いて降りて来られる、黒斑山を目的地とした。 

 

 2時半に家を出る。軽井沢に上がると久しぶりに怖いほどの濃霧であった。ノロノロと18号を伝い、浅間サンラインに入ると今度は、路面上を畑の土が覆っている場所が続いた。週中の豪雨、最近はゲリラ豪雨と表現するがこのエリアもかなり降ったようだった。これが農業のリスク。それまでに費やしただろう時間を思うと可哀そう。夏野菜に対し肥料を入れた後だろうに・・・。 

 

小諸に入るとガスは晴れていた。チェリーパークラインを上がって行く。車坂峠での外気温は17℃だった。軽井沢が19℃で、出がけの西上州は24℃だった。駐車場には4台停まっており、先行者が居るかもと思いつつ準備に入る。高峰温泉に繋がる林道側に停めたのだが、ここはもう林道の南側は綱が張られ停められないようになってしまっていた。人気の場所であり、いろんな停め方をする人が居て林道通過に支障が出ているのだろうと思えた。 

 

4:26出発。車坂峠からの道には、踏み跡は下山しているモノのみだった。これは本日ではなく前日のようだった。湿気過多の中をゆっくりと登って行く。迷犬ももう、ここは4回目になるので知った匂いのする場所だろう。シラビソの甘い香りが漂う場所も多い。まず車坂山に乗り上げ、鞍部まで下降して再び登り上げ。ここからのルートになると、登山道の両側に枝がたくさん堆積していた。想像するに、豪雨で登山道が川のようになったのだろう。そう見ると枝の揃った様子に納得ができた。尾根道とも言えるここがここまでになるには、かなりの量が降ったようだった。角材と石を配置し整備された場所だが、そこを砂が覆っているようだった。 

 

避難小屋を過ぎると鎗ヶ鞘の最高峰があり、少し下って標柱の立つ展望場となる。登った先に見える浅間山がとても凛々しい。すぐにその頂上を見てしまう。7月5日は話題の日でもある。トカラの群発地震の影響がどこかに出るとか噂される中では、浅間山にも変化があるのではないかとも思ったのだった。しかし現地は変化があるどころか、噴煙も少ない穏やかな表情だった。この日は、下界はガスでの雲海があり、その上層であるこの一帯は有視界で快適だった。 

 

中コースの分岐まで下っての登り上げ。この中コースであるが、気象庁の定めるところの登山可能な登山道ではないことを知っている人は少ないだろう。規制範囲地図には、中ルートは色を乗せていない。だからって通行禁止にはなってはいない。まあ山体が広範囲であり、すべてを考慮しカバーしきれないのだろう。中コースを黄色で塗れば、たぶんそれにより地図が見らくなることも考慮したのだろう。話が逸れたが、湯の平を右に見下ろしながらの登行はここの醍醐味で高所感が得られる。やはり足跡は一人分のみしか残っていなかった。登りではなく下っている・・・。 

 

トーミの頭。小諸市と嬬恋村の境にありながらトーミとはと何故と思った人はいないだろうか。東御の方が後発で、東部町と北御牧村との合併により作られた自治体名であり、東御の頭ではないのであった。岩峰に上がり大展望を楽しむ。黒斑山より、このピークの方が展望視界が広角であり、眺めを楽しむならここで充分であったが、今日は黒斑山までが目的であり、さらに進んでゆく。そのピークが近づくと、火山観測設備のケーブルが登山道上を這わせてあり、かなり淫らであった。ここほどに多い場所は、ほかに無いのではないだろうか。安全側を重視すると、美観は疎かにせねばならないのだろう。 

 

黒斑山登頂。高い分の利がある展望だが、やはり開放的なのはトーミの頭の方で居心地の良さは、軍配は向こうに上がるだろう。いや待てよ、暑い時期に日陰があるのは黒斑山の方、この暑い時期に居心地がいいのはこっちの方かもしれない。火山活動の設備が複数あるので、人工物の多さが自然味を削いでしまっているのかもしれない。完全にグリーンシーズンであり、外輪山からの旧火口内の景色が美しい。もう十分暑い。日中の暑さは想像したくなく、そそくさと下山に入る。帰路は入山者とのスライドが多くなるだろう。迷犬には可哀そうだが、自由度を抑えた脚側で行動してもらう。 

 

トーミの頭を経て下り、やはり中コースは右にパスする。ここまで書いて通っていたら、自分で自分の首を絞めるようなものである。鎗ヶ鞘に上がり下り込んでゆくと、若いパーティーが登り上げてきた。これを皮切りに、続くは続くは、さすがメジャールートで、お手軽に大展望を楽しめる場所である。迷犬に対し優しく愛でてくれる方も居れば、反対に徐に「嫌」を顔に出していた人も居た。覚悟しているのでいいが、私もタバコを吸っている人の前で、このくらいの嫌な顔を出来たらと思う。ガイドらしき人が、女性三名を連れているパーティーもすれ違う。女性らは迷犬に好意的であったが、ガイドは無言で渋い顔をしていた。往々にしてガイドの多くはこんなタイプが多い。まるで自分の土地に部外者が入っているような表情。ガイドだって、他人の土地を使って儲けているはずなのに・・・。 

 

車坂山には、昔は無かったが今は山名板も縛られていた。登山道はピークを通過しないので、マニアしか見ないであろう。西進してゆくと続々とすれ違いが続く。車坂峠までに60名ほどとすれ違った感じであった。 

 

峠からチェリーパークラインを降り始めると、雨が降り出した。それが時間とともにだんだんと強くなりだした。軽井沢に戻っても降り続いており、いいタイミングで入山して来れたようだった。 





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