黒川三等点 (テング) 1060.4m
2025.3.8(土)
くもり 単独 川上橋より 行動時間:3H3M
@川上橋(林道後山線起点)6:08→(40M)→A地形図の林道終点地6:48→(10M)→B林道を離れる6:58→(33M)→C黒川三等点7:31〜42→(12M)→D950m峰7:54→(46M)→E906高点峰8:40〜43→(15M)→F760m鉄塔8:58→(13M
)→G戻る 9:11
![]() |
|
![]() |
![]() |
| @川上橋から林道後山線が分岐している。 | @起点 | なぜか林道側にこの表示がある不思議。 | 慰霊碑の先、700m付近に右岸に進む道(橋)あり。 |
|
|
|
|
| 720m付近の分岐。右岸側には上部に向かう新しい林道が拓かれていた。 | 770m付近。後山沢に降りてゆく階段路が見られる。 | 785m付近。塩ノ沢側よりの林道出合 | 820m付近。倒木を伐ってオフローダーが先に進んでいた。 |
![]() |
|
![]() |
|
| 825m付近。枝道。振り返り撮影。 | A840m付近。地形図の林道終点地。林道は沢を跨いで先に進んでいる。 | B895m付近。林道は先に進んでいる。ここで林道を離れる。 | 960m付近で主尾根に乗る。 |
|
![]() |
|
![]() |
| 970m付近。堀切のような切通が見られる。人為的に造られた跡。 | 1010m付近に残るGさんのリボン。木に取り込まれている。 | 1040m付近東側。濃く暗い植林帯。 | C黒川三等点峰。テング。 |
|
|
|
|
| CG標 | Cアルミ標は、だいぶ判読しづらくなってきていた。 | C三角点は雪の下で、僅かに存在が判る程度。 | C掘り出す |
|
|
|
|
| Cヤキソバパンが入手できず、鶏メンチカツパン。 | 帰路は尾根伝いに南東進。1020m付近。 | D950m峰は大量のワイヤーが残置されていた。 | Dシカが角を擦り付けた痕 |
|
|
|
|
| Dワイヤーがかなり残る。 | D950m峰から見る黒川三角点峰 | 930m峰 | 855m付近。ややリッジ状の通過点あり。 |
|
|
|
|
| 860m峰 | 850m付近で巡視路に出合う。巻き道になっている場所。 | 840m付近で巡視路標柱が現れる。 | ステップは古風な木製仕様 |
|
|
|
|
| 880m峰 | 860m付近。向かう先が906高点峰。 | E906高点峰の鉄塔 | E906高点峰の南側には目立つあ赤い杭が立つ。 |
|
|
|
|
| E906高点峰から見る黒川三角点峰(中央)。 | 885m付近。巡視路標柱は見られるが道形は無い。 | 左の写真の次の標柱の場所が下降点なので注意。「←杉林」側へといたずら書きがされている。 | 760m肩の鉄塔。ここは最近下草が刈られたようだった。 |
|
|
|
|
| 巡視路の場所は、土留めの木が目印。 | 660m付近。ステップを更新した跡も見られる。 | 後山沢の右岸に標柱。 | 渡渉して左岸側へ |
|
|
||
| 林道後山線出合。巡視路標柱は、立木の影になっていて林道側からだと巡視路と判らない。 | F戻る |
上野村の黒川三等点は、山と高原地図では「テング」と山名がフラれている場所。2019年に西の黒川側から一度アプローチしている。今回は、東の後山沢側から歩いてみる。沢沿いに林道があり、それを伝ってみたいと思えた。降雪後の週末であり、標高も場所も、負荷が大き過ぎず足らな過ぎずの場所に思えた。なお後山とは、上野村側から烏帽子岳の山塊を指して呼ぶのだろうと予想できる。
いつものようにセブンの下仁田インター店を利用する。この日もヤキソバパンは無かった。店員に聞くと、「店長が注文していない」と伝えてくれた。“仕入れないならもう寄らないぞ・・・”と言いたいところだが、逆を返すとほかのパンを楽しむチャンスでもあった。鶏メンチカツパンを買い南牧村を経て上野村に入って行く。外気温はマイナス4℃で、南牧村はさほどではなかったが、上野村に入ると住宅の屋根にも雪が多く残り、まだ降雪後の景色であった。降りて行くと後山沢の出合があり、そこに川上橋が架かっている。林道側はバリケードがされ、立入禁止の看板が出ていた。南側に少し下ると、広い余地があるのだが、そこはすぐ下の土建屋さんの車がいつも停まっており、公的な場所なのか不安なので、後山沢沿いの林道に少し入って路肩に停めた。
6:08行動開始。後山沢沿いの林道は、「林道後山線」と起点看板が出ていた。ここの山手側には、昔から観光案内の看板がある。本道側に掲げた方が見やすいと思うのだが・・・。林道を進んでゆくと、最初に出合う小橋の場所で、枝道が東に分かれていた。この先に大ぶりな慰霊碑が立つ。この林道工事に伴う2名の犠牲者のものだった。標高700m付近で平坦地が右岸に見え、そこに渡って行く橋が架けられていた。しかし現在の右岸は自然に戻りつつあり車で入って行くには障害の多い場所になっていた。
720m付近にも左に下って行く道の分岐があり、どこに向かっているのかと目で追うと。右岸である西側斜面に新しい林道が切られているのが見えた。この時、帰路はその新しい林道を伝ってみようと思っていた。さらに進んでゆくと、770m付近で、単管パイプ構造の階段が下側に降りて行っていた。下には堰堤があり、その堰堤上に降りるような階段路であった。必要だから残してあるようだが、目的はよく判らなかった。
785m付近で東側からの道の出合となる。これは塩ノ沢側からの道であろう。地形図には描かれないが、衛星画像では見ることができる。地形図の道形を追うように、さらに沢沿いを進む。雪の上には轍があり、降雪後に入っているのは猟師だろうと思っていた。しかしタイヤパターンを見ると、スタッドレスではなくオフロードのマッドタイヤの跡だった。どうやらオフローダーが雪の乗った林道で遊ぶために入っていたようだった。それがハッキリ判ったのが、820m付近で、道を遮る倒木の枝をノコギリで刻んであった。ジモティーや猟師なら、そんな時間のかかることはせずチェーンソーで省力するはずである。この倒木の先はかなり荒れており、オフローダーが格闘した跡が残っていた。
825m付近にも枝林道分岐があり、東側に登って行っていた。そしてその先の840m地点が地形図での林道終点となる。確かに現地は遠目に終点に見えた。しかし進んでゆくと、その場所で沢を跨いで右岸側から上に続いていた。さすがにここまではオフローダーは進んでおらず、先ほどの825m付近でUターンしていた。どこに連れていかれるのかと、林道を伝って進んでゆく。林道は後山沢に沿うように奥へと続いていた。机上では、黒川三角点峰北側の鞍部に乗り上げようと思っていたので、890m付近で林道を離れ西に登って行く。途中には平坦な場所があり、ここのみ孟宗竹が生えていた。以前は山小屋でも在ったのかもしれない。
960m付近で主尾根に乗る。北からは1183高点峰が奇麗な三角形でこちらを見降ろしていた。それを背にして、ここから南進してゆく。970m付近には、何の目的か切通が尾根に見られた。尾根の西側は急峻で道形は見られなかった。雪の上に出ている灌木には刃物跡が見られる。赤いプラスチックの杭は熊に齧られただろう痕が見られる。そして1010m付近には、見慣れたGさんの青いマーキングが残っていた。既に外皮に対し30mmほど内側に取り込まれた形になっていた。氏も北側からアプローチしたようだった。山中で氏のリボンを見ることが多いが、薮ヤとして回収はしないのだろうか・・・。尾根の東側が植林地で、西側が広葉樹林となりクッキリと尾根で植生が分かれていた。
黒川三等点峰(テング)登頂。雪が乗り三角点は見えていなかった。立木には懐かしいアルミの標識が見られる。かなり薄らいでおり判読し難くなっていた。G標は、もうテプラは剥がれていた。雪面にうっすらと黒い場所がある。たぶんそうだろうと、携帯スコップで掘ると、三等点が現れた。いまだ無傷で奇麗な標石だった。メンチカツパンで迷犬と朝食。帰路は予定通り尾根を伝い南進してゆく。
黒川点からは、少し北に戻ってから東に植林帯の中を下って行く。途中で胸丈の雑木が現れだしたら、南に下ると繋がる尾根に乗ることができる。ここのみ、進み過ぎても手前過ぎても繋げ難いので注意したい。東に登って行き950m峰に乗り上げる。山頂には夥しいほどのワイヤーが残置されていた。滑車のカバーらしき部品もあり、材木を降ろすための支点とされたことが判る。振り返ると、こんもりとした山容の黒川三角点峰が見られる。ここで、東進から南進に。
930m峰を経て下って行くと、890m付近にもGさんのリボンが残っていた。この先で尾根はやや細くなりリッジ状の場所も出てくる。そして860m峰の先で、西側からの道形が現れる。最初山道かと判断したが、この先で土留めがされお金がかかった道と判断でき、巡視路だと判った。進んだ先840m付近に巡視路標柱が横たわっていた。進んでゆくと、自然木を利用した階段も現れる。最近はプラスチックのステップが多い中、ここの仕様は懐かしくもあり珍しい。880m峰を乗り越えた先は、906高点峰が前に聳え絵になる景色で、公的な登山道を歩いているかのようでもあった。鉄塔に向けて登り上げて行く。鉄塔は反り立つような高いものではなく、小ぶりで小さなものだった。
906高点峰登頂。鉄塔の場所から振り返ると、先ほどいた黒川三角点峰がいい立ち姿。送電線が尾根上を走っているためか、開けていて展望ピークであった。南に進んでゆくと、赤く塗られたプラスチックの円柱が立っていた。樹林間隔が広く、南側も居心地が良かった。ここからの尾根上には道形は消え、巡視路標柱が導いている。906高点から数え二つ目の標柱の場所で尾根を離れる。そのまま南に降りて行ってもいいようだが、巡視路は途中から東に向かう尾根に切られている。下降点の標柱には、「←杉林」といたずら書きされ進路が補助されている。これが無かったら少し迷う場所だろう。視覚的に東側にスギ林が見えるので、そこに向かえばいいと判断できるのだった。
東進する途中では、熊の糞も見られた。そして760mの肩にある鉄塔の場所に着く。鉄塔下は前年度に刈り払われたような印象で広くカヤが刈られていた。谷を挟んで、東の938.6高点峰がデンと構えている。鉄塔の足が邪魔するだけで、周囲展望を楽しめる場所であった。この場所からの下降路は、カヤの植生の中にあるのでやや判り辛い。よく見ると階段路が南に降りている。ここから下の巡視路階段は、古い木材が取り払われ、新しいものに更新されていた。古いものが集められている場所があり、木は腐るのでそのままでいいのが利点だろう。巡視路は、散策路のように長い丸太で土留めがされており、判り辛い斜面の中を、その土留めを追いながら九十九折で降りて行く。たぶんここは、階段路では落ち葉や土に埋まってしまうであろう場所で、長い丸太を使っていると思えた。
てっきり川上神社の方へ向かうのかと思いきや、最後は東に向かい後山沢側へと進む。沢の右岸には巡視路標柱があり、道が判らないものの渡渉して進むことが想像できる。迷犬は、この時季でも沢に入って水浴びしていた。寒さ感覚が人間とは全く違うよう。左岸側で進路を迷うが、平らな場所を選んで進んでゆくと、斜上してゆく道形が現れる。その道は林道後山線と出合うのだが、そこは林道起点の看板の出ている場所だった。往路に、巡視路があるとは全く気がつかなかった。その巡視路標柱は、大木になったスギの南側に立ち、北側の林道側から見えない位置なのだった。
ぐるっと反時計回りでの周回の今回。時計回りでも楽しめる場所ではあるが、尾根を登りに使う格好なので、1時間から1.5時間くらいは、余計に時間がかかるだろうと思う。往路に見た新しい林道に上で出合うかとも思ったが、950m峰以南では、東斜面にそれらしい場所は見降ろせなかった。