長沢三等点 1097.5m
小滝四等点 924.0m
2025.1.18(土)
くもり 単独 811高点より周回 行動時間:2H25M
@811高点6:41→(12M)→A890m尾根に乗る6:53→(48M)→B長沢三等点7:41〜49→(18M)→C995m肩分岐8:07→(3M)→D小滝四等点8:20〜22→(13M)→E墓地フェンス8:35〜39→(27M)→F戻る9:06
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| @811高点に駐車余地あり。 | @沢筋の左岸に青いリボンが下がる。ここから南に登る。 | かなり急登。足場が緩く流れる。 | A890mで主尾根に乗る。 |
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| 895m付近 | 930mピーク付近は止山のテープが流されている。 | 925m鞍部 | 鞍部から見る兜岩山側 |
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| 970m付近の熊の糞。 | 990m付近。見えるピークの北側にも熊のキジ場あり | 1010m肩 | 肩の場所から西に矢印が見られる。 |
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| これは熊ではなく鹿 | 1020m付近 | 1025m付近。倒木が尾根側に倒れ回廊のようになっている。 | 手前峰から見る長沢三角点峰 |
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| 吊り尾根は快適 | 吊り尾根は展望地。西側。 | 1040m付近 | 1060m付近。 |
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| B長沢三等点峰の南峰(最高所) | B北峰 | B北峰には、三角点にも見える境界標柱が見られる。 | B荒船山側 |
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| B中間峰から見る南峰。向こう側の方が3mほど高いよう。 | B長沢三等点は頭を見せていた。 | B北西角が割られていた。 | B長沢三等点 |
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| B焼きそばパンと | B長沢三等点峰を南から | B南峰から見る中間峰。 | 1045m付近。フジの群落。 |
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| 995m肩より南東側に下る。 | 900m付近で古い道形が現れる。 | その先で二俣分岐。左(東)の道が、点の記に書かれる道だろう。 | C小滝三角点峰。 |
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| C状態のいい、割られていない四等点標石。 | 930m峰 | 870m展望場 | 展望場から苦水地区 |
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| 尾根を降りると谷の中に墓地。 | Eフェンスの針金が民家側で縛られており、かなり解くのに苦労する。 | 村落内の道に出る | 伝ってきた墓地への道。かなり狭く民家に近接し、外来者が使うには勇気が要る。 |
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| 滑津川を渡り国道に出る。 | 滑津川は凍っていた。 | 林道相立駒込線に入って行く。 | 内堀橋の右岸は、地域の猟師の集合場所だった。 |
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| 猟師の集合場所の様子を上から | ポツンと、三階建ての立派な別荘らしき建物がある。 | F811高点に戻る。 |
前週の「武道」を計画した時に、同じ内山エリアで気になる場所を見つけた。この時の記事に、内山地区の寒さの話を書いたが、点の記内に「天然氷屋」と書かれた場所を見つけた。天然氷と言えば、有名どころでは秩父は皆野町の阿佐美冷蔵や日光、そして軽井沢で今も作られているが、以前は佐久の内山地区で作られていたことを知った。それほどに商売にできるほどに寒かったと言うことになる。
その天然氷屋が、点の記に書かれているのが長沢三等点。滑津川を挟んで前週が左岸で今回は右岸に位置する。北の駒込地区から登れば最短ではあるが、寒い時期であり点の記通りの南麓で行動することとする。麓側には小滝四等点もあり、抱き合わせに計画する。問題は駐車場所。苦水交差点のところに自販機の並ぶ余地があるが、ガードレールのところにチェーンが張ってあり、自由な駐車を拒んでいるように見えた。他にも無いことはないが、村落内はどこに置いても目立ってしまう。ストリートビューでかなり探し回って、少し山中に入った、地区の北側の811高点を基点にすることにした。
5時に家を出る西上州の出がけはマイナス2℃だった。内山トンネルを抜け出ると、しっかりと冷えておりマイナス10℃を車の外気温計が示していた。苦水交差点の西に、「林道相立駒込線」の看板が2つ見られる場所があり、ここから北進する。角には運送屋がある。滑津川を渡って登って行くと、811高点付近には3台分ほどの路肩余地がある。余地から山道が上がっている場所もあり、駐車する場合は適宜判断せねばならない。しばし夜明けを待つ。
6:41行動開始。811高点からは真北に谷筋があるが、その右岸側と、少し離れた左岸側にはっきりとした山道が上がっていた。しかし、伝いたい南の斜面には道形は無かった。理由はすぐに判り、急峻過ぎて道などつけられないような場所だった。水線の書かれた沢の入り口には青いリボンが結ばれていた。少し道形が在るようにも見えるが、北に進むと消滅していた。沢の中を進む道でも在ったのかもしれない。足の流れる斜面を這い上がって行く。赤土の上に鹿沼土を撒いたような場所で、かなり踏ん張らないと足場が流れてしまい、ここで滑落すればかなり痛い思いをするのが判る。前を行く迷犬も登り辛そうにしていた。
890m地点で主尾根に乗る。尾根の末端が西側にあるので、そこからの道形でもあるかと予想したが、尾根上にはそれらしい踏み跡はなかった。ただし下草は無く伝いやすい快適尾根が続く。この先の940m峰は岩峰のように地図から読めるが、露岩などは一切見られなかった。この付近から止山らしいテープが流されている。ただしこれらは、かなり以前から管理されなくなったようで、切れ切れの過去のもののように見えた。キノコの時期ではないので、後ろめたさは一切なく進んでゆく。
940m峰北側の暗部からは、朝日をバックにした兜岩山付近の山体がとてもきれいだった。970mの高みを過ぎると、新しい部類の熊の糞が見られた。アップダウンが連続するが、ほとんど負荷にならない程度で快適。登山対象の場所にしてもいいようにも思えた。北の無名峰がモルゲンロートとなりオレンジ色に輝く。995峰に乗り上げ東進から北進に変わると、ここにも熊の糞が見られ、何か所も大量にあり、彼らのキジ場のようであった。相変わらず下草は無く快適。障害物もほとんどない。
1010mの肩で北進から東進となる場所だが、ここには西を指す赤ペンキの矢印が書かれていた。その南側の木には、鹿の角痕が見られる。この先1020m付近から、倒木が多くなり、それらが尾根頂部に東西から倒れており進路を妨げる。風でなら倒れる方向が一方向であると思うが、交差するように倒れているのが不思議であった。1040m峰に乗り上げると、その先が目的峰でありもう僅か。ここからの北進は、西側の展望がよく快適。この時期は北アルプスの連なりが楽しめる。長沢三角点峰が近くなると、フジの群落があり夏頃はきれいだろうと想像する。最後は急登で、やや西に振って登って行く。
長沢点到達。と言いたいが南峰と言える最高所には標石は無かった。3つの高みで形成されており、北峰に白い標石がニョキっと立っていた。到着したと思って近づくと、それは三角点の標石ではなく境界標柱であった。これでまだ見ていないのは中間峰で、戻って行くと三角点の標石が顔を見せていた。やや残念なのは、北西角が割られていたこと。武道点も同じ位置が割られ、犯人は何か拘って北西角を割っているように思えた。ここも割られているということは、このエリアの他の点もやられていることになる。人工物はこれのみで国土地理院の杭なども見られなかった。無事に点に出会えたので、ここでヤキソバパンで朝食とする。中間峰と南峰との標高差は3mほどあるようだった。さて帰路。
往路を戻って、尾根の屈曲する995m峰から南東に下る。この高みにはクマに齧られた赤い杭が見られる。降りて行くと900m付近で道形に出会う。どこから上がってきたのか判らないような道形で、尾根の東側にも崩れた道形が見られた。南に進む道形を伝うと、その先で尾根を挟むように道形が東西に分かれて行っていた。東の道は、おそらく点の記に描かれている道形であろう。ここから道の無い尾根を進む。歩く人はいないようで、進路を邪魔する枝が多く、両手で分けながら進んでゆく。
小滝四等点到着。こちらは尾根上に250mmほど出ており、存在がすぐに判った。状態がよく割られていないことから、犯人は三等点以上を狙ってハンティングしているようであった。南に登ると一帯の最高峰があり、こちらの方が標石を埋設するのに適している。 西に緩く降りて行くと、870m付近に西の開けた場所があり、苦水地区が見下ろせる。さらに降りて行くと、谷の中に大きな墓石が見下ろせるようになる。地図記号通りなのだが、谷の中で水害とか大丈夫なのかと気にしてしまう。これらは右岸側なのだが、降りて行くのは左岸の尾根で、降り立つと古い墓石がたくさん見られた。そしてその南に獣除けのフェンスがあり門扉があった。
都合よく扉の場所に降り立ったと思ったのだが、フェンスと扉を固定している針金が、当然ながら民家のある南側で縛られていた。フェンスのひし形の空間から指を出して締結を外すのだが、これがかなり難儀する。バン線ほどの硬さと太さがあり、フェンスから僅かに出した指の握力くらいでは解けないのだった。そしてその向こうには民家が近接し、怪しいこと限りなし。なんとか開けて南に出る。ここからの進路も神経を使う。1mほどの幅の両側は獣除けのフェンスが続き、その間を迷路のように進む感じ。途中には民家が右(西)にあり、窓から普通にこちらが見える。ほとんど通らない墓地への通路を人が通っている形であった。自然と足速になった。
集落内の舗装路に出て振り返る。入口は少し舗装されているので、私有地ではなく一応は公道のようであった。出てくるにも勇気が必要だったが、こちらから入って行くにもかなり勇気がいる道に見えた。西に進むと、広い敷地を持つ公民館があった。ストリートビューで見ても、この場所を飛ばして撮影しているので確認できない場所であった。ここが先に判っていたら、ここを基点にしただろう。道なりに進むと滑津川を渡り苦水交差点に出る。この時に橋の上から滑津川を見たら、水面は厚く凍っていた。川が凍る様子を見たのは久しぶり、この付近の人は川でスケートができただろう。
国道の路肩を西に進む。ガードレールはあるが、歩道幅が狭く歩きは軽視された作りであった。廃業したスタンドまで進むと歩道幅が広くなる。そしてその先の運送屋の場所から、林道相立駒込線に入る。リンゴを出し齧りながら進んでゆくと内堀橋の先が何やら賑やか。オレンジ色のジャケットからして猟師とすぐに判った。すぐに緊張度が上がり構える。彼らにしたら、山中を勝手気ままに歩く私は邪魔でしかないだろう。
屯っているその場所に着くとすぐに「こちら側でやりますか」と聞くと、リーダーらしき人が、川向うを指して「今日はあっち」と言ってくれた。山中で8頭ほどの鹿を見たことを言うと、「鉄砲をもってはいれば・・・」と笑っていた。犬を連れていたので、好きな人も居るようで愛でてくれていた。猟師の車にも甲斐犬が乗っているケージがあった。少し砕けた話も出来、この猟友会の懐に少し入れたような感じであった。次に山中のどこかで会っても、黒い犬が目印となり、猟友会側もすぐに”アイツだ”と判るだろう。有益な接触となった。この場所は猟を始める前の集合場所のようであった。それにしても、猟師はみな高齢であった。これが日本の現状だろう。若い人はなかなか猟師にはならない。猟をしない。
登り上げて行くと、左側に三階建ての大きな建物がある、敷地面積も広く周囲はフェンスで囲まれている。見るからに別荘なのだが、舘ヶ沢の別荘地もそうだが、ほとんどが滑津川の左岸である南側に別荘地があるが、ここのみ右岸にポツンと存在していた。さらに進み811高点に戻る。
振り返る。川上村同様に、このエリアも鹿よけのフェンスが並ぶエリアになってしまった。民家のある近くには存在するので、当然そこに扉があるが、入山をした場所(扉)に戻るようにした方が無難。入山した時に帰路山手側から開けやすくして入ればいいのだが、そうじゃない場所では扉があっても開けられない場合も出てくるだろう。それを今回体験した。民家の無い場所はフェンスは無く、山中の811高点付近には無かった。水線のある谷を中心に、長沢点を最高所として、ぐるっと周るのも楽しいだろう。こちらならフェンスを気にせずともいい。

