乙父三等点(雨降山・大天莫ノ頭)    1026.1m     

  


  2025.3.22(土)


  晴れ    単独   構造改善センター南より      行動時間:2H17M


@560m余地5:36→(10M)→A貯水マス・巡視路入口5:46→(9M)→B調整池施設5:55→(51M)→C乙父三等点6:46〜53→(47M)→D乙父沢川渡渉7:40→(13M )→E戻る7:53
                                                                                                                                                                                                                                                           


 
@構造改善センター(斎場)南の変則三差路脇に広い余地あり。 巡視路標柱に従い東へ。東への道は地形図に描かれていない。 経路には倒木があり車の通行は出来ない状況だった。 A西から見る巡視路入口。ここに至る手前の西側に斜上するバンドあり、そこを伝った方が電気柵を回避できる。
       
A貯水マスがある場所から、黒部幹線と安曇幹線への標柱が立つ。 畑の南端に標柱が立ち、ここには電気柵とネットが張られている。 ネットの向こう側に出られる場所は限られる。 最初の鉄塔。黒部幹線。
   
Bこんな場所に調整池がある。農業用。 直線的な巡視路が続く。680m付近。 760m付近で尾根に乗る。 巡視路は鉄塔に向かうので、見える伐採地の中を西へ向かっていた。
   
840m付近 900m付近。露岩帯。 905m付近に沢山のマーキングがある。西の下側に林道在り。帰路はここから下降。 920m付近の二重山稜
       
985m付近。露岩が増える。 1000m付近 C乙父三等点峰。雨降山 大天幕ノ頭 C北西角が割られた三等点
       
C標識1 C標識2 Cヤキソバパンと C南から山頂
       
少し南に進むと天丸山がよく見える。 西へ下降してゆく。 990m付近で林道に乗る。変則三差路を北に進路をとる。ここは、下に進んだ方が良かったかも。 950m付近で終点。終点の先は二重三両の場所だった。
       
905m付近のマーキングの場所から西へ。 尾根から見降ろすと、すぐ下に林道が見える。 林道終点から降りてきた場所を見上げる。ここを下側に伝ったが、再び終点地となった。 810m付近の終点地から振り返る。
       
710m付近。沢の中にマーキング。林班のよう。 660m付近。ザレた場所。この先が伝いづらい。 625m付近にドラム缶と、そこから導水管が続いていた。 625m付近から下。
       
乙父沢川右岸に降り立つ。深い所や流れの強い場所があり、上流側に遡り渡渉。 D緩い流れの場所で渡渉 林道から見る降りてきた沢 木炭製造所の材料ヤード
       
これは水神様だろう E戻る




 降雪後の週末。
来客予定が出来、早々に家に戻っておらねばならなく、西上州の近場で遊ぶことにした。春の緩いボタ雪だったのと、そこからの融雪が早いだろうと、雪の残りそうな北斜面で見繕う。
 

 

 乙父三等点峰には、2017年のこの時期に一度登っている。大天莫ノ頭とも雨降山とも言われる場所である。この時は西側よりアプローチした。今回は、北側の巡視路を利用して登ってみようと考えた。地図を見ると、尾根末端は神寄地区東にあり、本来はここから登れば登頂感があるだろう。でも尾根を横切るように送電線が走っており、それも2本ある。巡視路を使わない手はないだろう。 

 

 いつものようにセブンの下仁田インター店に立ち寄る。従業員からの話が店長に伝わったのか、陳列棚にはしっかりヤキソバパンが並んでいた。コーヒーで暖まりながら湯の沢トンネルを潜って上野村に入る。そして川の駅に車を入れて夜明けを待つ。この日の起点にした場所は斎場である乙父地区構造改善センターとしたために、暗いうちからそこに入り待機しているのは憚れた。少し明るくなってから動き出す。斎場は広い駐車場を有していた。そこから南に進むと、299号の下にも余地があり、さらに南に進むと変則三差路の場所にも5台ほど停められそうな余地があった。ここは国道から下ってきてのカーブの場所で、大型バスなどが斎場へ向かうためのカーブ余地と判る。邪魔にならないようにガードレールに寄せて停める。 

 

 5:36行動開始。北に進み最初に出合う分岐の場所に巡視路道標が立っている。矢印の示す東側に緩く降りて行き、乙父沢を橋で跨ぐ。この道は地形図に描かれない道で、そのまま舗装路を伝って進む。状態がいいので、車で入ってくればよかったと思うほどだったが、途中でアカマツの大木が倒れ道を塞いでいた。雪の上に轍が出来ていない理由がここで分かった。東に登って行くと、南側に斜上してゆく登路が見えてくる。あとで思うのだが、巡視路に行くならここを登った方がいい。 

 

 そのまま東に行くと、755番の電柱が立つ前に貯水枡がある。その西側に「黒部幹線」と「安曇幹線」の二本の巡視路標柱が立つ。ここで舗装路を離れ南進が始まる。畑の中は道の場所が判らず適当に進むと、その畑の南端に新しい巡視路標柱が見えてくる。ここには、電気柵の出入り口が造られ南側には抜けられるのだが、その先には黒いネットが張られていた。二重の防御になっていたのだった。このネットは開けられる隙が無くどうしようかと迷っていたところ。押しても引いてもダメなら上げてみようと、上げるとすんなりと下側に空間ができ抜けることができた。このことから、前述の西側の場所から取付いた方が、初めからネットの山手側で行動できるように思えた。 

 

 ネットのわずか先に最初の鉄塔が建っている。最近のドブ浸けメッキ仕様ではなく、さび止めが施された鉄骨が使われていた。この先で、黒川三等点の時と同様の、地産の材で階段路が造られていた。登って行くと、何か施設が見えてくる。こんな場所になんだろうと近づいてゆくと、農業用の調整池施設であった。巡視路入口に在ったのは、ここから流れて行った水が貯められていたのだろう。地図を見ても特に沢筋は無い場所で、どこから引いてきているのだろうかと思う。ここからの進路は九十九折に切られた場所は無く、ほぼ直線的に進んでゆく。尾根上と言うよりは、尾根を南東に斜上してゆく道であった。 

 

 760mで尾根に乗る。すぐ上側から伐採地が広がる。送電線の下であり、それが為の伐採地であった。途中から巡視路は西に向かう。西の尾根の肩に鉄塔が見えていた。ここで巡視路を離れ適当に尾根上を進んでゆく。150mmから200mmほどのツボ足だが、さほど負荷にはなっていなかった。このエリアも下草は無い。時折マーキングが見られ好事家が登っているのが判る。900m付近から露岩が現れるが、危険度の全くない細尾根であった。その先、905m付近には、賑やかすぎるほどにマーキングされていた。6本ほど巻かれていたと思う。何かを示した場所のようだが、往路のこの時は判らなかった。 

 

 920m付近からは、尾根が東西に2本走る二重山稜ぎみの地形となる。西も東も、どちらを選んでも大きく差異は無いようだった。この先、980m付近からは再び露岩帯が現れる。小規模な妙高山のような岩の場所で、そこを抜けて行くのだが、厳冬期や低温期の場合はアイゼンを出したい場所に思えた。この辺りから西を見ると小倉山が確認できる。 

 

 乙父三等点登頂。標石は、北西角がわずかに割られていた。2017年以降で取り付けられた標識が2枚見られる。少し南に行くと、天丸山の独特の山容を望むことができる。迷犬とヤキソバパンで朝食とする。ピストンではつまらないので、帰路は西側に尾根を降りてみることにした。 

 

 標石から南に進み、そこからの西へ向かう尾根に入る。降りて行くと990m付近で林道に乗った。ここは三叉路になっており、戻る側の北に向かう道を選ぶ。この時、南西に降りて行く道を選んだ方が良かったかもしれない。進んでゆくと崩落地があり押し出しがあり、とても伝いづらい場所で、進んだ先で終点となるのだが、なんてことはない二重山稜の場所の西側だった。なにか無駄なアルバイトをしたような感じで、尾根をそのまま戻った方が早かったことになる。 

 

 そして905m付近のマーキングが乱打された場所になる。西側を見ると、下に林道が見えていた。このためかと思い下って行くと、下った先が林道終点地で、次は下に向かう道を伝い南進。ターンして北進となり、810m付近で再び終点となった。林道に2回フラれたので、ここからは伝家の宝刀である谷下りとする。ピリッとしないここまでに対し、少し緊張感を伴う歩行にしたかった。降りて行くと、主谷の710m付近に、上で見たのと同じピンクのマーキングが見られた。これは林班の境を示しているものだろう。ここからは雪の下はザレで、岩盤が潜んでいないかと注意しながら探る様に降りて行く。大きなゴーロ帯となると、落ち葉の堆積も多く膝上まで潜るような場所だった。両岸からの雪の堆積も混じり、いろな硬さと柔らかさの中を降りて行く。 

 

 625m付近には、青いドラム缶が落ちていた。上から落ちてきたのかと思いきや、見ると黒い導水管が伴っていた。今は使われていないが、以前はどこかへ水を送っていたようだった。往路に見た調整池などへも、どこかのこんな場所から引いているのかもしれないと思えた。この下側はやや小滝のようになっており降りづらい。右岸側に移り、そこにある崖地形の中の小尾根を使って降りて行く。 

 

 乙父沢川の右岸に降り立つ。流れは深い場所もあれば急な場所もあり、少し上流側に移動しつつ渡れそうな場所を探す。降りた沢の出会いから40mほど上流で水深が浅く左岸に移る。左岸には岩盤があり、そこを這い上がり舗装林道に乗る。林道から降りてきた沢を見る。通ってきたものの、登りにも下りにも使いたくないような地形に見えていた。ここの電柱には181番とフラれていた。 

 

 北に戻って行くと木炭製造工場がある。南側に玉切りした貯木ヤードがあり、たくさんの木が積まれていた。中には腐ったものも多く、集められたすべてが商品になるのではなく、ここで腐って行くものも多いようであった。この先西側に石祠が見えてくる。その北側には樋のような石積み構造があり、以前はここに流れがあり、祠は水神様だろうと思えた。わずか先の乙父沢川堰堤がある。右岸には往路に伝った林道が見えてくる。畑の中にポツンと石仏があったり、ほんわかする田舎の景色があった。車に戻る。 

 

  

 

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