論ノトヤ四等点 1496.9m
2025.11.1(土)
くもり 単独 北麓浅間橋より 行動時間:2H53M
@浅間橋東5:58→(15M)→A破線林道出合6:13→(65M)→B論ノトヤ四等点7:18〜25→(14M)→C1490m立入禁止看板7:39→(54M)→D破線路1350m付近8:33→(18M
)→E戻る8:51
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| @浅間橋東の余地から | 気象庁の道沿いには、監視カメラが増設されていた。 | A地形図の破線路との出合 | 下の舞台溶岩の北東端斜面。巻いて進んで行く。 |
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| 下の舞台溶岩を巻き終え南進。1385m付近 | 1390m付近から浅間山が望めるようになる。 | 1430m付近。おおむね歩き易い。 | 1450m付近。カラマツの幼木帯。 |
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| 1460m付近。紅葉が綺麗な付近。足許はクロマメノキ。 | 1480m付近。監視施設への林道幅を跨ぐ。 | 1480m付近から東(上信国境)。 | 1480m付近。一番深い地形。高低差は6mくらい。浅い場所を選んで進んで行く。 |
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| 1490m付近。谷部に降りたら南に登り返し。 | 下草はシダ類が主で伝い易い斜面。 | 谷を挟んでの西に居たので、東へズレてゆく。途中に深い谷あり。 | 三角点付近になると、ピンクのマーキングが続いていた。無積雪期のモノ。 |
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| B論ノトヤ四等点到着。広い緩斜面にある斜面点で、GPSが無かったら見つけられないような場所にある。 | B落ち葉に埋もれた標石。 | B無傷の四等点 | B北から見る。国土地理院尾プラスチック標柱が立つ。 |
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| B北側は、北東側が伝い易い斜面。 | Bヤキソバパンと | B北側にナナカマド | 1485m付近。標石の北東斜面は至極快適。 |
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| 1475m付近に広い平地がある。 | 深い溝を跨いで北へ。 | クロマメノキはまだのどを潤してくれた。 | C1490m付近の溝の中に見られた。以前はここまで遊歩道が在ったよう。 |
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| 1495m付近。見ごたえのある自然地形。ここが黒豆原溶岩域。 | 1495m付近から見る西側。 | 1495m付近から北側 | 深い溝に挟まれた中州地形。浅間山がガスに覆われ始めた。 |
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| 北東側。 | 1480m付近。林道幅を跨ぐ。 | 1470m付近。歩き易い場所を進むと、往路とほぼ同じような場所を進んでいた。 | 秋色 |
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| 1365m付近。有料道路に沿うように戻ってゆく。道路側に寄らない方が進みやすい。 | D1350m付近。破線路を跨ぐ。写真奥に有料道路。 | E浅間橋東に戻る。 |
浅間山の東麓、有料道路より以西で最後に未踏だった場所が論ノトヤ四等点。「サトノトヤ」なのか「ロンノトヤ」なのか読みが不明な場所。自治体や林業のサイトに文字が見えるが結局読みが判らない。そこは点の記、ルビがふってあることで後者が正解と判った。そしてこの付近の地名のようであった。週中の予報では、前日の雨が朝まで尾を引くようだったが、金曜日の夜には日が変わるころには雨は上がるようだった。
さて狙い方だが、東からだと浅間六里ヶ原休憩所からが最短だが、キャンプ場となってしまった今は、駐車場に停め辛くなってしまった。その前に、道を挟んだ西側は西武の所有地で新しい注意看板も設置されている。それらが雪に埋まる時期ならまだ入りやすいが、無積雪期は東からは厳しいと判断していた。黒豆ヶ原点を踏んでいるじゃないかと言われそうだが、この時は積雪期であり「立入禁止」は判らなかったのと知らなかった。ここで小浅間側から馬返しを下ってのアプローチも考えた。その馬返しからの谷地形はササの植生で、それを避けるのに谷より西側を伝えばいいかとかなり地形図を眺めた。しかし下ってのアプローチかつ帰りはそこの登り返しで面白くない。最後に北からのアプローチだが、一度師志古点を踏んでいるので、似たような経路で新鮮さが無いと思えた。そこの回避として下の溶岩舞台に上がらずに、師志古点付近を通過せずに溶岩の縁を巻いて上がろうと考えた。
4時に家を出る。夜半でだいぶ強風が吹いたようで碓氷バイパスも万山望の峠道も落ち葉で凄いことになっていた。腕ほどの太さの倒木もあり、これだと台風一過のようだと思えた。この日は快晴予報の日であった。浅間牧場を左折し浅間園へと向かって行く。ここもご多分に漏れず落ち葉が大量で、スリップしないかとゆっくり進んでゆく。そして浅間橋東の余地に入れる。ここの利用は今回で3回目になる。夜明けをしばし待つ。
5:58出発。これだけ熊のニュースが伝えられる昨今、ここ浅間北麓も生息地であり、もしもの為に山鉈を腰にぶら下げる。本意ではないのだが・・・。臆病な動物筆頭だと思っていた熊が、人を恐れなくなっているよう。まあ使うことはないとは思うが、何かあったらバリエーション行動は叩かれてしまうのは間違いない。丸腰ではまず負けてしまうので、リスク回避のアイテムであった。自然で遊ばせてもらうのに、こんな気持ちでいいのかと本当はここのような場所では持ちたくはないのだが・・・。前回同様に有料道路への連絡道を伝い、その先は自転車道と有料道路の間を進んでゆく。そして東屋が見えたら、その先で気象庁の道に入る。
前々週に歩いているのですぐに気がついたが、新たに監視カメラが増設してあった。筑波大の関係者の作業だとは思うが、データ収集に頻繁にここを訪れているようだった。出発から15分で、破線路の林道幅に出合う。南には下の舞台溶岩の末端があり、今日はその下側を巻いて南に行く計画としている。舞台溶岩の崖下のような場所なので、そこに獣道も出来ていた。いくつも交錯するそれらを拾いながら進んでゆく。倒木などは少なく、溶岩の落石もほぼ無いような場所が続き、難なく東を巻いて南進に入ることができた。
ニュースのことがあるので、いつも以上に緊張感を持っていた。溶岩での岩穴のような場所も多く見られ、それらからの動きがないか注意を払っていた。南風の日だったので、進路側に居れば匂いがしてくるはず。視覚情報に加え臭いにも気を払っていた。初めての場所であり、どんな地形が待っているかと気になったが、樹林帯から出たあたりからは、地形図に見える通りの緩斜面で伝いやすかった。バラエティーに富んだ植生で、カラマツの幼木が続くと思ったら、高木の生える下草の多い場所が現れたりした。なるべく負荷の無い場所を選びながら進んでゆく。カラマツが黄色く色づき秋らしい景色だった。進む先にクッキリと浅間山が見えていた。
1435m付近には古い空き缶が落ちていた。ここを伝う好事家がいるようだ。1460m付近には栄養ドリンクの瓶も見られた。こんな場所でそれほど栄養が必要かと思うと、もしかしたら冬季のスキーヤーが上側斜面で落としたモノのような気もした。付近のクロマメノキも赤く紅葉し、そこによく熟した実も残り甘く美味しい山の恵みでを楽しむ。進んでゆくと黒豆ヶ原の時に伝った林道が現れる。これは上部にある施設への管理用道路で間違いないだろう。上部に要塞のような施設がある。冬季には似たような道が複数本ある様に見えたが、この無積雪期の踏査でこの一本しかないことが判った。
南に進んでゆくと初めて、深い谷が進路を妨げる。深く広い谷で6mほどの高低差があった。上流部はもっと深みが増すので下流側に行くと、段差が緩い場所があり谷の中に降りて行く。そしてそこから登り返しで、本来はこの辺りからは南東に進めばよかったものの、ずっと南進で来ていたので、そのまま南に這い上がった。ちょうど黒豆原溶岩の南側で地形図で一番ゲジゲジと書かれている辺りを登って行っていた。その起伏の強い地形を目の当たりにして、上に行ってから地形図を確認して現在地が判った。東にズレて行き、地形図上で2匹の芋虫のように描かれている地形を横切って行く。そこには深く狭い谷が存在していた。
東側の緩斜面地形に乗ると、なぜかピンクのマーキングが点在していた。取りつけた高さからして無積雪期の行動者であった。三角点探訪者のモノかとも思ったが、ちょっと違うようだった。小高い場所は無く緩斜面地形。自力で標石を見つけるのはまず無理と判る。利器に頼って点に寄せて行くと、向かう先に国土地理院の白い角柱が見えた。すぐ横には中径木が生えており、なんとも変な場所に埋設してあるように見えた。先ほどのマーキングはここには無く逸れた場所に続いていた。論ノトヤ四等点標石は落ち葉に埋もれた状態であり、きれいな無傷のモノだった。木々の間から浅間が仰ぎ見られるが、展望のある場所ではなかった。東側は西側より下草が無く、帰路は北東側に降りて行ってみる。
三角点からの北東や北側はとても歩きやすい斜面だった。その途中の1475m付近には広い平坦地も存在していた。往路に通過した、深い谷地形の上流部に自然美があり立ち寄って行く。深い谷を跨ぎ左岸に乗ったら西に進んでゆく。やはり上に行くほどに谷形状は深くなり、途中でまた別の溝の中に入るとそこに、「これより立入禁止」と書かれた看板が落ちていた。これを見て昔の記憶を思い出せた。”そうだ六里ヶ原の休憩所から西に散策路が在ったのだった”と。現在の信号のある場所に道標らしきものが立ち、横断歩道も書かれ道を渡って多くの人が西を散策していた記憶が蘇った。自分自身も一度歩いている。いつしか廃道になってしまっているのは、やはり火山噴火レベルを自治体が共有するようになってからだろう。事故があれば管理不行き届きとなるのだから・・・。当時のモノがここに残っていたようだった。そしてここには魅せる自然地形があり、とても心地いい場所だった。360度方向にひらけており、西には前々週にゴジラをたくさん見たたてがみのような溶岩の場所があり、そこには目立つ槍の穂先も見えていた。麓側の景色もきれいで、広く緩く続く地形が下界での滓を取ってくれるようだった。大満足で下山に入る。
下山はずっと大展望を見ながらなので心地いいこと限りなし。展望が良いってことは遮るものがないってことでもあり、風があれば吹き曝しの場所ではあった。ここは冬がいいのは間違いないが、秋も紅葉が伴い適期と思えた。1480m付近で林道幅を跨ぎ、その先の小尾根は、頭大の岩が赤ペンキで塗られている場所がある。東西に続く小尾根上にそれが続いており、その一つを見ながら小尾根を越えて行く。伝いやすい場所を選びながら進んでゆくと、ほぼ往路と同じ場所を歩いているようだった。
帰路は有料道路沿いを歩いてみようと寄って行く。その有料道路の両側は草地で歩道のようだが、歩行禁止なので歩けない。その15mほど西側を選んでみたが、野草が深かったり、道路管理のためのだろう伐木が転がっていたりと伝いづらかった。ここの通過は有料道路から離れるほどに歩きやすかった。そして南側に獣道が多く、北に進むと薄くなる印象だった。ちらほらとシカの糞もあり、糞から見る頭数は、ここ一帯ではあまり多くはないようだった。そもそもこの溶岩地形では、あまり食料になる木が育たないのだろうとも思えた。
1350mで破線林道を跨ぐ。跨いだ先西側にも監視カメラがある。カメラの場所はマーキングが乱打されているので分かり易い。何の仕掛けなのか、目の細かいステンレスの網が地面に設置されている場所もあった。有料道路を右に見ながら、20mほどオフセットした位置を北に進んでゆく。前回に見ているイノシシの土抗の跡は、前日の強風での落ち葉が覆っており、違和感のない自然の姿に戻っていた。前回は耕作した畑のようになっていた。連絡道に出て浅間橋東に戻る。
振り返る。GPSにあまり頼りたくない人もいるだろうが、ここにおいては地形図とコンパスだけで探すのはかなり困難と思えた現地であった。探す人数が多ければ別だが・・・。今回、北からのアプローチだったが、とても心地いい斜面を楽しめた。浅間山の北麓は楽しい。嬬恋村エリアは楽しい。


