針の山     1343m       三本松三等点     1661.6m



  2025.7.26(土)


  くもり    単独      針の山散策歩道より     行動時間:2H56M


@散策歩道入口5:03→(30M)→A針の山5:33〜38→(27M)→B林道湯川線終点6:05→(37M)→C三本松三等点6:42〜48→(22M)→D林道終点帰り7:10→(28M )→E針の山帰り7:38〜40→(19M )→F戻る7:59

                                                                                                                                                                                                                                                           


 
@針の山散策歩道に入る。 @入口にある案内図。 @針の山も掲載 @入口から見る鯨岩
       
最初は石積み護岸の道で続く。 最初の道標。鉄製の道標が続く。 残り80mといたずら書きされているもの。 1250m付近。大岩のある展望地。
   
1320m付近。道形を倒木が塞ぐ。 1330m付近。北アの木挽山にある入道岩の雰囲気。 A針の山登頂。東西に細長い山頂部。 A東側の露岩にケルン
   
A西側の露岩にもケルン A山頂中央部 A針の山から北西。晴れていたら八ヶ岳が見えるだろう。 針の山から東に尾根を行く。尾根道あり。
       
途中の1410mピークに大ぶりな岩が見られる。 1420高点 B林道湯川線の終点に出る。上に行くには終点から東へ上る。 谷を行くと1535m付近に湧水地あり。
       
1570m付近。下草なく快適。 1610m付近に巨岩あり 1640m付近。シャクナゲが出だす。 1655m付近。直下。ここも伐採されていた。
       
C三本松三等点峰。北から。 C南西角がわずかに割られた三等点。 C南から C南尾根
       
C西の立木に古い標識が見られた。 Cヤキソバパンと 北側にある大岩に赤ペンキで矢印が描かれていた。矢印は山頂側を指している。 矢印
       
1600m付近。シャクナゲ帯 1600mの尾根の屈曲点。ここから西へ。東の植生は広葉樹。西は針葉樹。ヒノキも見られた。 途中の、林業作業後のワイヤー残置場所。 D林道終点帰り
       
E針の山帰り D針の山から見る三本松三角点峰。 E歩道出口 E駐車スペースはあるが、微妙な広さで停め方に苦慮する。複数台で訪れた場合はいいだろう。
       
下山後は本谷川渓谷でクールダウン。




 増富ラジウム温泉の東、本谷川右岸
山体に三本松三等点峰がある。日本山名事典には「三本木」として掲載してあり、18年前のこの時期に魔子ならびに善ノ頭とともに踏んでいる場所。今回は、「三本松三等点」の場所として、その点の記に従って南麓から狙ってみる。この点の記の絵図は、大きくは違わないが、少し現地と違って描かれている。下側の道に対し、その以北の尾根と谷の位置がおかしい。よって経路にある針の山へのコースに違和感を抱く。人の手作業にて記述されているので、担当者の性格とか描画技量が現れてしまっているよう。今回、この針の山も目的の場所。地形図にも山名事典にも掲載は無いので、これまでに登っていなかった場所だった。
 

 

 今年も暑い夏であり、入山口・下山口に流れがある場所はありがたい。本谷川渓谷の存在は、連れる迷犬をクルールダウンさせるのに都合がいい。40度近い体温で毛皮を着ながら登山しているのだから、人間よりはるかに登山は酷だろう。不平不満は一切言わないが、そこは飼い主が考慮せねばならない。ここは樹林帯の中で行動できるようであり、夏でも適当と判断したのだが、現地は如何に・・・。 

 

 2:30に西上州を出る。27もありエアコンを入れてスタートする。10年ほど前までは、窓を開けて冷気を受けながら走れたのに・・・。佐久に上がり141号を伝って川上村に入ると、高原野菜の収穫最盛期であちこちの畑に投光器が光っていた。そしてさすがの川上村、外気温は17であった。信州峠を越えてみずがき湖に降り、増富温泉側に進んでゆく。本沢川沿いで涼しいには涼しいが当然湿度は高い。車の外気温計は1を示していた。 

 

 本沢渓谷には駐車余地がいくつか在るのだが、微妙に停め辛い場所が多い。その場所にベンチが在ったり、広みにバーベキュー跡が在ったり・・・。鯨岩の斜向かいに縦列駐車なら4台ほど停められる場所がある。奥に入れてしまうと、手前に停められたら出られなくなるので入口付近に停める。もったいない使い方だが、リスクを思うと仕方がなかった。 

 

 5:03行動開始。鯨岩横の「針の山散策歩道」入口から入山してゆく。歩道から見下ろすと、確かにそこに鯨が居た。石積みで歩道の護岸がされた道を進んでゆく。錆が進んだ標識が見られ、そこに書かれているレタリングに昭和が感じられた。ハッキリとした道形で続き、細かく九十九折を繰り返しながら高度を上げて行く。道に落ち葉が堆積している様子からは、ほとんど歩かれなくなった場所だろうと感じられた。時折見える鉄製の道標が道の場所を示しているのだが、観光目的で歩くのには今の歩道状況かなり不明瞭だろうと思えた。 

 

 1250mの大岩の基部まで鉄製の標識が続いたが、そこから上は現れなかった。ここから上は、やや大きく西を巻く場所があるので、これまでの細かい九十九折と調子が違うので注意したい。倒木が道形の場所を覆っている斜面もあり、1250m以下と以上では、やや道の状態が変わっていた。倒木の様子からは、もう北杜市でも管理していない場所となったよう。北杜市も広範囲になり、手が回らないのだろう。増富村だったら修繕しただろうと思う。 

 

 1330m付近には、北アの木挽山山頂に在るような奇岩が見られる。「入道岩」と言っていい形をしており、大きさ的にも木挽山のモノと似ており懐かしさを感じた。もうそろそろ、空がひらけ明るくなってきた。 渓谷の散策歩道としてはちょうどいい距離だろう。等高線の混みようからは、こんな場所に道を切るのは不適と思えるが、作道当時は増富ラジウム温泉街も賑わい観光インフラに余裕があったのだろう。

 

 針の山登頂。東西に長い山頂で、その東西に同じような露岩があり、上にはケルンが作られていた。学童登山の場所でもあったので、登頂記念に児童が積んだものかもしれない。北側は展望が得られ、この日は曇りでガスも垂れ込めていたが、晴れていたら八ヶ岳も見えただろう。北東側には送電線鉄塔を従えたピークが見える。三本松三角点峰で間違いない。ここから見ると結構遠くに見えていた。この先の尾根がどんな様子か分からないので、その遠さからは経路が酷かったら降りてしまおうとも思っていた。山名になっている背景の薄い場所だったが、歩道途中では露岩多く見ている。今ほどに植生が育っていない頃には、増富地区から見ると露岩がトゲトゲしているように見えていたのだろうと思えた。 

 

 鉢の山から東に降りて、尾根を北に進んでゆく。降りだしてすぐに気づかされるのだが、ここには尾根道が存在していたのだった。杣道として古くから在ったのかもしれないが、針の山が地域の登山の場所になっていることから、魔子側と絡めたコースが存在していたのではないかとも思った。下草はほとんどなく昇仙峡付近の山を歩いているかのような印象であった。伝う人はほとんどいないだろう場所であり、普通なら自然に戻りたがると思うが分け進む場所は一切なく快適も快適。これはかなり予想外であった。点の記に針の山からも「道形が在る」とあればそこまで思わなかったが・・・。 

 

 1410m付近にある途中のピークには、その上に露岩が乗っており目立つウェイポイントとなる。このピークの先が1420高点となるが、気にしていないと通過点でしかなかった。そして進路前方が明るくなり林道が在ることが判る。現地は地形図通りに終点地があり、その手前50m付近で湯川線に乗る。そこから上側は崖地形で取り付けず、終点まで進んでから東に這い上がって行く。これまで尾根道があったので、林道より上側にも存在すると予想したが、以東での行動で道形に出合うことは無かった。 

 

 1480m付近から尾根が広がり、ここから歩きやすい場所を拾って進んで行ったら、1525m付近に湧水地があった。水場として使えるほどに流れ出ており水音を響かせていた。ここはまだ樹林帯の中だったが、この上側の1560m付近から一帯が明るくなる。そこは古い伐採地であった。谷地形の延長線辺りを歩いている中で、1610m付近の南の尾根には巨岩が現れる。獣の臭いでもしたのか迷犬がサッとその方向へ動き出し慌てて呼び戻す。基部に岩穴があるように見えた。東進が終わったのが1640m付近で、ここで北尾根に乗り上げる。辺りにはシャクナゲが蔓延り、尾根が伝えずに下側を巻く。もう進む先にピークが見えている。その直下まで伐採痕が残っていた。 

 

 三本松三等点峰登頂、18年前には気が付かなかったが、西側の木に薄く細い標識が縛られていた。おそらくは「三本木」とあったはずである。今は判読できないほどになっていた。標石は、南西角が薄くはく離したように割られていた。迷犬は、かなりへばっていた。ここから魔子側に進んだら苦情が出ただろう。二度目の登頂。再び訪れることはないだろう場所。周囲をよく見て記憶に留める。ヤキソバパンを分かち合ったら下山に入る。 

 

 帰路は北尾根を伝ってみる。露岩がかなり点在する尾根で、1620m付近にある大ぶりの西側に、赤ペンキで矢印がされていた。指す方向は山頂側であった。これは林班のものかもしれない。帰路はシャクナゲ帯を分け入ろうとも思ったが、結構密生で跳ね返された。再び下巻いて尾根に戻る。1590mの肩で北進から西進に変わる。ここは東が広葉樹で西が針葉樹、カラマツが多い中で一部ヒノキも見られた。西に降りて行くと造林看板が落ちており、そのさらに西には大量のワイヤーが残置されていた。一帯が伐採された時に支点となった木がワイヤーを巻きつけられながら横たわっていた。 

 

 1550mの尾根が分かれる場所は、まんまと北側に引き込まれ進路方角が変わったので西尾根に修正する。林道上の最後は、うまく降りられないかと場所を探ったが、尾根末端では降りられず。北に進んでから林道終点に降りた。獣もそうしているようで、現地にはトラバースするような道が出来ていた。林道に戻り、そして跨ぐように針の山側へと戻って行く。一度歩いた尾根であり、外すような場所もないことが判っているので気が楽だった。そして犬は臭覚が長けている。周回路を歩く時の後半に対し、今回のような往復路の下山時は、あからさまに元気がいい。もう帰りってことが判っているのだろう。 

 

 針の山に戻り小休止。この時もまだ八ヶ岳側はガスの中だった。7時半を少し回ったくらいの時間だが、もう十分暑い。幸い麓には渓谷の流れがあり水遊びができる。そのことをニンジンのようにして下山に入る。上からの下山だと、往路で通過しているのに進路を迷った場所があった。大岩前に鉄の標識がある上側で、どうしても九十九折の道が多いので九十九を探してしまうが、一部に尾根上の直進路もあるので注意したい再び九十九折を繰り返しながら降りて行く。途中本谷川に沿って麓側に向かう道が分かれている。昔道なのかもしれない。 

 

 車道に降り立ち装備を解除したら、本谷川で水遊びをする。ただしここの流れは急流の部類であり、遊ぶには流れの緩い場所を選ばないとならなかった。駐車場近くでは速い場所ばかりで、上流に40mほど行った場所の瀬が幾分緩やかだった。そうそう、下草が皆無だったせいか、ダニの付着は一匹も見られなかった。 



    

   

   
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