瓢箪山   1637.3m                            
    

 
  2010.10.17(日)   


   晴れ       単独       とがの木台駐車場より       行動時間3H8M


@とがの木台P8:30→(17M)→Aふくべ山展望台8:47〜53→(15M)→B1600m峰9:08→(25M)→C1630m峰9:33→(23M)→D瓢箪山9:56〜10:14→(52M)→E1600m峰直下帰り11:06→(19M)→Fふくべ山展望台帰り11:25→(13M)→Gとがの木台11:38


bu-su.jpg  toganokidai.jpg  hakusan.jpg  enchi.jpg 
白山スーパー林道、中宮料金所(6:00頃) @とがの木台駐車場より県境側。 @とがの木台より白山。 @ふくべ山展望台への入口。
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@最初の階段。流れが有り水が得られる。 展望台への山道。散策路にしては、なかなかの傾斜。 Aふくべ山展望台と1600m峰。 A展望台から北アルプス。穂高の主稜線が見事。
tenboudai2.jpg  tenboudaihakusan.jpg  higashigawa.jpg  tenboudainishi.jpg 
A強固な展望台。自然と同化している。 A展望台上から観る白山。 A展望台から東。 A展望台から東。藪に突入。尾根北側が歩き易い。
1590.jpg  1590ushiro.jpg  1600.jpg  1600sanpouiwa.jpg 
1600m峰に向けて。(1590m付近) 1590m付近から登ってきた斜面。経路、場所を選ばないと激薮。 1600m峰直下。この赤いマーキングは1600m山頂で途絶える。 B1600m峰から見る三方岩岳。
1600hukube.jpg  1600nishi.jpg  1600nishianbu.jpg  1630ganpou.jpg 
B1600m峰から見る瓢箪山。 1600m峰西側は、ササの中を潜るように進む。 道形のような場所もあり、このリボンが続く。(回収しておいて欲しかった) 1600m峰と瓢箪山との中間峰。この1630m峰は岩峰。往路は北を巻き、復路は南を巻いた。
1630.jpg  1620karahukube.jpg  1620karaoiduru.jpg  yaseone.jpg 
C1630m峰から見る瓢箪山。 1630m峰西側から。少し展望尾根的な様相。 途中の痩せ尾根から笈ヶ岳側。 痩せ尾根から瓢箪山。冬季のここはナイフリッジになるだろう。
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D瓢箪山山頂から東側を見る。正面の木にリボンが2本下がる。 D瓢箪山から国見山側。 D瓢箪山の唯一の標識。(のうひの山を登る会:2010/9/5設置) D三等点が顔を出している。冬季通過者は多いだろうが、無積雪期にこれを見る人は稀だろう
saikousyokarasakkakuten.jpg  hurikaeru.jpg  yaseonerinsou.jpg  1600toraba.jpg 
D最高所から見る三角点の場所。中央に見える針葉樹付近。山頂やや南側にある。 下山しだし、途中の痩せ尾根付近から振り返る。 県境から見下ろすスーパー林道(中央に白く)。 帰りは1630m峰南側をトラバース。
1600tenboudai.jpg  1600michi.jpg  1570.jpg  tenboudaikaeri.jpg 
1600m峰西側から見る展望台。 1600m峰にある掘れた道形?  1600m峰南、1570m付近。紅葉の中を下る。 E展望台は観光客で賑わう。
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秋の行楽シーズン。渋滞が始まっていた。 F下山。車列はほとんど停まった状態。 F駐車場から見る西側の紅葉。



前日は、吉野谷の大瓢箪山を登頂。さて今日は、石川・岐阜県境の瓢箪山へ行く「瓢箪シリーズ」の第二弾。どちらかと言うと、大瓢箪山の方が距離があり、藪も濃いだろうとの思いがあり、力漲る第一日目にした。しかし、藪の濃さと手強さでは、こちらの瓢箪山に軍配が上がった感じ。その先にある国見山も眼中にあったわけだが、「お前にはまだ踏ませない」とばかりの現地植生。自分との戦いであったのだが、自然にも負け、自分にも負けた。そして前日の雨模様の中での山行が、ここでなくて良かったと思えた。さあ本文。

 

10月、白山スーパー林道の開門は8時。ハイキングをするにはもう少し早くに開けて欲しいのだが、自然保護の観点からは、排ガスを撒き散らす時間が短い方がいいのだろう。かなり早くに中宮料金所に到着してしまった(6:00)。30分ほど並んでいると、木戸旅館のワゴンが来てゲート内に入って行った。乗車しているのは旅館の客のよう。ゲート内に時間外に入る特権が地元にはあるようだ。その木戸旅館を見てハッと思った。時間を潰すのにいい場所が・・・。いったん戻って中宮温泉の足湯(無料)に浸かって時間を潰す。温かい湯に浸かっていると、今日はこのまま山に登らず終えてしまおうかとの思いも出てくる。外気温が10度に満たないような中、温かい湯温が血流によって全身に回ってゆく。既に夜がすっかり開け、空は青い。開門の為仕方ないのだが、“俺、なにしてるんだろう”なんて思ったり。30分ほどで再びゲートに戻る。

 

7時。既に5台ほど並んでいた。8時の開門に合わせて次々とマイカーが到着しており、すぐにバックミラーに写りきらない車列となっていった。そして8時5分前に開門。速い手さばきでブース内のおばちゃんが発券している。3150円、どの札を出してもおつりが面倒そうな金額だが、おばちゃんの手さばきは速い。これがプロだ。さあ、ブースを越えるとロケットスタート。林道内30キロとの指示表示を見ているが、ギュンギュンとワインディングを上りあげて行く。景勝地を素通りして行く利用者など稀なのだろうが、その稀な一人は、とがの木台の駐車場を目指す。途中途中では、既に三脚に一眼を付けたカメラマンが紅葉をレンズ越しに楽しんでいる。そんな場所では、車内に居てもシャッター音が聞こえてくるようでもあった。ふくべの大滝を仰ぎ見て、クネクネとしばらく進むと、とがの木台の駐車場に到着。ここも紅葉スポットであったが、まだ誰もおらず閑散としていた。車を停めると、まん前に白山の展望。昨日は全くダメだったが、今日はお返しとばかりに雄姿を見せてくれていた。いや、白山は女性らしい山であるから雄姿と言うよりは麗美と言おうか。クッキリと尾根が浮き立ち、谷部が深く沈みこんでいた。いい天気。これでなくちゃ。まだこの時は、山頂はここから見えるような距離であり、簡単に踏めるだろうと考えていた。いちおうスパッツを装着し、紐の解け止めとする。

 

2台ほど駐車場に入って来た。その様子を背中にしながら瓢箪山谷上園地に入って行く。ここには小沢があり、冷たい水を得られる。今日は水など要らない・・・と思っていたが、何かの虫の知らせか、ふと立ち止まりプラパティスを満たす。ズンズンと上がって行くのだが、なかなかの山道。これを観光客が登るには、厳しいかも。と言うのは、登ろうと思って来ている人は少ないだろう。現地に来て、「あっ、こんな場所がある」と思って登るはず。しっかりとした靴でないと辛い登りの場所であった。周囲の木々は優しく色づき、目を和ませてくれる。そしてトウヒ類の甘い香りも漂っていた。“展望台って、どんな場所だろう”広い場所なのか狭い場所なのか、垢抜けているのか寂れているのか・・・色んな空想・予想を思い浮かべながら足を上げてゆく。空は真っ青。朝の冷たい空気が肺に染み入るようで、かなり気持ちがいい。日ごろは深呼吸など絶対しない(気胸の為)が、恐る恐る肺を広げてみる。やれば出来るじゃない・・・。

 

展望台が前の方に見えてくる。強固な丸太構造で、既に自然と同化した感じで人工物の感じがしない。その展望台大地に上がると、やはりそこは名の通り。東側を見ると、北アの槍がすぐに目に留まり、そこから右へと穂高の主稜線が鋸の歯のように続いている。そのまま手前右側に目を戻すと、逆光になり黒々とした三方岩岳も間近に見え、そこに白い登路が刻まれていた。展望台に駆け上がり、再度周囲を見渡す。しばらく遠望ばかりしていたが、今日の目的は県境尾根の山。それらがある西側を見ると、錦色の海の先にピークがあるのだが、優しい山容であり本当に近くに見える。サッと行って来るか・・・そんな思いで北進に入る。

 

「基点案内標」の赤いプレートを左に見ながら藪に突入。10mほど進んだが、すぐに下半身は濡れ出した。ここで「オッ」と思った。そう簡単では無いと、1段ギヤを入れ替えると共に、甘く考えていた自分に喝が一回入る。展望台に戻って雨具を着込む。そして再度突入。北進と言うものの、実際は北西に進む感じで、その北側斜面は草地の谷形状。歩きやすいのはここなのだが、次の1600m峰へは登り返さねばならない。その高低差を小さく抑える為に、なるべく高い場所を選びながら進む。しかし、「濃い」。なにせ「濃い」。この連続なのか・・・無積雪期に入る人が居ないのには訳がある。この植生が好事家でさえも跳ね除けているのだろう。深くて濃くて前の様子も判らない。地形図は頭に入っており、おおよその進路は判るのだが、その思い描く方向にそう簡単には進ませてもらえない。右へ左へ、ハイマツを乗り越えたり、ササを潜るように分けたり・・・となるとここはやはり先ほどの谷部に降りた方が楽だったのか・・・。

 展望台と1600m峰の中間地点で進むと、今度はその1600m方への高低差40mほどの登り上げ。ここも場所を選ばないと、とんでもなく濃い植生が待っている。この辺りからこまめに続くリボンを見つける。ピンク色と、赤いガムテープ。後者はかなり新しい物であった。顔や腕に引っかき傷を作りながら駆け上がってゆく。すると1600m峰は東西に長い二重山稜のようになっており、中央部に深く掘れた筋があった。昔の道形とも思えるし、そもそもの自然地形とも思えた。赤いガムテープを少し追ってみると。進路を北東にして、1600m峰の最高所で途絶えていた。山頂部から何とか見渡せるのだが、ここまで来て、近くに見える瓢箪山が、非常に遠く見えるようになってきた。綺麗な紅葉の海も、保護色を纏い獲物を待ち構えているようにも・・・。届くのか・・・冬季に出直そうか・・・やはりこんな事が頭に浮かぶ。ただ、空は青い。藪を泳ぐには絶好の日。西進が始まる。

 

掘れた道形をしばらく伝う。腰を屈めて潜るように行くのだが、ここにもピンクのリボンが続く。最低鞍部から登りに入り、そして前の方には1630m峰があるのだが、近づいて行くとその山頂部は岩峰になっていた。右を巻くのか左を巻くのか、はたまたハイマツの蔓延る場所を直登か。しばし立ち止まって眺めていた。と言っても僅か5mほどの高低差なのだが、何せ濃い植生が進路を邪魔をする。地面を見ると流れの筋か、これも道形なのか、山頂の北側を巻くように薄っすらと続く。それに伝って右(北)に巻き込んでゆく。とりあえずはこのピークも踏んで行きたいので、巻き込みながらも南に駆け上がれそうな場所を探しながら行く。しかしなかなか適当な場所が現れず、巻き込んで30mほど進んだ辺りからササの植生が緩む。そこから鋭角に戻るように南東に進み最高所に立つ。この辺りは非常に起伏の多い地形で、水路のような窪地がいくつもある。それが場所に寄って見えないので、要注意だった。もう瓢箪山は目と鼻の先。でも全く近くに思えなかった。

 

1630m峰からは、当然のように高い場所を拾いながら行く。ただし先ほど言ったように非常に複雑地形。特に尾根南側になると、いくつもの深い谷部があり、どう尾根を繋げて進めばいいか判らなくなるのだった。それにより、少し北寄りに進むのだが、だからと言って優しい薮漕ぎではなかった。ただ、落ち着いて周囲を見ると、なかなか展望の良い場所。笈ヶ岳から大笠山までの稜線が折り重なるように見えている。“あそこに立った時、こう見えて・・・”などと、当時の展望が頭に甦る。少し進むと痩せ尾根となった。南側はまだしも北側に滑ると拙い。木々を掴みながら慎重に足を置いてゆく。この先に仙人窟岳があるので、どうしても冬季に入らねばならない、今日はその時のための地形の確認も兼ねる。ここは間違いなくナイフリッジになる場所であろう。

 

紅葉の遠泳は続く。「簡単に」と思っていた部分が強いので、さほど時間が経過していないのだが、酷く長い時間藪漕ぎに費やしているように思えていた。時に枯葉のシャワーを浴びてチクチクと背中に入り込む。甘い思いでの入山に、自然にせせら笑われているような感じであった。有視界では有るが、ほとんど木々に没して進むような感じ。自然との闘いもそうだが、こうなると自分との戦いでもあった。スパッツをしていても紐がほどけてしまうような密な場所が続いていた。少しがむしゃらに進んでいたので、山頂東面の記憶が飛んでいる。

 

瓢箪山山頂。広い山頂で、登り上げた東側に生えるトウヒに、ピンクのリボンが二つ下げられていた。何処に三角点があるのか。広い山頂部は平でなく、微細な起伏が多い。そんな中での最高所に這い上がって辺りを見回す。見えている地面は植生が濃く、点があるような場所が無い。“でも何処かに・・・”。西に進むがそれらしい場所が無い。次に南に進む。するとそこにあるダケカンバの木に人工物が見えた。見えたと同時に標識だと判っているのだが、最初に裏側が見え、そこには「のうひの山を登る会」とあり日付も記されていた。そしてその下に三等点が顔を出していた。もしかしたら埋もれていて無いのかも・・・そんなことを思っていただけに、拝めたことは嬉しい。標識を見ると、画数が多く、日頃書きなれない字でもあり、苦労して書いた様子が伺える。ここからの展望はなく、見る場合は先ほどの最高所がある北側に進まねばならなかった。

 さあどうする。予定では国見山も入れてある。既に10時。経路1.5時間と言う事になる。距離を見ると、展望台からここまでの約倍。単純に片道3時間として到着は13時。そこから4.5時間かけて戻る事になるから、既にこの足し算で、開門時間内に消化することは不可能となる。少しの頑張りで調整は出来るだろうが、私一人をゲートを開けて待っていてくれないだろうし、スーパー林道内に車を一晩置いておく申請も出していない。となると大騒ぎになるやも。こうなるとどう転んでもここで引き返すのが得策であった。ただ興味はある。少し西に足を進めてみる。下り勾配の中ではあるが、どんどんと濃くなる感じ。ササの植生も強く、僅かな距離だが非常に時間がかかる。「戻れ!」。自然が教えてくれた。

 

再び瓢箪山山頂に立つ。無性に喉が渇く。体力を使っているのと、焦りからなのだろう。汲んできてよかった。そして進路を東にとる。痩せ尾根を経て次の1630m峰は、往路は北を通過したのに対し、南側を巻いてゆく。しかし非常に複雑地形。迷路のように谷筋が走り、高低差2mほど起伏が連続する。そこをサーフィンをするように乗り越えて行くのだが、これならトラバースでなく尾根筋を通った方が遥かに楽なようであった。ただこちらは紅葉がいい感じ。そこを歩きたいと思って南側に居たのだが・・・綺麗さと現実は違うのだった。合計5回ほど谷筋に入ったり痩せ尾根に乗り上げたか・・・じわりじわりと東進し、やっと1600峰を前にして最低鞍部に出る。ここからも性懲りもなく南側を伝ってみる。一つにはマーキングを追うのが嫌だったという事もある。目立つピンクのマーキング。有って助かるのだが、目立ちすぎる事から、視覚的な自然破壊に繋がると思っている。ふと右下(南)を見ると、紅葉の中にスーパー林道の一部が小さく見えた。そこには既に車が点々と並んでいた。渋滞が始まっている事を知るのだった。

 展望台が近くなってきているので、そこからの賑やかな声がしてくる。いつもはさほど登られないのであろうが、このハイシーズン、訪れる絶対数が多いので、登ってくる人も多いのだろう。1600m峰へは掘れた筋に伝って戻り、適当な場所から南に進路を取る。下りなのでササが下を向いていて降り易い。ここは重力に任せ少し足早に駆け下る。いや、泳ぎ下ると言った方がいいか。しかし調子よく下ったら、往路に伝った場所より下り過ぎてしまい、ササの激薮に中に入ってしまった。まるで熊になったようにバリバリと進んで行く。たぶん展望台に居た人にも聞こえたはず。鈴は一切鳴らしていない。その展望台では緊張が走ったかも・・・。ルートを西寄りに修正し、高い場所を拾って戻る。もう少しだと判っていても、この辺りはハイマツとササ、そして低木の広葉樹が蔓延る。そんな海の中から、プクッと顔を出す。「あぁ〜ビックリした〜熊かと思った〜」。予想通りお約束の言葉が展望台から聞こえてきていた。驚かせるつもりはなかったのだが、ちょっと驚いてもらいたかったり・・・。展望台の上の8人は全て私を見下ろしている。“ここは当らず触らず切り抜けよう”記者会見のように変な質問をされても困るので、観光客に顔を合わさぬよう抜けてゆく。

 展望台からは、観光客に混ざって降りて行く。登って来る方、降りて行く方、沢山の往来があり賑やかしいい限り。絶対に使わないであろうと思っていた途中のベンチでは、有り難そうに腰掛けている風景がある。そして煌びやかな観光の服装の中に、一人雨具を着て厳つい装備が不釣合い。山を齧っている観光客から、「縦走してきたのですか」と聞かれ、面倒くさいので「ええ」なんて答えてしまったり・・・。そして車道が見えてくる。駐車場内は別として、見える範囲で40台くらい並んでいた。しかし全く動かず・・・。繋がっているのは石川側から入った車線。この先は平瀬側に抜けようかと思っていたが、中宮側に戻ろうかとも・・・。園地への入山口に降り立ち、横断歩道を渡ろうとすると、そこを狭そうに通過していくバス。全く歩行者など眼中に無いようで、それよりこの混雑に時間どうりに運転して行けるか・・・運転主の表情からはそんなことが伺えた。

 

駐車場は満車。腰を降ろして着替えていると、頭から針葉樹の枯葉を被った私を訝しそうに見ている視線がある。その顔に自分の様子が写るようでもあり、頭を左右に振ると多量の枯れ葉が落ちてきた。ザックのありとあらゆる隙間にも枯れ葉が・・・。晴れていたからこのくらいで済んだが、雨だったら途中敗退だったろう。再度、瓢箪山側を見上げる。とそこで、もしや瓢箪谷を詰めたら楽だったかも・・・。そんな思いも出てきた。でもでも、ここで遊ぶには時間制限がある。ゆっくり楽しむには、車を一泊する申請を出した方がいいだろうし、一般的には冬季に楽しむのが順当となるだろう。

 

綺麗な花にも棘がある。ではないが、綺麗に見える紅葉の海。イバラこそなかったが、厳しい場所であった。国見山を残した事で、この場所が私にとって気になる場所にもなった。2011年残雪期、間違いなくここに入ることだろう。でも知っている。危険が伴う厳しい場所でもある。幕営か軽装日帰りか、既に頭の中では計画が動き出す。

 

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