飯綱山 1917.4m 瑪瑙山 1748m
2010.8.1(日)
曇り パーティー 南登山道より飯綱山を経て瑪瑙山経由で中社側に下る。 行動時間:7H14M
@駐車場9:10→(16M)→A登山口9:26→(36M)→B地蔵菩薩手前で休憩10:02〜15→(28M)→C阿しゅく如来前休憩10:43〜55→(22M)→D水場11:17→(38M)→E西登山道との分岐11:55→(24M)→F南峰12:19〜28→(13M)→G飯綱山12:41〜13:50→(54M)→H瑪瑙山14:44〜15:00→(25M)→I怪無山東7番分岐15:25〜34→(53M)→J神告げ温泉下山16:27
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| @飯綱山登山口駐車場 | A登山口。こちらにも駐車スペースあり。 | 一の鳥居。移動されて新設された模様。 | 不動明王 |
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| 釈迦如来。ここの石像全て、優しい表情をしている。 | 文殊菩薩 | 普賢菩薩 | B最初の休憩 |
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| 地蔵菩薩 | 弥勒菩薩 | 薬師如来 | 観音菩薩 |
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| 少し高い位置にある勢至菩薩。 | 馬頭観音 | C阿しゅく如来前の広見で休憩 | C休憩適地 |
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| 大日如来 | D富士見の水(水場) | 天狗の硯岩 | ルート最後の石仏、虚空蔵菩薩。 |
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| ハクサンフウロ | ミネウスユキソウ | オミナエシ | シモツケソウ |
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| E西登山道との分岐点 | クルマユリ | ホツツジ | タカネナデシコ |
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| 南峰直下の祠 | F南峰 | ウツボグサ | 飯綱神社(奥社) |
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| ヤナギラン | もうすぐ飯綱山 | G賑わう飯縄山山頂。 | Gコンクリート補修された三角点。 |
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| G中嶋画伯監修の山座同定盤。 | G静かになった瞬間をついて撮影。 | もうすぐ瑪瑙山 | H瑪瑙山 |
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| 瑪瑙山からスキー場へ下る。 | スキー場内のルート。 | I怪無山東側の7番分岐。ここから中社側へ。 | 水路の脇は涼やか。 |
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| 再びスキー場内へ。 | 降りてきたスキー場内。 | J下山地の「神告げ温泉」 |
先だっての不帰岳の山行時に、みいさん夫妻とこばさんが面白いモンベルのTシャツを着ていた。店には置いて無いようなデザインであり、不思議に思いその事を問うと、山岳会の記念山行時に毎年製作しているオリジナルTシャツである事が判った。そして今年もその日が8月1日である事を知り、Tシャツ欲しさ?に参加させていただく事とした。
私の日頃はあまり団体行動をしない。計画では20名ほどが参加するようであり、その人数に混じるのは久しぶり。微妙な新鮮感があるのであった。過去、石川の自然保護団体に所属していたことがあったが、それ以来だから15年ぶりくらいの団体行動となる。前日は大菩薩嶺の南側で遊んできたが、一晩寝ると不思議とまたリフレッシュされ登りたくなる。ほとんど病気かもしれない。現地登山口への集合時間は8:20。よってのんびりと4時頃に上信越道に乗る。ゆるゆると80キロくらいで走行。齷齪追い越してゆく車を見ながら、ゆっくり、ゆっくりと・・・。長野で降りて、いつものように善光寺脇から七曲を経て飯綱エリアに入って行く。
余裕を持って出てきたので、当然のように到着も早い(6:30)。大座法師池のコンビニがちょうど店を開けたところで、店主が準備をしていた。とりあえず駐車場に向かうと、ちょうど出発ラッシュ。そこに大人数を乗せたナニワナンバーの大型バスの姿もある。2台あり、総勢80名はいるだろう。やはり飯綱は人気の場所と感じる。時間が十分あるので、大座法師池のコンビニまで戻り、そこでコーヒーを買って池の畔で読書を決め込む。なんとも至福の時間。時折湖面を跳ねる魚の姿もあり、ゆったりとした時間を過ごす。ここで40分ほど費やし、先ほどの登山口駐車場に戻る。そして今度は、三角テントのサージ生地を草地に広げ、ごろんと寝転びながらの読書。そしてウトウト・・・。なんともゆったりとして幸せな時間であった。
そうこうしているとこばさんが現れ、山行の準備が始まる。参加者は長野県民が主のようであるが武蔵から来られている方も居り、なにわからのみいさん夫妻も含め、この会のバリアフリーさに、懐の深さと寛容さを感じる。そして今日の為に造られたTシャツが配られる。これは毎年こばさんが版下を作るらしく。シンプルでありながら、際立ったセンスを感じる。今日は麦ジュースを1.5リッター持ってきたが、0.5リッターは、下山後の風呂道具内に忍ばせ、下山側に向かうマイクロバスに乗せる。今日の企画は下山後に神告げ温泉に入り、スッキリした後ここに戻る計画であった。
マイクロバスが行ってから20分ほどしたか、神告げ温泉で待機していたみいさん夫妻が、マイクロの運転手さんと共に姿を現す。これで役者は勢ぞろい。御揃いのTシャツに身を固め。周囲のハイカーからは、羨ましそうな視線を浴びる。Tシャツの背中には「飯綱山」と書かれてあるのだった。さらには外野から、「あれ『8月1日』って書いてあるわよ」と。凄い、細かいところまで見ている人がいるものだと関心。確かに今日の日付が書いてあった。
事前説明と各挨拶を経て、山頂ヘ向けて歩き出す。舗装路から石の鳥居を潜り山道に入る。先導するヒロさんは、花を説明しながら後続への目配せを欠かさない。足の揃いを確認しているのか、少しスピードを上げるが、後続が着いて来ないのをみて今日の歩行スピードを決めているようでもあった。既に顔を赤らめて、荒く息をしている方。大汗がズボンに見えるようになっている方も見られ。それらを見ながら歩調を合わせてゆっくりと歩んでゆく。道中のほとんどで、花が見られるが、それが無いところでは菌類が滑稽な表情で出迎えてくれる。それとここは、13体の石造が並ぶ場所であり、それを追いながら歩いてゆくのも歩行に対しアクセントを与えてくれていた。
4体目の石仏の先の平坦地で少し休憩。汗した身体がクールダウンしてゆく。快適快適。単独ならヒートアップしながらガツガツ行っているところである。それも登山、これも登山である。ゆっくりとした速度が、より周囲を楽しめる。本来はこれで無ければならないのかも。樹林帯の中を森林浴をしながらの歩行が続く。久しぶりに集う仲間の、少し溜まった土産話がされていたり、とても雰囲気の良い会行動であった。それには上層部の牽引者がしっかりしているからかと思えた。時計の気圧計を見ると、刻々と数値が下がってきている。少し天気が心配だが、降られさえしなければ今日は御の字。
次の休憩は11体目の広見。本日お誕生日と言う女性に飴玉を頂く。なにか山頂でお祝いを・・・などと思っていたのだが、山頂では人の多さに圧倒され、それどころではなかった。みいさんは水を持ち上げてきて居ない私に、美味しい麦茶を差し出してくれる。不届きな私は、途中の水場で汲めばと思い水分はビールしか持って来ていなかった。12体目の大日如来を過ぎると、その先で登山道上がジメジメしてくる。水場が近いサインである。この頃になると、頂上から降りてくる人の姿も多くなり、その水場周辺が賑やかになる。500のプラパティスを満たし、ここで水も持たぬ不届きハイカーから脱出。後続の様子を見ながら先頭のヒロさんは、時間調整の為に花の説明をしている。上手い、そして慣れている。たまにの団体行動は、たくさん勉強になる部分が多い。
森林帯を抜けると、その先は見事なまでのお花畑が続く。ことにピンク色の強いシモツケソウは見事であった。急斜面を登ってきている姿を見ると、バックヤードの麓の景色と相成って、なかなか高度感と登山している様子が強く目に入ってくる。今日はほぼ100パーセント口を結んで歩けている。肺への負担もほとんど無く、本当に体に優しい登山であった。周囲にタカネナデシコが現れ、ヤナギランがツンツンとピンクの穂先を天に向けているのが見えてくる。南峰到着となる。
涼しい風が南峰を横切り、すぐにクールダウンして行く。飯綱神社にお参りをするが、ここにはウツボグサの群落があり、その紫の強さが、神社の厳かさを強くしているように思えた。この山頂の北側には、利尻山にあるような持ち帰り用トイレ施設がある。今後もこのようなトイレが増えてゆくのだろうか。国会での「仕分け」のやりようによって、山小屋の存続が危ぶまれている話も出てきている。豪勢な施設の山小屋は減っていくのかも。話は逸れたが、少し時間が押してきているようだが、余裕を持って行動しているようで想定内のようであった。各人が参拝を終え、揃った所で山頂へ向ける。目指す先に墓標のような白い標柱が見える。そしてその周辺にアリのような人だかりも・・・。
飯綱山山頂。広い平らな山頂を若者の集団が覆っていた。その数80名ほど居ただろうか。集団登山が出来る場所、それが飯綱山の良いところなのでもあろう。駐車場に居た時に出発して行った、大阪からの大パーティーの姿はなく、この2つのパーティーが山頂に居たかと思うと、恐ろしく思えた。汗した体に皆で「乾杯」の声をあげながら麦ジュースを流し込む。「シュポッ」とプルタブを開けた時に、若者の集団から「いいな〜」と声が上がる。という事はお酒の味を知っている年代。よって、若者の集団は大学生のようであった。そして久しぶりの山頂でのラーメン。この山頂でラーメンを作っていると言う行為自体が楽しく、山屋をしているな〜なんて思うのであった。山岳会の方からも味噌汁が配られ、昼食の助けとなる。快適過ぎて、麦ジュース500mlが2本空いた。完全にお気楽モード。会員の方が持ち上げてくれた、新鮮なトマトやキュウリを戴き、周囲では談笑が続く。たまにはいい、こんなのも・・・。周囲は雲が垂れ込め展望は無し。時折、霊仙寺山のシルエットが見えるが、見えてそこまで。最後に参加者全員で記念撮影をし、瑪瑙山に向けて出発する。
ルートを違えるとこれほど違うのか、と思うほどに西側の斜面には花が少ない。やや足場の悪い場所が続き、麦ジュースを摂取した後遺症?が如実に現れてくる。でも快適。そして最後の登りに入る。先ほどの大休止の影響か、中高年(私もだが)の方は喘いで登っている。数歩登っては立ち止まるような・・・。でも一生懸命にパーティーのスピードに付いていこうとしている様子が伺える。途中途中には、汗を拭う行為も入る。本当にきついのだろう。かたや、後ろ側では体力の有り余っている若者が、口笛を吹きながら歩いている。ヒロさんは全てを判っているように、花の説明をしながらスピードコントロールしている。重ね重ね上手い!
瑪瑙山到着。体力の限界とばかりに二人の男性が草の上に寝転んだ。本当に疲れているふうで少し心配であったが、その表情の片隅には微かに微笑みもある。皆で歩けている事に満足している様子。ここでまた「シュポッ」と音がする。飯綱山だけでなく、瑪瑙山用にビールを残していた方が居り、これには“やられた”と思えた。飯綱山で全てを平らげた私には、飲む様子が凄く美味しそうに見え、思わず唾を飲む。しばし休憩の後、さあここからはゲレンデ内のルート。飯綱山と瑪瑙山間と一変し、お花畑ルートとなる。
ゲレンデ内を高度を下げると、蕨畑と言っていいほどに斜面一面が蕨に覆われていた。途中の7番分岐点で最後の休憩。絶対に無理をせず、力の弱い人にペースを合わせる。パーティー行動の基本中の基本。そしてこのパーティーは、前後からの速いハイカーには、瞬時に反応し、道を譲ることが出来ている。モラルあるパーティーなのであった。分岐から中社ゲレンデ側へのルートを選び、樹林帯の中に入って行く。しばらく下ると農業用の水路が出てきて、これに沿った歩道が涼やかで気持ちがいい。もうそろそろ終点地の神告げ温泉も近い。前方の視界が開けると、そこでゲレンデ内に出る。しかしこの道、水路沿い辺りはしっかりしたルートに見えたが、ゲレンデ内は下の方に行くと登山道とは判らないようなルートであった。となると、ルートを知っている地元の方に案内され、初めて歩けることになり、今回の参加は有益なのであった。一人だったらまず歩か(選ば)ない場所であると思う。
出た先は、神告げ温泉の150mほど西の場所。事故怪我等なく、皆下山。楽しいパーティー行動となった。マイクロバスの中に置かせていただいた風呂道具を引っさげ、神告げ温泉に沈没となる。じっくりと湯を堪能した後は、戸隠蕎麦を頂く。登って・飲んで・浸かって・啜って、飯綱高原を満喫する完璧な一日であった。

