俎山     465m                
   

 2010.11.14(日)   


   曇り      単独     R221側、中条地区よりの林道を伝い      行動時間:47M


@旧道カーブ地点(新道延長基点)11:07→(12M)→A峠11:19→(3M)→B林道終点11:22→(4M)→C俎山11:26→(5M)→D峠下分岐11:31→(1M)→E三角点側林道終点11:32→(11M)→F俎山三等点11:43→(11M)→分岐駐車余地11:54


※三角点を探す時間を含む。


  
iriguchi.jpg  encyou.jpg  manaitaheno.jpg  rindou.jpg 
ここを入って行く。上に一軒だけ民家がある。 @地形図の道に新道が追加されている場所。 @古いコンクリート舗装林道が山手側に入っている。ここを行く。 苔生し、土が乗った林道。一見ダートのようだが、コンクリート舗装されている。
touge.jpg  suyuuten.jpg  minami.jpg  kita.jpg 
A峠。登って来た側を見ている。 B林道最終地点。地形図の465高点西。 C俎山南側。 C俎山北側。
bunki.jpg  sankakutengawasaisyuu.jpg  sankaku.jpg  santou.jpg 
D峠東側の分岐。左に見えるのが、465高点側への道。右が433.1への道。 E三角点側林道終点。左側に山道が下りて行っている。  F三角点発見。枯葉に埋もれ・・・。 F周辺を整理した後。三等点。
sankakutenkara.jpg  mizu.jpg  cyuusya.jpg   
F三角点から見る林道終点側。  途中の水場。  G新林道延長基点分岐   


 
 地形図を見ると、林道と思える実線が山頂まで続いている。ただし、そのくねり様と地形を見ると、かなり細い林道と判断できた。それでも道があるのは優位。ここも狙ってみる事とした。

 
しかし、その林道を探すのに難儀した。手前の田中地区側にも工事中の林道があり、これを入ってみる。細いダート林道をガリガリと上がって行くと、がけ地の下に出て行き止まり。その途中に、分岐した新しい道が付けられており、それがどこに続いていたのかは判らない。戻って再び車道(R221)に出る。中条地区側に進むと、車道に対し鋭角に突き上げて行く道がある。それを見ながら進むと、地図と合致する神社(熊野社)も右に見え道平地区に入って行く。一応ここまでで、先ほどの鋭角に入る道が目指す道だと判った。ただ一つ引っかかる。その上には民家があり、民家への生活道路(私的な道)にも見えるのだった。でもここまで地図を読んで裏付けがあるので、ほぼ間違いなし。入って行く。

 
 
雪が降ったら絶対登れないような急坂。その途中にポツンと一軒だけ民家があった。難しい入り方をする入り口で、車での出入りも大変そうに見えた。その先左側にも公的な施設があり、横目に通過して行く。思った通りの狭い林道で、コンクリート舗装された上にはコケが乗っている。時折路肩に外れると、スリッピーでタイヤが空転する。それでも怖いものなしでグングンと登って行く。すると途中で広い林道に出た。見た感じ、先ほど入った林道の様子と似ている。もしかしたら繋がっているのかもしれない。その新しい道に乗り、北に進路をとる。そこから700mほど進んだ辺りか、古い林道が山手側に急峻斜面で入って行っていた。そのまま林道を進むと、工事現場となり、酷いマッドな路面状態。タイヤが半分没するような泥地を通過し先に行く。しかし道は次第に下って行き、カーナビの俎山の位置も離れていっていた。これは違う。先ほどのあの古い林道が正解だと判断できた。

 
 古い林道分岐点まで戻り、どうしようか悩む。車で入れない斜度ではないが、
かなり細い。一か八かで入ってみるが、15mほど入って、先に進むのは困難と判断できた。滑らないよう怖々バックする。一旦滑れば、そのまま林道の縁石を跳ね飛ばし、崖から滑り落ちそうな斜度だった。なんとか主林道に戻り、路肩に駐車する。

 ここからだと1キロほど(実際は850mくらいだった)歩く感じ。長靴を履いて山頂を目指す。コンクリート舗装は途中で割れており。通過できる林道幅もかなり狭くなっている。車で無理して入らず良かった。その林道は雑草が覆い、軽四なども入っている様子はない。かなり苔むしている事からもそれが伺える。
途中には水が湧きだしている場所もあり、代用しているのか、掃除機の吸い込みパイプが設置されていた。ここで水を得る人も要るようだ。そしてこの周囲の斜面には、自然薯を掘った穴がいくつも開いている。土は赤土で、良い芋が採れる様子。そうこうしていると、歩き出して550m付近で峠となる。しかし峠を越して林道はその先に進んでいた。“おや、なにかおかしい”俎山へ続く道が途切れたと思えたのだった。そんなはずはない、とその先へ降りて行くと、分岐となり尾根筋を外すように山頂側へ道が続いていた。ここもコンクリート舗装。そしてこの場所から反対側にも道が延びていた。こちらは三角点の場所の方。三角点は帰りとして、とりあえず山頂を目指す。

 
 その林道終点までは南に方向を変えて250mほど。いやに笹が多く、少し特有の匂いが残る。どうやら彼らが居る様子。居て当たり前なので、驚く事はないのだが、彼らの生活の邪魔をしないよう配慮せねばならない。攻撃とは怖さの裏返しなのだから・・・。終点からは東に藪を漕いで進む。針葉樹の植林体の中の方が歩き易く。僅かに踏み跡も確認出来る。しかし何処が山頂だか判らない。判らなくって当然。だだっ広い平らな山頂なのであった。中でも一番高い位置を探し、自己満足。

 
 下りは、一応山頂からの尾根筋を伝おうかと思って北に進んだが、どうにも藪が濃い。逃げるように林道に出て北進して行く。そして分岐個所から真っ直ぐに三角点の方へ進んで行く。こちらもコンクリート舗装。それが途切れると、その先は山道が降りて行っていた。地形図をよく見て三角点の在りそうな場所を探す。しかし針葉樹林のその場所は、かなり探すのが困難な場所に見えた。在るであろう西寄りに行くと広葉樹が多くなり、葉が落ちてやや明るいが、それらしい場所は無い。まるでイノシシが餌を探して徘徊しているような様で探していた。一度林道分岐点まで戻り、地図を見返してコンパスを定める。この付近で同定(確認)できる場所はここしかなかった。そして北側林道終点に再び。何度やっても同じ事の繰り返しのようでもあった。そこから北西側に三角点があるであろう場所の方向に倒木を跨いで進む。すると、落ち葉に覆われた人工物が目に入った。

 
 有った三角点。俎山を踏んだ喜びより、これが見つけ出せた喜びの方が大きい。よくぞ見つけた自分。ここらへんは宝探しのようでかなり楽しい遊び。三角点のある山でなるべく探すようにしているのは、全て遊び心から。見つかった時の満足感たるや・・・。これで思い残す事はない。往路を戻って行く。

 
 湧水を飲んでみたが、けっこうおいしい水であった。藪の中では獣が動く音がする。カサコソ・・・小さな動物か・・・。分岐点(新道基点:ただし表示なし)まで戻り、林道を戻って行く。新林道が最初に入った林道と繋がっているか確認したかったが、実は向こう側の林道入り口には通行止めのバリケードがあるのだった。もし繋がっているとしても(たぶん繋がっている)、2回もバリケードを退けるのは忍びなく、やはりここは往路を戻った。

 
 この後は、糸魚川カントリークラブの中にある千丈が岳を目指す。

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