長見山   571.0m                       
 

 2010.12.25(土)   


  晴れ    単独       大原地区巡視路より          行動時間22M


@巡視路入り口11:43→(2M)→A送電線鉄塔11:45→(5M)→B変則四差路11:50→(5M)→C長見山11:55〜57→(8M)→D入山口12:05


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大原地区内。写真中央やや右に見える道を進めば山頂。 @カーブミラーの脇に巡視路入り口がある。 プラスチックのステップを登りあげると鉄塔の下に出る。 鉄塔からの尾根道の最初。
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すぐにモシャモシャになり、この松の場所がオアシス。 B変則四差路。東西からの4つの道がここで合わさっている。進路は西を見て右の道。 道形の様子。 C長見山山頂。展望はなく、細い笹が茂る。
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C西端に三等三角点あり。 Cご存じテプラ標。 尾根道を戻って行く。 変則四差路から北西に進む道。ここが一番歩きやすい道。これを左に見て、南側の道を選ぶ。
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プチ杉並木の道。 D入山口に戻る。最初からこの道を伝えば早かった。


 

 

 破風山からこちらにズレてくる。地形図を見ると東側に果樹園などがあり、在るであろう作業道が期待できた。国道145号の二日市交差点の東700mの場所から、大原地区へ向かって入って行く。直線的な道だが、先の方で圧雪で凍っている場所があった。生活道路でもあり、よく踏まれている結果だろうが、ちょっとヒヤヒヤする通過点だった。そして大原地区内の分岐点から南に入ってゆくと、周囲が完全に里山の様相となる。起伏を見ていても複雑で、どこに長見山が在るのか見えてこなくなった。こんな時のカーナビ。目指す長見山を目で追いながら、村落内の道をあっちへ行ったり、こっちへ行ったり。それでも判らなくなって天を仰ぐ。それは嘘で、空を渡る送電線を探した。送電線さえ見つかれば、地形図の読図がより強化できるのだった。

 

 入山口に決めたのは、送電線鉄塔への巡視路の場所。駐車余地も路肩にあり適当。小さな村落では、目につく場所に駐める場合は生活道路の邪魔をしないよう気を遣うのだった。プラスチックで作ったステップを踏みながら上がって行くと、すぐに鉄塔が現われる。そこが既に尾根の上で、ピンクのマーキングが西側に続いていた。大きな獣が逃げて行くの足音が聞こえる。イノシシか鹿か・・・。少し藪っぽい場所であるが、踏み跡は何とか続いていた。それよりこの尾根の北側には、真新しい林道が入ってきていた。距離にして7mほど下に見える。そこに降りれば楽だったが意固地にも尾根を伝う。途中で笹漕ぎがいったん途切れる場所があり、そこには太いクロマツが生えていた。

 再び漕いで進んで行くと、変則四差路に出る。先程から見えていた、この尾根に沿って存在する北側の道。もう一つ、尾根の南側にも道があった。さらに向かう長見山の尾根にも一本走り、その道形の南にも西に進む道がついていた。迷わず尾根道を進む。最近は通っていないようだが、軽トラを走らせていたような轍が残る。すると目の前に白い紙が落ちていた。開いてみると、「吾妻林業組合」と書かれた地図であった。粗い等高線に林野の地番が区分けされ、非常に見辛い地図であった。この先の道形はしっかりしていて、狭いものの車道幅のまま先に進んでいた。僅かに下り、次の緩い登を追えると山頂であった。

 

 長見山の山頂は全く展望は無し。地形図を見ると周囲を川に囲まれ、城を作るのに適しているような場所に思えた。よって展望の良い場所と勝手に思っていたが、予想外にも鬱蒼としていた。お馴染みのテプラ標が付けられており、これが唯一の標識となる。西端に三等点があるが、その端っこにある様子から、車でここに入ってくることを考慮して、邪魔にならないよう西に寄せて設置してあるのかと思えた。

 往路は四差路まで戻り、南側の道を降りて行く。ここがとても気持ち良い場所で、細い木であるが杉が並んでいる。そうプチ杉並木が出来上がっているのであった。木漏れ日を浴びながら、フカフカの林道を伝って行く。そして出た先は、往路に取付いた、すぐ西側であった。最初からここを伝えば楽であった。

 これで2010年最後の山。とりあえず一区切りで、明日より2011年に突入。

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