炭焼山     1553.8m                
   

 2010.6.12(土)   


   晴れ      単独     御池山林道より      行動時間:11M


@取付き10:34→(5M)→A炭焼山10:39〜42→(3M)→B駐車余地10:45


  
torituki.jpg  kaxtusya.jpg  sancyou.jpg  santouten.jpg 
@駐車余地からの取付き点 山腹に残置してある滑車。 A炭焼山山頂。 A三等点
nishkarahigashi.jpg  nishigawa.jpg  cyuusya.jpg   
A西側から東側を見ている。大きな切株あり。 A西側の尾根の様子。 B下山。駐車余地の様子。



 御池山林道をしらびそ峠の方から南下して来ると、その林道脇にあるのが炭焼山。間違いなく周囲で炭焼きがされていた場所なのだろう。何処から取付こうかと、北側から南に山を右に置きながら下るも、やはり最初の北側の吹きつけの切れた辺りからが登り易いようだ。見上げると、この山の東斜面は下草がほとんど無く、何処を登っても優しい斜面。そんな中でも東側が一番適当であった。と言うのも、車が7〜8台ほど置ける広見もあるからだった。


 広見の林道を挟んだ東側には、赤錆色のタウンエースが放置してある。その車体からは、放置されて35年ほど経っているように見えた。取付き点から尾根を行くと、その尾根の右(北西)側に掘れた道形が見える。かなりしっかりしており、林業が盛んだった往時の様子が伺える。尾根上にもまた往時の様子を示す物があり、木の運搬用の滑車が放置されていた。赤く錆びたワイヤーロープも各所に残置され、それらを見ながらミズナラの中を高度を上げてゆく。


 樹林の中であり、薄くらい山頂を思っていたが、到達してみると意外や居心地がいい。しっかりと三角点が顔を出し、いっぱしの山頂。当然周囲展望は無いものの、上が開けているので明るい場所となっていた。大きな切株が二つあり、ちょうど腰掛けるにも適している。登って来た反対(南)側の尾根を見下ろすも、こちらも下草は無く伝いやすい。そして林道側斜面を見ても、歩き易そうな斜面。結局、この山はどこから取付いても歩き易い様だ。炭焼きをするくらいであり、下草が刈られたり、雑木が間伐され、山として一番良い状態に保たれているように感じた。


 尾根上には、境界を示す杭が打たれている。そのほとんどが齧られていたから、動物も多い様子。好事家しか登らない場所であり、マイナー中のマイナーピークとなる。登ろう登ろうと思いながら、10年ほど経過していた。今回やっと踏め、満足。

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