弁天山   1652.6m      石ドヤ山   1503m   
           

 2013.5.6(月)   


  快晴   単独      野反峠から       行動時間:2H31M


@野反峠駐車場7:29→(16M)→A弁天山7:45〜46→(7M)→B根広地区への下降点分岐7:53→(30M)→C石ドヤ山8:23〜35→(8M)→D下降点帰り9:10→(35M)→Eエビ山との分岐9:16→(16M)→F西岸ルートに乗る9:32→(19M)→G小屋9:51〜53→(7M)→H野反峠10:00


cyuusyajyoukara.jpg  uturikomi.jpg root.jpg  benten.jpg 
@野反峠駐車場から。長時間駐車の場合は、一段下の駐車場へ。 見事に湖面が映し出す。懐かしい三引山の姿。 快適な道が続く。 A弁天山なのだが、三角点峰の標高と、ここの標高が同一なことが不思議、それも小数点以下まで同じとは。
bentensama.jpg  bentenshirane.jpg bentenishidoya.jpg kakouten.jpg 
A弁天様も長く鎮座している。 A草津白根側 途中から石ドヤ山(左側)。中央は1554高点。 B根広地区への下降点分岐。
rootonoyousu.jpg  mousugu.jpg  hidarigapeek.jpg  kitagawa.jpg 
超一級の歩き易い道。ここがこれほどに管理されているとは驚いた。 右に見える山塊が石ドヤ山。 行き過ぎて戻りながら見上げる。登山道は東側を通過している。気にしていないと通過してしまう。気にしていても通過してしまった。 C石ドヤ山北側。
hyoucyuu.jpg  bentengawa.jpg  rootonimodoru.jpg  bunki.jpg 
C古い標柱が立っていた。これをどのくらいの人が見ているのか。人工物はこれのみ。 C山頂から弁天山側。 ルートに戻り登り返し。 D分岐に戻る。
ebiyamagawa.jpg  kakoucyuu.jpg  shitagawano.jpg  zansetu.jpg 
Eエビ山との分岐からは、湖側に降りて行く。写真正面がエビ山。 湖を見下ろしながらの快適な道。 F西岸ルートに乗る。 残雪も多く、ダケカンバが多く、見栄えがする。
koya.jpg  naibu.jpg  kyuukeijyo.jpg  cyuusya.jpg 
G古風な木造の小屋が在る。 G内部も見事。古いが味わいがある。(窓から撮影) 休憩舎に戻る。  H駐車の様子。



 マイナーピークの極み。ルートが通ってはいるが、その道自体を利用する人は少ないと思っていた。そして現地に行き驚く。一級を超えた、超一級の道が開かれていた。管理もよく、素晴らしく歩き易い道。ここは騙されたと思って歩かれたし。根広地区から歩き上げるので正解だと思う。

 雪に閉ざされていた六合村の野反湖。連休の声を聞いてか開通したようだ。この時季は残雪と新緑の美しい場所。天気も良さそうなので、サクッと出向いてみる。5時半に家を出て、現地には7時を少し回って到着した。経路には魚を放流した案内看板もあり、釣客で賑わっていると思ったが、野反峠にあった車は1台のみであった。車内にタモが入っていたので、釣師で間違いないであろう。

 すぐにスタートする。弁天山経由なのだが、私の持つエアリアには、弁天山が三角点峰で書かれており、現地の状況とで根広尾根の場所を迷ってしまう感じにもなる。ただし今日は有視界。それもバッチリ見えるほど。進む先左側にはっきりと下りて行っていた。

 弁天山から北に進むと、その根広尾根への下降点が在る。ここから驚いた。たいした道ではないだろうと思っていたら、驚くほど立派な道が開かれていた。これは野反湖周辺の登山道の中で、一番いいのではないだろうか。平坦さも後押しして、至極歩き易い道で続いていた。

 下り勾配で進み、ちと間違えてしまうのが、1554高点。ここが石ドヤ山かと思ってしまいがち。高度計を見ながら、もっと下がって行く。すると前方にこんもりした黒い場所が見えてくる。登山道はここの東側を通過して行き山頂は通らない。気にしていたが、半信半疑で通過して行く。高度計が1400m台になり、先ほどの場所が石ドヤ山である事が判った。登り返してゆく。

 石ドヤ山山頂へは、登山道に一部起伏が生じている西側の場所から入山すると、ササの植生が弱い場所が在る。もしかしたら、ここを登山道が通っていたと推察も出来る。山頂の人工物を探すと、一辺が90mmほどの朽ちた標柱が立っていた。ただの藪と思っていた場所に嬉しい発見。これを見ている人はどれくらい居るだろうか。登頂しても、足元を気にしていないと探し出せないものでもあった。高い位置に弁天山が見える。標高差100mほどを見上げている訳である。

 登山道に戻り、登り返してゆく。鶯の涼やかな声が響く。残雪が疎らに残り、視覚的な涼を得る。分岐まで戻ったら、西にエビ山の方へ進み、その先の分岐から湖側へ下降して行く。美しい湖面が進む先にあり、この上ない気持ちよさ。そして西岸の散策路に降り立ち、南進して行く。

 散策路上には、わりと残雪が残っていた。ダケカンバも多く、スクンスクンと立つ様子が雪の白さとマッチしていた。途中に赤い屋根の小屋が在る。中を覗くと、木造らしい木造小屋で、これがここで現存している事が嬉しくなってきた。これほどに味わいのある山小屋は見なくなってしまった。天井からはアルコールランプが下がっている。綺麗に整理整頓され、今でも十分使える状態になっていた。

 緩やかに小石が敷き詰められた散策路を伝って行く。その先が野反峠の休憩舎となる。ちらほらと観光客の姿が見え出す。野反湖のシーズンが始まった感じ。休憩舎から醤油の香り・・・誘われている・・・。駐車場に降りて行く。

 折角なので、雪渓でソリ遊びをして行くことにした。遊ぶのは先ほどの赤い屋根の小屋付近からの雪渓。斜面の角度よろしく、適当なギャップにピョンピョン跳ねながら滑り降りて行く。癖になりそうなスピード感。ほとんど滑落な感じではあるが、大人が遊べる斜度であり、ちょっとスリルのあるソリ遊びが出来る場所であった。

chizu1.jpg

chizu2.jpg 

                           戻る