ヤブ沢ノ頭 1802.1 m 石保戸山 1672.8m 藤尾山 1606.2m
2013.6.15(土)
曇りのち晴れ 単独 作場平を基点に反時計回り 行動時間:5H24M
@作場平登山口5:00→(27M)→A一休坂分岐5:27→(38M)→B笠取小屋6:05〜08→(8M)→Cヤブ沢ノ頭6:16〜17→(5M)→D斉木林道に乗る6:22→(41M)→E一之瀬高橋への林道を離れる7:03→(10M)→F尾根取り付き7:13→(12M)→G石保戸山7:25〜28→(1M)→H石保戸山東峰7:29〜31→(26M)→I指入峠7:57→(43M)→J新犬切峠8:40→(5M)→K犬切峠8:45→(12M)→Lフェンスの場所で道が寸断8:57→(24M)→M尾根の登山道に乗る9:21→(13M)→N藤尾山9:34〜44→(26M)→O犬切峠帰り10:10〜12→(12M)→P作場平10:24
@作場平登山口から。ここからだと笠取小屋まで給水無しで行ける涼やかなルート。 | 常に流れが近くにある。夏向き。 | ヤブ沢分岐。「急登」の文字に導かれ一休坂の方へ進む。 | A一休坂分岐。4差路でベンチ在り。 |
笠取小屋直下の水場。 | B笠取小屋は誰も居らず静か。管理人も不在であった。 | Bベンチからの展望。雲海の向こうに山が見えている。 | B笠取小屋はシャッターが降り。 |
防火帯尾根まで上がり南進。 | 南進はこんな中。 | 切り開きに乗るまでにびしょ濡れになっての笹漕ぎとなった。 | 用地境界標柱を繋ぐように切り開きがある。 |
Cヤブ沢ノ頭南側。 | C四方を囲まれた三等点。 | C伝って来た北側。 | ヤブ沢ノ頭の南側はササの花が咲いていた。このあと笹枯れ予兆。 |
Dここで斉木林道に乗る。 | ヤブ沢峠通過。 | 斉木林道の様子。防火帯と絡むように続いている。 | この分岐は左へ |
E本道は一之瀬高橋地区に向かう。左に枝道に入ってみる。 | 途中に分岐箇所は無く先に続いている。 | F途中、道が尾根を巻き込む場所に、その尾根に向けて切り開きがあった。ここを入る。 | 切り開きは尾根に乗ったら、上ではなく下に続いていた。尾根伝いに登るにはヤブ漕ぎ。 |
ヤブを進んでいると、この地に多く見られる平たい大岩が在ったりする。 | 少し藪が薄くなるが、直下でまた濃くなる。 | G石保戸山到着。 | G北側の様子。ここを分けて出てきた。 |
G三等点。 | G標識類 | H石保戸山東峰。展望のない西峰に対し、開け展望がある場所。ただしこの日は・・・。 | Hこちらにも標識。三角点峰とこちらの双方に標識を付けている方も居られた。 |
急下降箇所は、緩い斜面に鹿道が入り乱れている。 | 黄色い絶縁テープ。峠からの入山者用の案内。防火帯が始まる場所で、道形はトラバースしているので注意案内の意味合い。 | 少し進むとこれも。すぐ東に枝道が北に入っているので、間違わないようにとの標識となろう。 | I指入峠。林道が上がってきており、居心地のいい開放感のある峠。 |
I石保戸山への道標。 | 途中から振り返る石保戸山。 | 1582高点 | 御料局の標石が防火帯中央にあったり。 |
途中から藤尾山。 | J新犬切峠に到着。 | J石保戸山に行くには、ここから取り付く。 | K犬切峠。防火帯で無く、道形を進んで見る。 |
途中に、東京都の人工降雨発煙所なる施設があった。 | L道は途中でフェンスに塞がれる。先に続く道形は野草に埋もれ気味。ここには屋根のみの小屋があった。 | フェンスに沿って登って行く。 | フェンスの切れた先から見上げる尾根の様子。 |
藪を分けてゆく。鹿が多いようで、ゴソゴソと動きが見えた。 | M尾根に乗る。破線ルートに乗る。 | M尾根の印か、マーキングがされていた。 | こちらにも御料局三角点が見える。 |
藤尾山の手前峰。標柱があるので山頂かと間違えた場所。 | 登山道は藪化している。 | N藤尾山東側。 | N三等点。 |
N達筆標識が待っていた。 | N他の標識。 | N西側の様子。 | N達筆とヤキソバパン。 |
ヤブ尾根が終わり防火帯に出た場所。 | 快適な防火帯尾根。ワラビを摘みつつ降りて行く。 | 途中に在った石碑。昔の峠道らしい名残。 | O犬切峠帰り。 |
O自転車をデポしておいた。 | P作場平に戻る。 |
梅雨入りしたが、降らない日が続いていた。そこへ台風崩れの低気圧が太平洋岸側にのさばり、しっかりと雨をもたらしていた。この季節らしい雨、やはり降るときは降らないと・・・。この土曜日も、あまりよろしくない予報で、金曜日はしっかりと降り、これで土曜の朝からヤブを漕いだら・・・と判りきった結果があった。でも、突っ込む。こんな天候の時でも、遊べる能力が身についた。一つの見方としては、無鉄砲さが増したとも言うか・・・。さりとて、あまりベタベタになっても負荷が多く面白さがなくなるので、「いい加減」の場所を選び出す。
奥秩父の笠取山。その南西側に踏んでいないヤブ沢ノ頭が鎮座している。日本山名事典に載るくらいで、他のガイドブックなどには載っていない場所。ここだけではつまらないので、そこから南に目を向けて、石保戸山、さらに東にズレて藤尾山、この3座を組み合わせて周回する事にした。少し藪を交えながら、水濡れた新緑を愛でる作戦。途中舗装林道も在るので、そこは自転車を利用することとした。反時計回りでいい感じに周回路が出来上がった。
1時15分家を出る。雁坂トンネルを利用すれば距離として短いが、経路のワインディングの多さ、起伏、そして750円の通行料金とを加味させると、野辺山経由で行った方が快適で懐にも優しい。佐久経由で須玉に下りて韮崎で20号に乗って塩山側へ進んで行く。甲府市内を通過して行くと、夜の蝶が家路に向かっている姿があり、生活スタイルや一日の使い方の違いを感じたりした。そして大菩薩ラインに乗り柳沢峠を越えて、落合地区の分岐から高橋川に沿って林道を行く。途中新犬切峠を越える時、犬切峠へ立ち寄り、ここに自転車をデポする。新犬切峠に戻り北に下り作場平に到着。広い駐車場には1台の車があるだけであった。
すぐに準備をしてサッと出かける。今日は危険箇所が無いので装備品に気を使う必要は無かった。快適な沢沿いの道。ここは山梨であるものの、東京都を感じる場所。都の水源地となっているからの管理の場所って事もあるだろう。超一級の道が先に進んでいる。ハイカーに好まれる道とは、こんな楽な道なのだろう。夏に優しく、涼やかな流れが心地いい。サワラの林を抜けしばしでヤブ沢分岐。「急登下山コース」の文字に呼ばれて一休坂の方へ道を選ぶ。今日は大して負荷が無く、どんどん自分に負荷をかけてゆく。しかし、歩いてみると急登は感じないほど。その次に一休坂分岐。ここはベンチが在る十字路で、分岐らしい分岐となっていた。
相変わらず歩き易い道が続く。急登がいつ出てくるのかと、やや期待しながら進むが、水場が現れ小屋の薪の匂いがする場所まであっけなく上がってしまった。喉を潤し九十九折を上がると笠取小屋到着。そこは閑散とした静かな場所であった。管理人も誰もいないようで、人の気配は無し。夜露と言うより雨でいいだろう、しっとりとした空気があり眼下には雲海があり、その中に孤島のように山が見えていた。「何山だろう」興味はあったが同定せず。知らなかったのだが、この小屋には浴室が設けられていた。水が豊富にあり、木も豊富にあり、あとは沸かす労力だけと言う事になるか・・・。ランプの明かりで入る風呂とは、風情がある。
トイレ前の分岐道標から尾根の方へ向かって薄い踏み跡に乗ってゆく。何処からでも西側に這い上がればよかったのだが、ルートに沿った方が踏み跡が探しやすいと思えていた。防火帯尾根まで上がると、そこより以南は藪。ヤブ沢ノ頭は、あえて「藪」にしておく配慮なのか。もしくは地形的に刈ることが出来ない場所となろうか。この部分では後者のようであった。地表に赤い杭が見える。そこに繋がってゆけばよかったようだが、かなり濡れそうに見えた。少し南を巻くように進んだが、もしかしたら一番の藪の中を進んでしまったようで、数分でドロドロになってしまった。雪融けから、梅雨の雨によく洗われていないササがあるのであった。漕いで行くと道形に乗る。そこを進むと、「用地境界目標」と書かれた赤い頭の杭が並ぶ。やはり先ほどの場所から追ってくれば良かったようだ。鹿道とも思える細い切り開きが地面に続く。その上をササが覆う。既に濡れ鼠。夏用の白いズボンで来たのだが、真っ黒に汚れてしまっていた。
ヤブ沢ノ頭には標識類は無く、三等点が鎮座しているだけの場所であった。特に展望があるわけではなく、三角点マニアかピークハンターしかやってこないであろう場所であった。南に少し進むと、ササの花が咲いていた。このあとササ枯れが起こる場所となる。尾根伝いでもよかったが、早くに濡れる場所から逃げたかった。適当に東側寄りに斜面を下って行く。尾根を離れると、なんてことは無い下草の無い斜面であった。最初から東側から狙えばよかったようだ。進む先の方に斉木林道が見えている。最後は谷部を降りるようにしてカーブの場所に降り立った。
斉木林道は至極快適な道。掘れた場所も無く舗装路に近い乗り心地で通過できる場所であろう。少し進むとヤブ沢峠となり下降路が東に降りていた。左に見送り先に進む。クマゼミが鳴く中進むと、防火帯が右に沿うようになる。やはりヤブ沢ノ頭のみ切り開かれていないようだった。このまま進めば白沢峠。有名な左ハンドルの朽ちたトラックを一度見てみたいが、今日もそれはおあずけ。1760高点の東側、厳密には南東側で、一本東側に山道が分かれていた。誘われたくなる道形であったが見送る。このすぐ先で、「通行止」の道路標識のあるY字分岐が出てくる。ここには小さな道標があり、各方面を示していた。白沢峠への道を右に見て、一之瀬高橋側へ進んで行く。この場所から6分ほど進むと「36/43」と書かれた標識があり、南に枝道が分岐していた。そろそろ石保戸山にアプローチせねばならない。この道を入って行くことにした。
分岐点には道標は無く、何処に導かれるか判らない。地形図には破線路が描かれているので、それが伝えるかと思っていたが、足許の道はそれではない様子。山の西面山腹を通過するような場所で、ほとんど高度を上げないまま南に進んで行った。“どこか植生の薄いところがあれば”と願いながら行くのだが、全くそんな様子がなかった。そして石保戸山の真西付近に差し掛かり、この道であまり進んでも・・・などと思っていたら、道が尾根を巻き込む場所に、その尾根の上側に向けて切り開きが付けられていた。作業の粗い切り開き、足を乗せてゆくと、切株(ササ)に何度も引っ掛かるような作業跡であった。尾根に乗り上げると糠喜びとなった。切り開きは、上側でなく、そこから下側に降りて行っていた。何のためだったのだろう。ここからまた、濡れる藪漕ぎとなる。
鹿道を拾うようにして進む。確かここには破線ルートがある。その場所が全く判らなかった。途中、苔生した平たい大岩があった。斉木林道途中にもあった休憩したくなるような岩で、この地特有の物となろう。漕いで行くと数箇所オアシスはあるが、平泳ぎの手が休まる事無く分けて行かねばならなかった。そして山頂直下、最後の最後で密藪になる。東側から巻き込もうとも思ったが、こちらも密。しょうがないので南西側に戻って強行突破。抜け出し開けた山頂部に到着した。
石保戸山山頂。北側を鎧のように分厚いササがガードする山頂で、東に踏み跡があり、西側には獣道程度の踏み跡が見られた。尾根のもう少し南側を伝えばよかったのかもしれない。三等点があり、地表近くに二つの標識が掲げられていた。展望が無い場所。ここも好事家のみが来る場所に思えた。「SJM」なんて掘られた木片もある。あの下野国の藪屋がここまで来ているのか・・・。この山頂にも岩が点在している。樹木が生える前は、山全体の景色の中にこれらが多く見られたのであろう。屋久島の山塊を想像したりもした。
東に僅かに下り、踏み跡に乗って行くと、開けた場所に出る。ピークになったその場所は、石保戸山の東峰としているようで、ここにも標識が付けられていた。このピークは南側に防火帯が開け、そのための展望のある場所となっていた。ワラビが沢山生えており、少し拝借し防火帯維持への協力。休憩適地は間違いなくこちら側。20名ほどのパーティーでも受け入れてくれる場所となっていた。東に進むと、急下降の場所となる。そこには鹿も難儀して通過したような道形がいくつも残る。緩い斜面で雪の上をグリセードしながら降りているような場所であった。
防火帯=道であり、判りやすい進路であった。途中のサワラに太い釘が打ち付けられている場所があった。林業作業の跡のよう。途中ルートが屈曲して南に方向を変える。降りて行くと防火帯が終わり山道に入って行く。この場所で黄色い絶縁テープが石保戸山を示していた。山道がそのまま西に進んでおり、指入峠から来た場合、間違いやすい場所となろう。山道に入って僅かで、北側にもう一つ小さな道標が揚げられていた。この先北側に枝道があり、迷い込まぬようにとの配慮であろう。少し進むと前方が開け、右に林道が見えてくる。
指入峠到着。峠からの石保戸山への道標も見える。開放感のある居心地のいい峠。下草が芝生のような短さで、休憩したくなるような場所になっていた。ここから先は、やや登り上げ。時折振り返りながらゆっくりと上がって行く。最初の高みを過ぎ、次の高みが1582高点の場所。気にしていなければそのまま通過点。この先、防火帯の中央に大穴が開いた立ち木がある。これを目印に、すぐ先に御料局の石柱が立っている。草が繁茂すると覆われてしまう場所。今の時期は白く目立っていた。石保戸山を振り返って居たが、先の方に藤尾山が見えるようになってきた。本日の最終座であるが、時計を見るとたいして歩いていない。ほかの場所も探そうか・・・などとこの時は思っていた。それほどに防火帯歩きが楽だったと言う事になる。
新犬切峠に向けて南東に屈曲してどんどん高度を下げてゆく。ここも良質の太いワラビが出ていた。最後の方は二重山稜気味になっているので、南寄りを進みたい。北寄りに居ると降り辛い事になる。尾根末端には、東京都の水源を示す立派な石柱が立っていた。ここから登る石保戸山は大人数でのハイキングには最適であろう。新犬切峠から犬切峠にズレて行く。誰か登っているかと、半信半疑で向かうが、峠には車は無かった。
犬切峠からは、防火帯を登るのがルートのようであるが、その南に山道が切られており、気になったので伝ってみた。左上の防火帯を気にしながら進むと、茶色の電柱が見え、そこには上への梯子があり、先に続く斜面には切り開きがあった。これを登っても防火帯に行くよう。さらに道形を進むと、前の方に白い施設が見えてきた。こんな所になんだろうと寄って行くと、「人工降雨発煙所」と書かれていた。その文字並べに全てを理解するのだが、書かれた危険物の「アセトン」が煙になるのかどうか・・・勉強不足の私にはここが判らなかった。人工的に雨をもたらし、その粒子の中にアセトンが入っていてもいいのか。いろんな疑問も沸いて来る。長居無用で先に進むと、今度もまた人工物。屋根のみの小屋が現れた。しかし近くに寄ると、そこには尾根に沿ってネットが張られていた。間違いなく鹿除けのネット、その先の道形は野草に覆われており、近年歩いている人は居ないようであった。
尾根をフェンスに沿って登って行く。そのフェンスも途中で終わり、南側に巻き込んで下に降りて行っていた。そこからの尾根の最初は、やや急峻。途中の切株の上にはケルンが作られていたりした。その場所を過ぎるとササが繁茂しており、その中で鹿が2頭ほど動いた。見えないが熊の動きではなく、鹿の動きと音から理解した。道形は無く、鹿道を頭を屈めて潜るようにして伝って行く。言うまでも無いが全身濡れ鼠。尾根に乗れば快適な・・・と思っていたが、着いてみると予想外。破線ルートと言う事であり、藪化しつつある尾根道となっていた。この登りあげた場所には黄色い絶縁テープが巻かれていた。
アップダウンをしながら進んで行く。途中に、こちらにも御料局の三角点が立っていた。僅かにある岩の場所を這い上がり、ササに埋もれた中を泳いで進む。今日の3座は全て藪漕ぎが待っていた。これも自然の私への持て成しなのだろう。前方に標柱が見え、「着いた」と思ったが、それは手前のニセピーク。僅かに下り、登り上げて行くと三角点の待つ山頂であった。この間もかなり藪化していた。
藤尾山到着。登りあげた正面に達筆標識が待っていた。通常、裏面にK・Aのサインと年号が入るのだが、これは無かった。このほか、3種の標識があり、SJM氏の標識がこちらにも掛かっていた。三等点が静かに眠り、周囲は樹林で展望のての字も無い。朝食をとヤキソバパンを齧り、美生柑で喉を潤す。周囲で鹿の警戒音が聞こえる。鈴などは鳴らさず行動しているので、野生動物が近くに居てくれているようだ。またしっかり濡れて、暖かいものが欲しいくらいであった。
道形を追いつつ藪を泳いで戻って行く。御料局の標柱を跨いで、往路の尾根か高点を左に見て、そんななか新緑の中に真っ赤な躑躅が見える。清涼剤を飲んでいるかのように綺麗な真紅であった。進んで行くと、尾根道とトラバース道との分岐がある。トラバース道の方へ降りて行くと、ここもかなり藪化していた。道はあるのだが、覆うものが多い。そしてこの先で防火帯に出る。こちらからだと、藤尾山に向かうには尾根道を選んだ方が良い様であった。防火帯に乗ればあとはエスカレーターに乗ったも同然。快適に足を下ろしてゆく。犬切峠が下に見えるようになる頃、途中の高みに石碑が建っており、その周囲を御神木のような大木が守っていた。どこかで見たような・・・。白山の青柳山の風合いがある場所と思えた。スキー場のような斜面を下って行くと犬切峠に到着。
デポしておいた自転車のタイヤに空気を入れる。パンクしているのであろう前輪がペチャンコになっていた。空気を入れれば30分くらいは走行可能。パンクのままにしてあるのは、このほうが盗まれる確立は減る。乗ったらパンク・・・では。跨ってガシガシ漕いで行く。新犬切峠からはほとんどダウンヒル。風を感じながらの快適なライド。後半少し登りとなるが負荷にならない程度。そして誰も居ない作場平の駐車場に到着。歩けば乾いたであろう衣服は、自転車走行で濡れたまま。今日の予定はここまでとした。体が冷えて温泉が恋しくなっていた。
3座において、全てコースを外して通過してみた。結果は適度に藪漕ぎが楽しめ、満足できるコース取りとなった。危ない箇所も無く楽しめた感じ。鹿がかなり居る。5mほどに近接し、御互いにドキッとした場面もあった。藤尾山にあった、木に残る傷。熊の爪痕なのか、鹿の角の痕なのか、前者にも後者にも見える微妙な形をしていた。