次郎右衛門塚   1343.2m 
           

 2013.2.23(土)   


  曇り    単独      富士山スカイラインより        行動時間:28M

 装備:アルミワカン


@富士山スカイライン御胎内祠登山道入口9:35→(13M)→A次郎右衛門塚9:48〜51→(12M)→B下山10:03


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@富士山スカイライン途中、御胎内祠への入口の道向かいを緩やかに降りて行く。 林道を跨ぐ。 整列した植樹林。 A次郎右衛門塚三角点から見る最高所側。
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A三等点。樹林の中にある。 A三角点から西側。 A最高所は北西側。リボンが下がる。 防火帯にも見える植樹帯の際。
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B戻る。駐車は、体当たりで雪を切り崩して停めた。停めたが、冬季、駐車は「無理」と判断。      



 今回、一番駐車に難儀したのがここ。全く余地が見出せず、登らずに諦めようかとさえ思った場所。そして、停められさえすれば登頂は約束できる場所でもある。しょうがないので、御胎内祠への入山口前の雪に、フェンダーから体当たり。ラッセル車と化して雪を押してスペースを広げる。重い堅い雪に、大きな悲鳴が聞こえるが、少しだけ我慢してもらう。当然傷を気にして、ぶつけてゆく角度はかなり慎重に判断する。そんな時でも往来の車があり、こちらはハザードを出しながら作業を続ける。動きが不自然で、故障車とでも思われただろう。10cmほどは除雪車道側にはみ出すが、その大半は雪の中に突っ込むことが出来た。いざ出陣。

 ここも駐車位置が微妙なので、かなり急ぐ形をとる。少し降りて行くと、植樹帯の中に林道が横切っていた。やや高低差のある林道で、降りる場所を選ぶほどであった。この林道を跨いでから、歩き易い場所を拾って進んでいたら、進行方向が北側を向いていた。修正して西を向き進んで行くと、見事に整列した植樹帯の中に入った。地表面はうねるような複雑地形で、方角だけ定めてうねりに乗ってゆく。前の方に高みが現れ、それが目指す場所だと判るほどの存在感であった。

 次郎右衛門塚の西側が、一番高い場所のよう。冬季のみか、無積雪期は違うかもしれない。ここには紫色のリボンが巻かれていた。さらに進むと、やや下り勾配にあり、南に植林帯、北に広葉樹林帯がある。三角点のめぼしをつけて、朽ちた白いリボンの下を掘ってみた。2mのサークル内を探すような感じで頑張ってみる。しかしヒットせず。諦めて樹林の中に入って行くと、何のことは無い、その日の当たらないそこにあった。日が入らないと判断できたのは、雪が三角点の上で融けないで乗っていたこと。三角点は10cmほど首を出した状態。普通なら石が熱されて融ける筈である。よく観察すると、いろんなことが見えてくる。少し諦めていたが、見つけられて良かった。雪であり、半分は無理だろう、半分はなんとしても掘り出したい。そんな意識で居たのだった。

 帰りは、植林帯の西の際を伝って降りて行く。防火帯のようになっており、道のようでもあり伝いやすい。ただし、かなり方向を違えて進んでしまう事になる。途中で修正して西北西に戻って行く。どこを通過しても歩き易い斜面。その広さから、雪がないとマーキングが欲しい場所となるかも。

 御胎内祠への入山口に戻る。ここを踏めれば、後はさほど駐車に困る場所は無い。ラッキー7、7座終了。けっこうお腹いっぱいな感じ。経路は短時間だが、このハシゴ登山での、急いだショットガン登山もけっこう疲れる。ここはまだ良いが、途中の運転時間が長くなると、次の場所での一歩を出すのに気合が必要になる。登り終えて車に乗ると、体は「帰り」と判断するのである。


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