城山 896.5m
2013.12.8(日)
晴れ 単独 南側峠より 行動時間:25M
@峠9:33→(14M)→A城山9:47〜48→(10M)→B峠9:58
@峠より北に入る山道を伝って行く。 | どうも止山のよう。注意書きこそ無いが、雰囲気で判る。 | 途中の小屋跡。 | もうすぐ。この辺りで堀の形状がちらほらと見られる。 |
A城山到着。 | A鷹巣根城と言うのが在った模様。 | A四等点。 | Aマツの根元に祠 |
Aマツの大木が林立し、お城らしい風合いを感じる場所。 | アカマツの尾根を下って行く。 | B峠に戻る | BCPにかかっていた馬蹄。峠を感じたり、農耕馬を思ったり。 |
B駐車余地は路肩。 | B峠に在る馬頭観音 |
国道143号線は松本街道の刈谷原トンネルの北側にある、城山を狙う。ここは思い切り、今は亡きJJ氏の記録を参考にさせて貰った。氏が亡くなってからはや3年が経過しようとしている。時日が経つのは早い・・・。
四賀の方から松本市内側に進み、刈谷原地区に入りそびれてトンネルを抜け出してしまった。抜けてすぐにダート道がトンネルを巻き上げるように付いており入って行く。しかし現在は工事のために公には通行止め。ルートは私有地を通過するようなエスケープルートが切られ、通過は自己責任と書いてあった。底を擦るとか、異物がパンクさせるとか、通過に際してはそんなリスクだろう。通過して行く。しばらく行くと、土建屋さんのような施設があり、その先が峠になっており馬頭観音が並んでいた。駐車余地が特になく、路肩に停めて駐車とした。
ここに至る前に、林道上で猟師とすれ違った。心して入山となる。薪の積んである場所を過ぎると、山道になるが、何となく止め山の雰囲気がある。表示こそ無いが、松茸のありそうな雰囲気は十分。深く掘れた道形に乗って行くと、その先で小屋跡があった。これは全部が押しつぶされた状態で残るものだった。その先で少し不明瞭区間となるが、高い方へ進んで行けば良いので迷う事は無い。適当に登ると上の方で道形に乗った。この辺りから周囲は赤松の林となる。かなり居心地がいい。どこかの公園かと思うほどに、堆積した松葉と、赤い幹との雰囲気が良い場所だった。山頂はもう少し。近付いて行くと、掘切りなのだろう跡が見える。登って行くと赤松に代わり今度は立派な黒松が現れる。そこが山頂だった。
城山と言うだけあって、「鷹巣根城」という場所だったようだ。新しい四等点が埋設してあった。太い黒松が、山頂大地の周囲に配置され、何ともいい感じ。ここは夏の蝉が賑やかに鳴く時期も趣があるだろう。東と北西にある尾根も使えそうな尾根で、何処から入山しても容易く登頂できる山のようであった。城址として標柱も立っている。
往路を戻る。上から見下ろすと、赤松の林が本当に赤い。見栄えのする場所を通過し麓に降りて行く。入山口まで戻ると、そこに在るCPに馬蹄が引っかけてあった。農耕用に使われたものなのか、はたまた峠として往来した馬のものなのか、一つの錆びたそれに想像が膨らむ。
車で刈谷原町へ降りて行く。北国西街道の宿場町。往事を思わせる風情のある家々が残って居た。国道を通過していたら一切見ない町並み。マイナーピークを狙うおかげでの副産物であった。