小熊山   1302.6m   
           

 2013.10.5(土)   


  曇りときどき雨   単独     南側トレッキング道入口から       行動時間:53M


@入山口7:40→(28M)→A小熊山8:08〜13→(20M)→B駐車余地8:33


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@入山口。駐車余地は、何とか2台。 ルートの様子。 A小熊山山頂。展望なし。 A山頂標識。
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A三等三角点。 A並んで主三角点も鎮座。 A西からの様子。 安曇平展望台の方へ向かう途中にあるパイプ群。展望台へのルートは藪化。
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ここが安曇平展望台。樹木が茂りいまひとつ。経路も藪化していることから、このまま自然に・・・。 下山はゆっくりとヤマグリを拾いながら・・・。 ルート上からの方が安曇平の展望はいい。 B下山。降り立った場所の余地は、軽四が適当か。
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B普通乗用車はこちらの路上。 なにせサルが多かった。2群居り、各群で50匹は居た。このため、縦走は断念。車がすぐ脇を通過しても全く逃げなかった。 途中のフライト場から見る木崎湖。絶景!!


 

小熊山は残雪期に一度狙ったのだが、雪の状態が悪く、その前に楽に登ろうとした魂胆があり登頂に至っていない場所。今回は、雨予報の中、ハシゴ登山の1座としてプロットして出向いてきた。

 

大谷原にある丸山を登り終え、サンアルピナスキー場経由でトレッキング道となっている林道に入って行く。その前に、大谷原の広い駐車場にはヘリが置かれていた。係りの人が4人居り、始動準備をしていた。山小屋からの荷降ろしなのだろう。さて林道に入って行く。最初はスキー場内を縫うようなルート、その先はよくあるスカイラインと言われるような背稜の上層を走る林道になる。対向車に注意しながら走っていると、目の前に細かく動く物体が・・・。それはサルの群れであった。サッと逃げるわけでもなく居座るふうは、人間慣れしていることが伺える。その一帯にざっと50匹は数えられた。70とか80は居たのかもしれない。途中途中にはヤマグリのイガが沢山落ちていた。この付近は食べ物が豊富にあるという事なのだろう。

 

進んで行くと、小熊山への北側の取り付き場所があり、案内地図も添えられていた。当初からこちらは降り口と決めており、南側を入山口として縦走して周回しようと思っていた。さらに進んで行くと、嫌な事に第二群と言うべき集団が見られた。こちらも集団を形成する個体数は先ほどと同じほど。サルの集団に入ったときの怖さは、白山山系の松尾山で体験している。サルも生き延びる為の行動。アウェイはこちらであり、トラブルは避ける判断をし縦走・周回はこの時点で中止。南側の登山口は、実際はここは「登山口」ではないために、駐車余地は設けてない。辛うじて2台分、それも普通乗用車サイズは1台分あるくらいであった。幸いにも先客はおらず停めさせて貰う。付近はサルの糞の臭いが漂う。ここにもヤマグリの木があるのだった。数時間前はここに居たのかもしれない。

 

空荷で登りだす。少し上がると、背中側が展望の良い場所を通過する。やや急登の登山道。ここを登っていてもサルの声が聞こえる。自ずと早足になる。途中にもヤマグリの木があるが、見事にイガのみが残されていた。相変わらず獣の独特の臭気が漂う。間違いなく彼らの住むホームグランドを感じる。上に方に進むと、もう少し展望が良いのかと思ったが、木崎湖の木の字も見えないような雑木帯の中の登りであった。

 

進む先に山頂らしき標識が見えてきた。通過点のような場所が小熊山の山頂であった。三等点と主三角点が並び、ここでも展望は無し。少し南に戻った場所から西側に進むと安曇平展望台と言うのがあるようだ。入っていってみるが、かなり藪化が進んできている。着いた場所は、予想をはるかに下回る展望地。設置当初は良かったのだろうが、今は植生管理がされず、そのために展望も悪くなっていた。煮えきれない展望場から踵を返す。山頂から北に進みたかったのが悔やまれるが、自然との調和、野生動物との調和は大事。往路を戻って行く。

 

ヤマグリの場所で、よく見ると残っている物もあった。拾い上げるとその多くが虫食いであった。サルも判るのか・・・。下りながらの安曇平の展望、先ほどの展望地は不必要に思うほどこちらの方が良く見える。木崎湖側では、なにかスピーカーからマイクテストの音が聞こえてきていた。この日はイベントがあるようだ。届く音にやはり里山を強く感じる。

 

登山口の降り立ち、この日の予定を終了。すぐさま「こまどめの湯」に電話を入れると、なんと6時から入れるとの事であった。10時くらいかと思って調整しながら山旅をしていたのだが、先に判っていたら、もう少しガツガツと歩いたのに・・・。

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