マムシ岳 1307.5m(1308.5m:最高点)
2013.10.14(月)
快晴 単独 日向沢よりダイレクト尾根の一つ西の尾根を使う 行動時間:2H12M
@R299まで9Km標識前8:14→(3M)→A日向沢渡渉8:17→(38M)→B送電線鉄塔8:45→(20M)→C稜線に出る9:05→(12M)→Dマムシ岳9:17〜39→(7M)→E鞍部下降点9:46→(37M)→F日向沢左岸の道10:23→(5M)→G余地に戻る10:28
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| @R299まで9Kmの標識東に1台分の余地がある。 | @余地から20mほど日向沢に向けて道が降りている。 | A日向沢渡渉。 | 左岸側にははっきりとした道形がある。昔の峠道(旧道)なのかもしれない。 |
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| 斜面を這い上がる。やや急峻。 | 尾根に乗った場所。 | 上に行くにつれて顕著な尾根となる。 | 巡視路標柱の齧られた痕。 |
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| 尾根上にはマーキングも見られた。 | B送電線鉄塔下を通過。 | B203番鉄塔。 | 鉄塔の上は防火帯のようになっており居心地がいい。休憩適地。 |
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| 鉄塔の上側で、巡視路はトラバース。 | 現地の民が居る。 | 稜線直下の岩場。 | C稜線に上がった場所から見るマムシ岳。 |
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| 稜線は踏み跡が濃い。見出標も見られる。 | 岩稜帯はそのまま真っ向勝負。巻き道があるよう。 | 手前鞍部。 | 岩壁が立ちはだかるが、西側を巻いてゆく。 |
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| 岩壁の下に立派なバンドあり。螺旋を描くように登ってゆける。 | 岩壁の上のピーク。 | リッジ3mほど。 | Dマムシ岳到着。三角点は、最高点にあるわけではない。 |
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| D南東側の展望。上武国境が見えている。 | D三等三角点。 | D三角点脇に記述。 | D最高点は三角点より1m高かった。 |
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| 帰り岩壁の上から見下ろす。 | バンド帰り。 | E鞍部帰り。ここから谷を降りて行く。 | こちらにも民の・・・。 |
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| 上部はこのように広い谷で快適。 | 立派な山葡萄の木があり、少しいただく。味が濃くかなり美味しい。日当たりのせいだろう。 | 大岩が見えると、このすぐ下から水が湧いていた。 | 特異な岩地形で奇勝的な場所がこの辺り。 |
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| 岩壁を伝って来た流れが小滝に。「マムシの滝」。 | 岩壁の下はかなり居心地のいい場所。 | さらに下で、もう一つ小さな滝がある。 | 沢の中を降りて行く。 |
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| F日向沢左岸の道に乗る。 | F日向沢渡渉。 | G駐車余地に戻る。 |
秋の3連休。諸事情により山は停滞予定であった。古来から「特異日」と言われるだけあって快晴の3連休となった。その最終日、予定に「隙」ができた。抜け出せる。
職場の社屋外で電話をしていたら、足許でガサゴソと何か居る動きがあった。良く見るとそれはマムシだった。冬眠前なのか動きが鈍く、すぐに捕まえて観賞用のケージの中に入れ飼っていた。これは実際には届出が必要で違法となるのだが、後で知った事。マムシ、マムシ、マムシ岳・・・。三連休中日、働きづめで疲れたので伊香保温泉にサッと出向く。高速でひとっ飛びで入れる環境にありありがたい。そこの湯宿の壁に毒蝮三太夫さんの色紙があった。蝮、蝮、マムシ岳。
マムシ岳は10年前、2003年6月に踏んでいる。しかしこの時には三角点を見ていなかった。到達していなかったのか、最高点に標柱がなく不思議に思いそのまま往路を戻ったのだった。山を楽しむと言うよりはピークハントを楽しんでいるような時期であり、最頂部を踏めれば満足と言う時でもあった。そこで少し時間を費やし三角点を探す事もしなかった。地形図を見ても、最高所に在るように読み取れたから。「ここには無いんだ」と思ってしまった。不甲斐ない残念な行動とも言える。
そんな事があり「マムシ」には特に反応してしまう。ここ最近のマムシの出現、色紙に、最終日に時間が出来たとき、どうしてもマムシ岳に再訪したくなっていた。西上州でもあり、勝手知ったる場所。アプローチのしやすさも背中を押していた。
朝の所用を済ませ、ザイルを持って上野村に向けて車を走らせる。当初は日向沢からマムシ岳へのダイレクト尾根を登ってみようと思っていた。ダイレクト尾根の最後はゲジゲジマーク。そのためのザイル。しかし現地は、車道から日向沢までの高低差があり、大きく下ってから渡渉して登り上げる恰好。あまり適当でないと判断し、もう少し上流に車を上げる。するとR299まで9Kmの標識がある僅か東側に、日向沢に降りて行ける道が見えた。ここに駐車余地として1台分がある。すぐさま突っ込んだ。
サッと準備をしてすぐに出発。道形に沿って降りて行くと、20mほどでその道形はなくなって、周辺に植林したての幼木が立ち並んでいた。日向沢に降りて行き、流れの中にある飛び石に伝って右岸から左岸に移る。するとそこに把握していない道形が在った。かなり明瞭なしっかりとした道形。現在の舗装路に対する昔の峠道なのかと思って見ていた。当初はダイレクト尾根の予定であったが、場所柄、そのひとつ西側の尾根に取り付ける場所。いつも臨機応変ではあるが、ここでも予定変更となった。斜面に取り付く。
流れやすい斜面で、やや急峻。脹脛に張りを常に感じるような登りが続く。大岩が在ったりし、熊の存在を感じさせる場所にも思えた。それでも素晴らしいほどに静か。自分の足音しかしない自然に、気持ちよさが増してゆく。秋ではあるが新緑のような緑が周囲にあった。やや広い斜面ではあるが、木々間隔があり視界は良好。
1050mほどまで上がると、はっきりとした尾根の上に乗る。少し傾斜が緩み、かなり快適に歩いて行ける。日差しがちょうど良く葉の間から差し込み明るさもある。繰り返すようだが、秋であるものの春のようなライムグリーンの色合いが周囲にある。すでに、今日ここに来てよかったと思えていた。尾根上には、プラスチックの杭が齧られた痕があった。この杭は、上に行くとなんの杭なのかが判った。
1100mで送電線鉄塔の場所に出る。203番鉄塔で、周囲は防火帯のように刈り払いがされ、それがために展望地となっていた。休憩にもちょうどいい。少し上に行くと、先ほどの黄色い杭が完全な姿で立っていた。巡視路の標柱であった。ここから西にトラバースするように道が切られている。その先に鉄塔が在り、送電線がその先に延々と続いていた。進む尾根上にはピンクのマーキングもあり、現地の民である熊の糞(マーキング)も残されていた。
急峻斜面を上がって行くと先のほうに岩場が出てくる。さして危ない場所はなく登ってゆけ、そこを抜けると稜線上であった。以前もここは通過している。少し東に進んだところに掲げられている「見出標」にも見覚えがある。岩稜帯はそのまま直登して少し岩登り要素を楽しみながら進んだ。ここは南側に巻き道がある。最低鞍部を経て、この先が大岩壁の様相。行き詰る感じでもあるが、よく見ると西側にバンドが巻いている。僅かに足場の滑りやすい場所もあるが、そこそこ幅もあり安心して伝ってゆける。螺旋を描くようにある自然のバンド、多くの人が伝ったのか、道のようにも見える。
岩壁の上にあがり、さらに稜線を東に進む。3mほどのリッジもあるが、ちょうど松の枝が降りて来ており掴みつつ通過。そして三角点の立つ場所に到達。南側は人工的な伐採跡が見られた。そのおかげで上武国境の眺めがいい。三等三角点の横には「マムシ」と書かれた木片が立てられていた。ここには「達筆標識」があるはず。1996年設置であるから、そう古いものではないはず。かなり期待して出向いた訳だが、いくら探しても見当たらない。意固地になって北側斜面、南側斜面に降りて落ちていないかと探し回った。しかし・・・。どなたかに外されたようだ。20分ほど探し回ったが努力むなしく出てこなかった。自分を納得させる為の20分でもあった。山頂は紅葉が綺麗であった。もう少し経つと、ここから見える下界景色も色づくだろう。三角点の場所と最高所の高度差を高度計で見ると1m差であった。地形図に見られる標高は、最高点ではない。
復路は、鞍部まで戻って、そこからの谷を降りて行くことにした。鞍部からのその谷は、上の方は広大で小カールと言う名でも良いほどに気持ちよい場所であった。ただし足場は流れやすく。登りに使った場合は、少し難儀する斜面に思えた。こちらにも熊の糞が落ちていた。途中ヤマブドウの立派なのがあり、その下で探すと、案の定落ちていた。一粒含むと、そのおいしい事。ここはかなり日当たりがいい。良品のヤマブドウがここに在った。甘みと酸味と、なにせ味が濃く深い。
下に行くほどに谷が絞られてくる。その谷の真ん中に大きな角ばった石がある場所がある。この場所から20mほど下流から、水が湧き出していた。この下側は岩壁が連なり、下に行くと判るが、岩壁の上を流れが伝い、変則的に西側に折れるような流れとなって、そこに滝が出来ていた。くねる様子に蛇を想像し、名前は「マムシ滝」でいいと思えた。その滝の西側の岩壁下も居心地のいい場所で、日差しが入り腰を降ろしたくなるような地形であった。やはり歩いてみないと判らない。ここにこんな場所があるとは・・・。
流れに沿って沢の中を降りて行くと、前方から大きな流れの音がし出す。左岸の道形に降り立ち、少し遡上しながら渡渉しやすい場所を探す。流れの溜まりに目をやりながら魚影を探すが、ここではそれを見ることはなかった。右岸に移り、僅かに這い上がり駐車余地に戻る。林道上はぶどう峠を越えてゆくバイカーが多い。やはり秋の行楽シーズン。
帰りに藤屋さんに行ってみたが、この日もやっていなかった。これで3回フラれている。もうあのうどんは食べる事はできないのか・・・。
