丸山    1576.8m   
           

 2013.8.3(土)   


  くもり       単独     奥志賀スーパー林道より        行動時間:24M


@駐車余地9:44→(13M)→A丸山9:57〜58→(10M)→B駐車余地10:08


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@林道が丸山との最短地になった場所から取り付く。 牧場の有刺鉄線が施されている。 牛の踏み跡を伝って行く。 途中には白樺の並木も・・・。
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既にここでフェンスとは離れている。最短で行きたい場合は、フェンスに沿った方がいい。 濃い踏み跡から離れ、フェンス側に進み、高みを目指す。やや戻るようなコース取りになってしまった。 A丸山山頂が牧場フェンスの曲がる場所。 A三角点は牧場敷地外にある。
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A三等点。 A三角点側から見る牧場側。 三角点の北側の様子。 フェンスに沿って降りて行く。下の方が藪化している。
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往路に合流。 新しい牛の糞もあり、頻繁に彼らは訪れるよう。 B余地に戻る。


 
 前から積雪期に狙おうと思っていた丸山。この時期に狙ってみると、南麓の奥志賀牧場は一般に開放されていた。個人的な閉鎖されている場所かとずっと思っていたが、開放されている(有料:300円)とは予想外であった。奥志賀スーパー林道からの林道入口には、シナノキが花盛りと書かれている。堂々と入れるとは思ってもみなかった。「今日は踏める」と確信した。

 ダート林道を入って行くと、その奥志賀牧場への分岐がある。冬季に狙おうと思って何度も地形を見た場所であり、地形図を見ずとも山麓の様子が頭に入っていた。林道がすんなり入れるなら、林道の一番高い場所まで入ってしまった方が楽。牧場への道を右に見て、さらにダートを行く。四駆がベストだが、ゆっくりなら一般車も入れる林道であった。

 林道を行くと、右(東)から丸山からの尾根が降りて来ている場所となる。すぐ先に4台ほど停められる余地があり、車はそこに置く。ここまでの2座は夜露と朝露とで濡れ鼠。ここでも同じだろうと覚悟した。最初のササの地形を行くと、8mほど先で有刺鉄線でのフェンスがあった。フェンスの向こう側は牧場のエリアで牛が踏んだのだろう道が出来ていた。フェンスを挟んで、向こうとこちらでは雲泥の差となった。有刺鉄線を潜らせてもらい、その際を伝って進む。

 快適も快適。ここまで牛道が出来るとは。鹿道を伝うことは多いが、牛道は稀。全く経験がないわけではないが、ここほどに草地とくっきりと判る場所は久しぶりとなった。途中にはシラカバの群生地もあり、素晴らしく目に優しい。途中でフェンスが左(北)側に折れ曲がる場所で、道形は相反して右(東)側に進んでいっていた。人間誰しも歩き易い場所を進むわけであり、右への道に伝って行く。どんどん山頂から逸れていっている感はあったが、それでも歩き易くアプローチできるのだろうと思えていた。しかし、この道形は東に向う道である事が判った。途中で北に踏まれた場所があり、そこで東進から北進に変える。フェンスが右に現れ、添うようにして登って行く。すると、目の前で鋭角にフェンスが降り曲がっている場所に辿り着いた。フェンスの向こうに御影石の人工物が見える。

 丸山到着。三角点はフェンスの向こう、そう牧場の敷地外に設置してあった。有刺鉄線を潜り牧場外に出る。ここの三角点はしっかりと石の表情をしている。前座の2峰とも苔生しており、それに対してここのは白いので、それによる新しさを感じたりもする。三角点の北側の景色は、ブナの幼木が並び悪くない景色であった。ただし、展望のない場所で長居をする場所でなし。

 下山はフェンスに添って南に降りてみる。牛も通らない場所のようで、年々藪化が進んでいるよう。やや分けるようにして降りて行き、往路のトラバースした分岐点に戻る。もうここまで戻れば、気にするのは地表に残る牛の糞くらい。地雷のように残されており、それこそ注意しながら避けて進む。進む先にマイカーが見えてくる。再び有刺鉄線を潜って林道に出る。

 これほどのシラカバ林があるとなると楽しみな場所。冬季にスキーでアプローチしたら、滑走がとても快適であろう場所。初志貫徹で、もう一度冬季に訪れてみようと思う。

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