大塚山   891m 
           

 2013.2.23(土)   


  曇り    単独      慰霊碑側から登る        行動時間:3M


@慰霊碑前15:10→(1M)→A大塚山15:11〜12→(1M)→B下山15:13


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@吉田口の慰霊碑。 南から仰ぎ見る。 A大塚山山頂の日本武尊を祀った祠。 正式登路は、北西側からだった。
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立派な檜が山頂に立つ。 「大塚丘」と昔は呼んでいた様。 A駐車の様子。  


 
 道の駅富士吉田でうどんを食べた後、周辺の地形図を見る。我ながらまだ登頂欲があるのかと感心するのだが、近くに小倉山とか城山とかある。道の駅から高く見上げる位置にあり、風呂に入り帰り支度で登るような場所には見えなかった。少し地図をずらしてゆくと、北の方、吉田口の方に大塚山を発見した。名前がいい。これは登らないと・・・。

 富士浅間神社の南、そこには山らしい場所は無く、古墳のような高みがあった。まさかとは思ったが、周辺の道路をぐるっと回ると、それらしかった。駐車余地が特に無いので、富士山慰霊碑側に車を停める。

 まずは慰霊碑に。そこにある解説から詳細を学ぶ。日本一の高さの富士。入山者数もそれなりに多い。時折事故の話を聞くが、流麗な形が勝るのか、それほどに事故が記憶に残らない場所でもある。でも事故は起きている。そのための慰霊碑がここにあるのであった。その慰霊碑を背にして北東に進んで行くと、半分雪を纏ったこんもりとした高みがある。これが大塚山。

 山頂までは、歩数を数えられるほどで到達できる。上に上がると、北から参道があったことを知らされる。祠に深く頭を下げる。そして鳥居側に下って行く。入り口にある解説には、山頂には日本武尊が祀られているようである。由緒正しい場所のよう。古い石柱には、「大塚丘」とも彫られている。丘と言うか山のほうが合っているようだが、なにせ小さい。でもコンパクトなその形が、プチ富士山のようで愛らしい存在。山に生える檜の大木も謂れがあるらしい。これほど大きくなるほどに、この山が出来てから時間が経過しているって事になる。高い山も楽しいが、小さい山もまた楽しさがある。

 「高い山が好きで、低山は嫌いです」なんて言う人が居る。言う意味は良く判るが、勿体無い。ここのように勉強になったり、桜で満開になるのも低山が多いのでは・・・。自己主張は大事だが、低山を軽んじるってことは高山も時としてそんな優劣をつけた思考で登るのかと思ってしまう。どんな山も、登らせてもらうという謙虚な姿勢でいたいと思う。まあ、そこでの楽しさは各々違うのではあるが・・・。



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