大姥山   1003m   
           

 2013.8.4(日)   


  晴れ   同行者あり      大姥神社より      行動時間:1H38M


@駐車場(トイレ)10:05→(5M)→A大姥神社10:10→(28M)→B分岐10:38→(11M)→C大姥山10:49〜56→(10M)→D分岐帰り11:06→(5M)→E洞窟11:11〜14→(5M)→F分岐三度11:19→(24M)→G駐車場11:43


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@周辺案内図は立派なものがある。この時期、ブユやアブが多数。 @駐車スペース(トイレ)から先に進めそうだが、途中で完全に山道になる。 鳥居を潜り。 A大姥神社。簡素な神社の形態。
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Aこの入り口が、らしくないほどに細い。標識がなかったら迷うようなルートの細さ。 鎖場が連続する。鎖を触らずにも登れる場所が多い。 雨で濡れていればいやらしいだろう。 サポート十分。
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左を巻いた踏み跡もあったが、直登。 B洞窟への分岐点。 鎖場が続く。 尾根ルートの様子。
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最後の鎖場 C山頂の東屋。 C北アルプス側の展望。 C聖山側の景色。
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D分岐帰り。洞窟の方へ行く。 E洞窟の様子。訪れる価のある景勝地。 スケールの大きな洞窟。 F分岐三度
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大姥神社の裏手に降り立つ。 G駐車場到着。



 旧上水内郡と大町市の境にある大姥山を狙う。地図を見ると判るように、1006mの三角点峰が西に隣接しているが、名前のある場所は1003mの方。こちらを目指す。

 上信越道を更埴まで乗り、県道395号で大岡温泉の前を通るようにして19号に出る。赤土バス停の所の469号の入口には、目指す大姥神社への道標が掲げられていた。1kmほど進むと分岐になるのだが、ここから折れてゆく山道は、道幅が狭く入っていって大丈夫だろうかと思えるような場所となっている。何も知らなかったら下に車を置いてしまうかもしれない。しっかり情報を持っているので上の駐車場を目指す。

 かなり細い道。その途中には民家と炭焼き小屋もある。このような場所で暮らしていた人が居る事実。クネクネときついカーブをこなして行くと、真新しいトイレ舎のある場所に出る。道はまだ先に続き、もっと行けそうに見えるが、すぐ先から四駆車がトライアルをするような道に変わる。駐車余地は5台ほどか。斜めになっており段差もあるので、車高の低い車は下を擦るのは必至。そして先客がいた場合、停めるのに難儀する場所に見えた。

 外に出ると、アブとブユが凄い。トイレがある弊害か、アンモニア臭に寄ってきているのかもしれない。逃げるようにササッと準備して参道に足を乗せてゆく。赤土と言うか、よく踏まれた道。信心深い地元民の様子が伺える。大きな鳥居の下を潜り、燈台を左右に見ると、階段の上の方に本殿が見えてくる。駆け上がり拝礼。その横の屋根続きの場所には大筒(手筒)のようなものが3つあった。

 大姥神社の裏手から山道が続く。最初の入りが細く、“ここでいいのか”と気にしてしまうほどのか細さ。それでも伝うと、尾根をしっかりとトレースして行き、ここしかないと思えてくる。赤松が多く、季節にはあの菌類が出そうな場所であった。次々と鎖場が現れ、楽しく登って行く。フィールドアスレチック的なルートであり、楽しい出迎え。

 途中、洞窟への分岐があり、その道を左に見る。鎖場はさらに続き、その鎖場の最後は足場が悪い。雨に濡れた日などはいやらしい場所となるだろう。高度を上げるとクマゼミが待ち構えていた。重高音と表現しようか、物凄い羽音で脳にびんびんと響いてきていた。進む先に人工物が見えてきた。アンテナ塔である。

 大姥山到着。NHKや民放のアンテナ施設がある山頂であった。東屋もあり、この日差しの中だと屋根の下は空気感が3℃くらい違うように感じた。北側に草を分けて行くと林道が上がってきているのが見えた。裏道と言う事になろうか、と言うよりアンテナ施設の作業道で間違いない。北アルプス側はガスに覆われ生憎。それでもちらほらとは高みを見せていた。山頂にはアマガエルが居た。蛙が居ると言う事は蛇も居る。半ズボンで上がったので、山頂部の藪がちと気になった。

 下山は正面に見える聖山が見事。鎖場を慎重に降り、分岐からは洞窟に寄って行く。その洞窟に到着すると、男女の先客が居られた。洞窟内の奥社は骨組みのみとなっていた。割れ目に耳を当てると海の音がするらしいが、性根が曲がっているので聞こえてこなかった。この洞窟の天井は、まるで小宇宙のよう。ここは山頂と併せて絶対に寄るべき場所。洞窟も色々あるが、珍しい形でもあった。

 分岐まで戻り、下に向かう。先の男女は山頂を目指して行った。何度か鎖を手にして降りて行く。大姥神社まで降りたら、無事の御礼を挨拶して駐車場に降りて行く。

 抱き合わせで、大姥の滝も観たが、さすがにこの時期は水量が少なく見栄えが良くなかった。訪れる時期があるよう。
 
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