榊山    1181.0m   
           

 2013.12.7(土)   


  晴れ      単独      大血川渓流観光釣り場側より           行動時間:2H30M


@林道大血川線路肩0.5Km地点6:18→(2M)→A向岳橋(東谷林道)ゲート6:20→(18M)→B小滝橋手前取り付き6:38→(67M)→C榊山7:45〜49→(48M)→Dケンカ平歩道に乗る8:37→(8M)→Eゲート8:45→(3M)→F0.5Km地点8:48


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@大血川線0.5Km地点路肩からスタート。 A向岳橋を渡って東谷林道を進んで行く。 Aこの先は東京大学農学部の演習林。 東橋通過。
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林道は護岸工事中。 源兵衛橋は、老朽化に伴い通行禁止。 B小滝橋まで進み、ここから尾根に取付く。 B小滝橋前から見る山頂側。
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B水路施設の階段もある。 770m付近。 1040m付近。 1100m付近。フェンスで囲まれた植林帯が現れる。
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1140m付近。 C榊山山頂 C三角点は四方を石に囲まれている。 C三等点
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C榊山から長沢山 Dケンカ平歩道に降り立つ。 対岸、東谷林道の工事現場 東谷を右岸側へ渡る。
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Eゲート帰り。 F駐車余地の様子。



 この時期の秩父詣3回目。今回は榊山を目指す。長沢山の北に位置し、完全なるマイナーピーク。じつは翌日も信州へ出向く予定があり、両日を含めほどほどの場所をとここにした。折角のやぶ漕ぎシーズンであり、できるなら登山道の無い場所に入りたいし、それで居ながら疲労の少ない場所・・・。


 のんびりと住処を出て、5時近くに大血川渓流観光釣り場に到着する。しかし、駐車スペースは全部ロープで塞がれ停められないようにしてあった。釣り場利用者以外の駐車が多いって事になるか。それを含めでここの観光なのかと思っているが、第三セクターと言うよりは、個人色が強いのだろうと感じた。それは良いとして駐車余地がない。向岳橋を渡って東谷林道に入るも、当然のようにすぐにゲートされていた。バックして戻って大血川林道を三峰の方へ進んで行く。ここも路肩にバリケードの類のものがあり「ここは林道です」と表示してあった。路肩に停めないようブロックされていることとなろう。さらに登ると、標柱に「0.5Km」と書かれた場所があり、ここに2台分ほどのスペースがあり突っ込む。斜めの場所だが、余地があるだけありがたい。ここで夜明けを待つ。


 外気温はマイナス2℃。この時期の秩父にしてはまだまだ冷え込みが足らないような気もする。準備をし、凍ったアスファルトに注意をしながら降りて行く。そして東谷林道に入って行く。この先は東大の演習林。その文言が各所に見える。進んで行くと、最初のカーブの所でユンボが放置されていた。林道下では大々的な工事がされていた。山手側斜面に大きな鹿が何頭も見える。こちらに気づいて逃げているのだが、彼らを起因とする落石がどんどん落ちてきていた。しっかりと明け切らぬ中、落石を探すのはトランプの神経衰弱をして居るような感じでもあった。

 東橋を渡ると、その先で工事区間となる。けんか平歩道が右に分かれていて、少し気になったがそのまま東谷林道を進んで行く。道幅が全てそぎ落とされている場所も見え、護岸工事が現在進行中であった。重機の横を通り抜け、どんどんと林道を詰めて行く。対岸には、先ほど分かれた歩道が見える。歩き易そうな沢沿いの道であった。取り付き点は、地形図に水線の破線が見られる場所からと思っていたので、そこを目指していた。


 源兵衛橋は、老朽化により通行止めのバリケードがされていた。先ほどの護岸工事が終わっても、車は先には入れない事になる。ここから僅かに進むと小滝橋があり、水路の施設用の階段が尾根末端に見えていた。向かうピークが上の方に見えている。実際は山頂は見えないが、目標物として判りやすい。さて取り付く。

 最初は何となく踏み跡がある程度で、途中の棚の場所で有耶無耶になる。その先の急登斜面には九十九折りの極薄い筋が残って居た。しばらく我慢して進むと、一転して歩き易い一本尾根の上となる。ほとんどエスカレーターのようで、ここさえ伝えば山頂に行く感じ。先ほどからの鹿なのか、警戒音が続いている。

 1100m付近で進路左側が開ける。スギの植樹帯となり、青いフェンスで囲まれた中は、幼木が立ち並んでいた。明るい通過点となり、背中に当たる日差しが心地良い。そして聞こえていた流れの音がしなくなる頃、山頂も近くなる。特に危ない箇所もなく、足元も汚れることなくスパッツもしないままであった。

 “あれ、ここで良いのか”榊山に到達したときの第一印象はそんな感じだった。すぐに三角点が見えてこなかったので、そう思えたのだが、その三角点は、切断され横たわったスギの中央に鎮座していた。四方を石で囲まれ、佇まいはいい感じ。展望はほとんど無い。やや暗く長居を誘わない場所もであった。すぐに下山。

 
 往路の尾根を降りて行き、途中から小滝橋側への尾根を右にして、北に降りて行く。この頃になると林道工事の音がかなりし出す。復路は、間違いなくけんか平歩道を利用せねばならない。その歩道に降り立つ最後、適当に降りて行ったらけっこう薮化した中になってしまった。少し西に振ったのが良くなかったようで、東側斜面に降りれば良かった。


 けんか平歩道に降り立ち、落ち葉の絨毯に足を乗せて進み、吊り橋で東谷を渡って行く。下を流れる水流がそこそこあるので、小さいながらスリルがある橋に感じた。大岩の場所で林道に乗り戻って行く。


 ゲートの到着する。往路に気づかなかったが、ゲートの裏側にはダイヤル錠が設置してあり、小さな青いボックスがあった。メインとなる南京錠の入れ物だろうと推測できる。舗装路を登って行き、車に到着。

 次はそのまま林道を登り、駆ヶ越トンネルの上の山を狙う。

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