石尊山 751.6 m
2013.12.30(月)
晴れ 単独 八束脛洞窟遺跡経由 行動時間:55M
@入山口9:25→(11M)→A八束脛洞窟遺跡9:36→(17M)→B石尊山9:53〜57→(9M)→C洞窟遺跡10:08〜11→(9M)→D駐車余地10:20
@写真中央に八束脛洞窟遺跡の大岩が見えている。 | 鳥居を潜り | ルートの最初は岩の上を行く。凍り付いており、かなり注意が必要。 | A石段を登った上が遺跡。往路は立ち寄らず通過。 |
藪斜面を登って行く。 | 大きな岩穴が見えたり。 | もうすぐ山頂。西側から。 | B石尊山到着。 |
B大きな祠がある。 | BG標 | B四等点 | B南東側 |
B三峰山側 | B南東側直下にあった祠 | C遺跡の最頂部に立つ。 | C八束脛洞窟遺跡中央部。 |
Cお参りをして | C燃やした痕などがあり・・・。 | 石段を降りて行く。 | 鳥居に戻る。 |
D入山口に戻る。 |
戸神山のあとは石尊山を狙う。八束脛洞窟遺跡経由がこの山のメインルートのよう。右へ倣えで、その場所を目指す。しかし、本当に現地に行かないと途中に道標などは無い場所であった。ハンドルを握りながら、その場所が遠くに見えていながら、何処が入山口となるのか、少し迷いながら穴切地区内の分岐を選んでいた。
入山口は白と紫を基調にした幟が示していた。道向かいに駐車余地が6台分ほどあり、そこに突っ込みすぐに駆け上がる。ラダー状になった鉄製の滑り止めの上を伝って行く。向かう先に鳥居が見え、そこを潜り進んで行くと、その先はナメ岩のような上が凍っており、さらにはそこに落ち葉が乗っていた。間違いない滑りやすい場所に、かなり慎重に登って行く。普通に滑り、ここだけでも軽アイゼンが欲しかった。経路には幟が並び、何か城址のような雰囲気もある。道標の無い分岐を左の道を選び上がって行くと、竹薮の場所を経て先の方に石段が見えてくる。
八束脛洞窟遺跡到着。見学は後回しにして先に山頂を目指す。北西側に藪斜面を上がって行くと、大岩の下を通過する。ここにも大きく彫れた様な場所があり、一帯にこのような場所があるように思えた。小尾根に乗り上げ高みに進んで行くと、今度は西に伸びる顕著な尾根の上に乗り上げる。雪があるものの伝いやすい尾根で、なにも迷わずあとは高度を上げて行くだけ。向かう先にやや大ぶりの石組みが見えてきた。
石尊山到着。石組みは祠であった。そして四等点が西側にポツンと埋められていた。メサ形状の三峰山が良く見える。麓側がもう少し見えれば高度感があるのだが、いまひとつ欲求を満たしてくれなかった。やはり雰囲気的にもマイナーピーク。Gさんの標識だろうか、唯一山名を記していた。
下りは南東尾根を降りてみる。2mほど降りたところに小さな祠もあった。こちらに昔道があったということか・・・。しばらく伝って行くと、赤い杭の打たれた場所に出る。このまま降りては遺跡から外れてしまうので、途中でトラバースするように落ち葉の斜面を進み、遺跡の裏からその場所に出る。乗り上げた場所は、遺跡の最高所で、そこには5寸釘のような物が2本打ち込まれていた。幟もここに一本ある。北側を巻くようにして慎重に降りて行く。ここは一応道形があるのか九十九折が切られ、それを伝って行くと祠のある場所の北側に降り立った。少し不本意だが裏口からその場所に入り参拝する。
自然地形でのお墓。この高い場所にして普通に鳥葬を思うのだが、往時はハシゴや縄などを使って死者を葬ったのだろう。見上げたり見下ろしたり、簡単に昇り降りできる場所で無いことを確認する。こじんまりとしているがとても珍しい遺跡とも言えよう。よくよく、このような地形は修験僧の修行の場ともなろうが、お墓という部分が珍しい。
往路を戻って行く。凍ったナメ岩の上は、やはりツルツル。慣れない観光客にはかなりキケンのようにも見えた。鳥居を潜り、駐車場に降り立つ。じつは、到着したときに所用の電話が入り戻らねばならなかった。温泉の予定もあったが、急いで帰路に。