三味線林山 746.5m
2013.2.23(土)
曇り 単独 東側尾根末端から 行動時間:10M
@カート場への分岐点(尾根末端)10:04→(4M)→A三味線林山14:08〜10→(4M)→B下山14:14
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@「オートパラダイス」(カート場)への分岐点から入山。 |
斜面は中途半端な伐採木が続く。 |
A三味線林山三角点ポイント。 |
A三等点。脇に「I」と書かれたタグが立っている。 |
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A最高所の場所。 |
A最高所から東側。 |
下降途中から。かなりのエキゾーストノイズ。自衛隊敷地の横だからなせる業だろう。 |
B下山。 |
「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」の名前を知ったときも、強烈なインパクトを受けたのだが、この「三味線林山」も、なぜにこの名前に落ち着いたのかと不思議でならない。複合的な文節で成り立つ山名。三味線なら、まだ何とか受け入れるが、どうしてそこに林が・・・。ちゃんとした謂れがあるのだろう。これだから山は止められない。名前だけで楽しい遊び場となる。三味線林山に登る。このことだけで、不思議とウキウキする。山の魔法でもある。
富士山の東麓、R138号を須走ICに向けて走ってゆくと、インター手前2キロほどの場所にカート場がある。乾いたエキゾーストノイズが聞こえるのだが、それを反響させているのが三味線林山でもある。間違っても三味線のような音色には聞こえないのだが、音を発して居るという部分では、何となく当たらずも遠からずなどと納得してしまう。南東側から最初にアプローチしたのだが、その道は自衛隊の敷地に入って行く道のようで、注意看板があり先に進めない。山腹にリボンが下がっているのも見えるが、やはりここは南東尾根を使うのが順当。末端にはゴミの放棄を注意する看板が在る。
サッと踏んでくることにする。尾根を行くと、僅か先は伐採された斜面となる。幹を3尺ほど残した不思議な光景。なぜにこんな切り方にしたのか、半殺しのようで木が可哀相な印象を受ける。おそらく、カート場への陽射しの関係で切ったのかと見ていた。そのカート場からは、賑やかなエンジン音。そしてブレーキ音。おもちゃ箱の中をおもちゃが走っているようにも見える。でも、こちらから見えるってことは、下からも見える。見えるというか、丸見えであった。かなり足早に登って行く。注意される事はないであろうが、不審者扱いされる事は必須。おかげで短時間で山頂部に。なにか林道ではないが、道形が東側を通過している。伝っていったのはその上だった。植樹帯が現れたら、西に入って行く。
三味線林山の三角点はすぐに見つける事が出来た。その横には、「I」と書かれたタグが付けられていた。最高所はここではなく、さらに北に行った場所。特に道標は無く静かな山頂。いや、カートの音が賑やかな山頂であった。針葉樹が整列して清々しいのと、暖色の広葉樹側もなかなかいい感じ。騒音さえなかったが、そこそこ居心地がいい山頂に思えた。オヤッと思ったのだが、誰か好事家が登ったトレースがあった。ソールパターンからしてハイカーのよう。物好きは居るもんである。冬季のこの時期は、こんな場所が楽しいのであり、ただの物好きではないような気もしたが・・・。
帰りも足早に下って行く。どうしてもカートの走りに目が行ってしまう。カーブへの進入角度、ドリフトしながらの車体の向きを変えるテクニック、ブレーキタイミング、速い人のドライビングと、後続の人のドライビング、やはり差が見える。なんでも興味を持ち見て覚える。知らないより知っている方が有利。入山口に降り立つ。
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