高尾山   544.1m   
             

 2013.4.21(日)   


  雪    単独      東南東側の林道入口から(標高520m付近)        行動時間:34M



@ダート林道入口(標高520m付近)8:25→(8M)→A林道を離れる(取り付き)8:33→(8M)→B高尾山8:41〜43→(7M)→C林道に降りる8:50→(9M)→D駐車余地(ダート林道入口)8:59


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@林道がヘヤピンカーブをしだし、カーブ二つ目の場所から尾根沿いに林道が入っている。 天気のせいか、物寂しい林道の様子。 最初に取りつこうと思った場所。見た目以上に斜度があり、林道からの最初が高低差がある。 A取り付いた場所。植樹帯で雪を遮ってくれていた。
syoujyoubakama.jpg  onemichinashi.jpg sancyou.jpg saikouten.jpg 
ショウジョウバカマも雪の下に。 尾根に乗ったが、道形は無し。 山頂付近の様子。 B高尾山最高点。
sankakuten.jpg  santou.jpg  noboxtutekita.jpg  rindouni.jpg 
B四方を守られた三角点が鎮座。 B苔生した表情の良い三等点。 B登ってきた側。 C林道に降り立つ。
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C降りてきた斜面。 フキノトウも雪に覆われ  D駐車場所に戻る。轍は我が仕業。  




 二日目の山旅は、1600m台の山を予定していたが、さすがに降雪が強く挑む気分になれなかった。車中泊をした車の上には7センチほど雪が乗っていた。ここまで降れば諦めがつく。これが1月とか2月なら、当たり前と突っ込んでゆくのだが、春の雪は特別視してしまう・・・。

 井波の瑞泉寺経由で庄川温泉郷に入る。するとナビに「高尾山」が表記された。すぐさまスマホで地形図を出す。山腹林道があり、371高点付近から南進して登るのが順当かと見えた。湯山地区から落シ地区に進むと、その先で鋭角に右に入っている道がある。ちょうどこの時、地域の人が道普請作業をしていた。不思議な車が入って行くので、注意深く見られたのは言うまでもない。横住地区は、下の方は住んでいるが、日の入らない樹林帯の方は離村したようで、大きな家が主を無くした風合いでそこにあった。

 積雪が気になったが、少しスリップするものの登れない状態ではなく、ズンズンと林道を進んで行く。そして371高点付近で南側の斜面を見るも、何処にも登るような道形は無く、藪斜面のみ。ここを突っ込んでは時間がかかると、次の目標値に向けて山腹を巻き込み東斜面に進んで行く。当然、ハンドル捌きをミスして谷側に落ちないよう細心の注意を払う。

 林道は地形図どおりに進み、先の方でヘヤピンカーブが出てくる。この二つ目のカーブ右側に、広い白い地形が出てきた。白いと言うのは雪があるからで、雪の下が見えないので入っていいものか、入ったら出られない場所か半信半疑で見ていた。ジッと凝視していると、その先に尾根に沿うように林道の道形が見えてきた。となると進めるのか・・・。その林道の方へ進み、少し突っ込んでみる。しかし、やや大きい車だと不利のように感じ、バックして先ほどの広見に停めることにした。

 地図を持ってきていないのでスマホのみが頼り。測位間隔を上げて、ダート林道に入って行く。すぐ西側は尾根があり、この林道はその尾根に沿うように東側に切られている。このまま山頂まで連れて行ってくれるのかと思えたが、途中から尾根頂部との高低差が開いてくる。最初に取り付けそうな植林帯は、林道からの最初が2mほど急峻で、その上側も傾斜がきつかった。もう少し進めばいいところがあるだろうと予想を立てて進むと、案の定そんな場所が出てきた。いざ取り付くと、それでも良く滑る場所で、ストックでも持って来ればよかったと思うほど。やや蹴りこむように細かいピッチで登って行く。

 尾根に乗る。薄っすらとでも道があるかと思ったが、全くない珍しい場所。杣道さえもなく、それほどに人が入らない場所となろう。高みへ進んで行くと、植樹帯の中にこんもりとした場所が出てきた。三角点のある場所であり、そこが山頂を示す場所。人工物などそれしかないと読めた。マーキング類も一切無い、里山、低山にしては珍しい場所となる。

 高尾山到着。四方を石に囲まれた三等点が眠っていた。日が差さないためだろう、苔生した表情の良い三角点であった。少し雪を払い除けると、薄緑の綺麗な姿を見せてくれた。全く展望のない場所。長居は無用で踵を返す。

 復路は少し尾根伝いに降りて行く。東に進んで行くと520m峰があり、その先で尾根が二つに分かれているかのように見える場所となる。一つは東南東側に降りて行くような感じで、ここは左側(東北東)に進む。その先の藪が濃いのが見えてきて、ここで尾根を離れて林道目指して急降下。するとその場所は、最初に取り付こうと見上げた斜面だった。

 林道に降り立ち、我がトレースに足を乗せて戻って行く。労せず1座登頂。この降雪であれば、まあこのくらいで御の字としておこう。


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