蓼科山    2530.3m   
           

 2013.8.18(日)   


  晴れ       パーティー     7合目より        行動時間:5H13M


@7合目8:36→(87M)→A将軍平10:03〜08→(39M)→B蓼科山10:47〜11:55→(28M)→C将軍平帰り12:23〜33→(76M)→D7合目13:49


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@7合目から入山。カラフルな山ガールが出発して行く。 率いるパーティーもいざ。 ここはボッカの見られる場所。日に何往復するのか・・・。 A将軍平はこの賑やかさ。
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急登でやや渋滞気味。慣れない勾配に苦戦している山ガール。 下界との標高差が気持ちいい。 ヒュッテ蓼科到着。 パーティーがあちこちで賑やかに集う。
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B蓼科山標識点 B一等点 B蓼科神社にお参りをし Bスイカを持ち上げた。
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初心者にはこの下りは辛かったよう。平生体験する事のない地形。 滑ったり転んだり、キャーキャーと賑やかに。 C将軍平帰り。 C蓼科荘前で・・・。珍しく出演。そして友情出演。
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D七合目に降り立つ。        



 予定していた初心者をお連れしての山行。フィットネスジムに通っている方、フラダンスの先生もおられ、負荷の度合いを悩む。暑い時期であり涼しい場所選びをするのは順当として、登った感を味わってもらう為に事前の少ない情報から判断し場所選びとなった。動ける方なら少し腿を高く上げてもらおう、バランスの要する場所を伝ってもらおう。そして有名処でお仲間に言っても伝わる場所。全てを加味し、蓼科山とした。

 最初は3名の予定が、情報が広がり2名追加で5名となった。来る者拒まず。ただ、足が揃わなくなるだろう部分は感じていた。6時に我が家で2名を乗せ、西上州のとあるコンビニで他の方と合流。2名乗せたうち1人は、遥々大宮から来た方でもあった。R254は望月交差点からR152号を経て、白樺高原に到着。力量により下から歩くつもりもあったが、メンバーの顔並を見て、最短コースで上に行くことにした。この判断は正解であった。

 七合目のトイレ前の駐車場はいっぱいで、一つ下の駐車場に止める。靴紐の縛り方からレクチャーしつつ、のんびりとしたスタートを切る。「何処に登るのですか?」と聞かれ、蓼科山を指しながら、「あそこです」と言うと、「あんな所まで登れるんですか」と・・・。トイレも女性側は渋滞でやや足踏みをして鳥居を潜る。

 それにしてもカラフル。山ガールだらけと言ってもいいほどに登山道に見られた。ここに来ると山ブームをはっきりと体験できる。これほどに健康志向になったのか、見た目では山に似つかわないような女の子が元気に登っている。そんな中にボッカの姿もあった。ヘリが使われ死語になりつつあるボッカが、ここでは唯一の移送手段として働いていた。読んだ本の中では1kg:1000円とあった。これが割りかけられて売店での値段になっている。

 ジムに通う方、ダンスの先生は、予想通りぴったりとついて来たが、そのあとが離れだす。日頃運動をしていない人としている人の差は歴然。歩調を調整しても足が揃わず、何度も立ち止まる事となった。将軍平までに6度ほど停まっただろうか、ゆっくりとシラビソと苔を愛でながら上がって行く。標高を上げるごとに、どんどん涼しくなり、将軍平に到着したときには16℃を示していた。私はなんとも思わない気温だったが、参加者はこの涼しさをドキドキしながら感じていたらしい。

 将軍平で僅かに休憩して急登に入って行く。渋滞ってほどでもないが、軽い渋滞にはなっていた。行き交う人も多く、さすがの100名山を感じる。登りながら、「ここ降りるのですか・・・」と後から。日頃体験したことのない勾配なのだろう、頭の回転が速く下山の事を気にしているのだった。下山者に道を譲られつつゆっくりと上がって行く。時折振り返ると、素晴らしい展望が広がる。登ってよかった、ここでよかった。メンバーの下界を見ながら喜ぶ表情があった。

 ヒュッテ蓼科も賑わっていた。その先には何パーティー居たのか、各々歓談しながら持ち上げた食材を楽しんでいた。山頂に進んで行くと、屯していた場所が先のところだった意味が判る。風が強いのだった。北西の風があり、外気温14℃の中では雨具無しでは寒い状況になっていた。山頂一帯にカラフルな姿がある。200名ほどは居ただろうか。でも余裕で迎え入れられる広さがあるここは強み。

 標柱の建つ蓼科山山頂到着。一等点を拝み、皆が揃った時点で記念撮影。逃げるようにヒュッテに戻り風を避けつつ休憩。すぐさまスイカを出して喉を潤す。少しガスがあるものの、陽射しもあり適当な涼やかな天気状態であった。乾いた空気感が何より。初めての方には、この展望、この涼しさがなんともいえない体験となっているようであった。長い休憩のあとに下山に入る。

 大岩のゴロゴロとする下り。各々のスタイルで後ろを降りてくる。怖さが先行している人、楽しく降りてくる人、性格も加味されるようで見ていると面白い。怖がる人はやはり転んでしまう。怪我をしない程度にキャーキャーと楽しんでもらう。転ぶことが一番早く慣れる。転んでも介抱しない私に、参加者の目が刺さってくるが、やはり山は自分で歩くものである程度は自分で対応してもらい、最悪は補助をする。微妙な間合いだが、重要な間合い。

 将軍平で大休止。ここでは長門牧場のアイスを売っている。ボッカはそれを上げていたようだ。膝の笑いが取れた頃、七合目への最後の下り。一度笑い出すと、笑いが止まらないようで、遠巻きに見ていても歩き辛さが伝わってくる。ゆっくりと降りて行くが、あまりゆっくりだと緊張感がユルユルになる。ゆっくりだと転ぶ人が増えるのがみえる。何度も立ち止まりながら足を揃える。下に行くほどに気温が上がって行くのがわかる。この先、下界に降りねばならない。この空気を家に持ち帰りたいほど・・・。

 鳥居を潜り七合目に降り立つ。「あんな所に上がれるとは思いませんでした」と言われる。私にしてみたら、なんて事のない場所。逆にこのような感動が無くなっている事を知らされる。多くのものに感動できる自分でいたい。

 白樺湖畔の温泉に入り、「もうもう」でソフトクリームを食べて帰路に。
 
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