戸神山    771.7m         高王山   765.9m

 
  2013.12.30(月)    


   晴れ      単独      虚空蔵尊より反時計周りで周回     行動時間:2H 


@登山口駐車場6:57→(10M)→A急登コース分岐7:07→(24M)→B戸神山7:31〜35→(29M)→C高王山8:04〜10→(7M)→D林道終点石墨町への下降点8:17→(19M)→E岡村りんご園下(車道に出る)8:36→(21M)→F駐車場に戻る8:57


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@駐車場からスタート 舗装路へ進めと道標があるが・・・。真っ直ぐ進めばいい。 そのままコンクリート舗装路を伝う。 B急登コースへの分岐。
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坑道入口跡? グリップのいい岩場が続く。 B戸神山 B標柱
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B赤城側 B三峰山側 B谷川岳側 B武尊山側
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B四等点 C達筆標識 ふくろう。林道途中にはウサギが居る。 ルートの様子
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高王山を望む カモシカの出迎え 林道終点(峠) よく管理された道
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D高王山 D高王山城址 D三等点 DGTVのアンテナが立つ
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下山 E峠再び E石墨町への下降点。 上部は藪化しているが、下に行くと明瞭になる。
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麓の集落に降りる。 車道に出た場所は、「岡村りんご園」の場所。 未舗装の畑の中の道を行く。 T字路になり、左に進んだら藪道となってしまった。出た先がここ。
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出た場所には小屋があった。本来は小屋の向こう側から撮影側に来る予定だった。 武尊大明神。 分譲地の先の水路沿いを行くと。 F駐車場前に出る。



 
 この日は沼田市の戸神山へ行く。抱き合わせで高王山まで抜けて周回する計画とした。


 虚空蔵尊の駐車場は広く、停め易い場所となっていた。ぽつんと停め歩き出す。山門と言えよう場所には、登山道を示す指示標が掲げられ、それに従いコンクリート舗装路を伝って行く。山腹には登山道らしき道が切られているが、そこを伝わせていないよう。車が通れる幅の林道を伝って行くと、最初の道標が現れる。これが見えてくるまで、途中で山道を見たことから、“この道で良いのか”と半信半疑でもあった。次に出会う道標が、直登コースの分岐点となり、ここで林道を離れる。

 
 直登コースに踏み入れると、鉱山跡らしき掘れた場所と、そこに古い石積みを見る。ここを過ぎると岩場を伝う場所となる。雪が乗れば別だが、無ければグリップの良い岩が連なっていた。登って行くと、上から単独の人が降りてきた。「今日は快晴だよ」と人懐こい方がすれ違う。既に来光を向かえ、もう少し早くに登れば・・・と思ったが、十分いい展望。空が開ける。

 
 戸神山到着。大展望の360度の景色がある。高度感も抜群で円錐形のピークの山頂に居る雰囲気十分。谷川岳、上州武尊山、赤城山、榛名山、子持山、上州の名峰が各方面に見えていた。ふと足元を見ると、真鍮製の四等点標が埋め込まれていた。そして石塔を撮影して、高王山へ向かおうと振り返ると、一段下った場所に、達筆標識が揚がっていた。このメジャーピークにおいて、良くぞ残っていたと思えてしまう。さて下って行く。

 
 途中、ふくろうの木彫されたものがあった。虚空蔵尊からの林道脇にもウサギの木彫が在り、登山者を楽しませてくれている。快適な散策路とも言える道を進んでゆくと、何か気配を感じる場所があった。林の中を目で追うと、二つの目がこちらを向いていた。カモシカであった。愛らしい表情でこちらを凝視しており、気にしないようルートを進んで行くと、向こうも何も無かったように視線を変えた。向かう先に高王山が見えている。もう僅か。

 
 林道終点地の峠を経て、緩やかな登り返し。ここは本当に歩き易い道であった。管理も良くされている。山頂下に到達した時、間違いない城の雰囲気を感じた。一段下がった場所に平らな場所が設けられ、山城の様相であった。駆け上がり山頂部に到着。

 
 高王山には、群馬テレビの大きなアンテナ塔が建てられていた。解説板を見ると、やはり高王山城址と言う事であった。こちらにも達筆標識が在るかと思ったが、探し回ったが残念ながら・・・。すかいさんの標識は控えめな場所に揚がっていた。北西側にはテプラ標も見える。三角点前にも別のテプラ標。藪山趣向の各重鎮は群馬全山をやるための、ここも1座となっているのだろう。先ほどの戸神山が良すぎたのだが、こちらは城址にして、あまり展望の良い場所ではなかった。往路を戻る。

 

 林道終点地からは、石墨町へのルートを辿る。丸太で階段が切られているが、下りだしの最初は、種をつけた野草が蔓延り、ズボンが種だらけとなってしまった。少し不明瞭にも思えるルートだが、高度を下げてゆくとかなり明瞭になってゆく。こちらには経路に道標は一切無い。あるのだが、そのほとんどが熊に齧られていた。前の方に集落が見えてきて、そこを通過して行くと、各家の番犬がけたたましく吠えてくる。足早に通過し車道に出る。出た場所は「岡村りんご園」と言う看板が揚がっていた。ここにも一切の道標は無い。

 
 車道に出て南進して行く。途中、463高点の北側を通過する畑道に入って行く。未舗装の道で、通過するのは軽トラくらいのようで、そのための幅しかなかった。先に進むとT字路になる。ここでの判断を間違えてしまった。本来は右(南)へ進むべきだったのを、左(北)に道を選んでしまった。コンクリート舗装された道を進むと藪化した場所になり、薄い道形が東へ向いていたので伝って行くと、完全に竹薮の中に入ってしまった。戻ろうかとも思ったが、藪が負荷になる私ではないので分けながら突き進んでゆく。

 
 出た先は、古い小屋の在る十字路の場所であった。先ほどのT字を逆に進めばこちらに出たであろうと予想できた。道形を東に進んで行くと、左に別荘のような古い家屋が見えてきて、ここで戸神地区に出た感じとなった。そのまま進み、途中「武尊大明神」と書かれた鳥居を左に見る。さらに先に進むと新興分譲地があり、ここでも大型犬に吠えられ通過して行く。その分譲地の下のところに水路が見えている場所が在り、その脇を伝って進む。何処に出るのか・・・。樹林が見え、その先に墓石が見える。ドンピシャの正解か。

 
 伝った道は、駐車場のまん前に出た。おそらく地元民しか知らない道であり、犬の散歩くらいにしか使われない道であろう。上手くルート取りが出来、かなり省力できた感じであった。駐車場に入ると、これから登りだす方が4名居られた。展望の山であり、この時期に登る人は多いよう。


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