茶臼山   293.9m              


 
   2014.2.24(月)    


   晴れ     単独       東毛青少年自然の家より      行動時間:46M 

  


@青少年自然の家6:42→(2M)→A立岩・三本松コース分岐6:44→(15M)→B270m峰6:59→(7M)→C茶臼山7:06〜09→(10M)→D三本松コース下降点7:19→(9M)→E青少年自然の家7:28


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@東毛青少年自然の家前よりスタート。早朝(冬季だからか)は駐車場は封鎖してある。 A立岩コースと三本松コースの分岐点。 立岩 B270mピーク
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B270mピークから見る茶臼山。 途中の一木口への下降点 展望場。設置してある双眼鏡は壊れている。 C茶臼山のアンテナ施設。
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C三等点 C祠 C東屋 C標柱
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C西側の展望 C南側。右側が270m峰 D三本松コースへの下降点 三本松コースと立岩コースの合流点
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野営場 E青少年自然の家に戻る。路上駐車。



 
 珍しく月曜日登山。予定の中ではもう少し高度を上げて遊ぼうかと思っていたが、小用に託けており低山のハシゴ登山とし、時間の様子で途中で切り上げようと考えていた。向かうは上州の東毛(とうもう)域。平生は優しい低山も雪のおかげで少しは楽しめるだろう。2014年2月14日の大雪は、後世にも十分語られる出来事となろう。低山を5座ほどプロットし、まずは桐生市南公園の西に位置する茶臼山に向かう。

 国道50号を伝う。平日の夜間(早朝)帯でも乗用車が多い。出勤なんだろうが、長距離通勤者のレース場のような流れがあった。鹿田山が左に見えたら、高架を下った先の交差点を南に曲がり阿佐美地区に入って行く。途中のセブンでモーニングコーヒーの香りを楽しみ、藪塚温泉に向かうようにして東に進んで行く。北の広沢地区から入ろうかとも思ったが、冬季は南側の方が暖かいだろうと南面で遊ぶ事と決めた。登山口とする東毛青少年自然の家に到着すると、生憎駐車場はゲートされていた。早朝だからなのか冬季だからなのか判らないが、公的な駐車場がない事になった。こうなると、職員が来る前にそれこそ朝飯前の登山とせねばならなくなった。路上駐車をしてサッと出かける。

 ルートが判らないので、とりあえず施設の方へ上がって行く階段を上がる。しかしそれは施設への階段であり散策路ではなかった。そこから西に小谷を見下ろすと、雪で埋まった谷の中に道形が見え、踵を入れながら駆け下りる。するとそこには「立岩コース」と「三本松コース」の標識が立ち、分岐点となっていた。トレースが濃い方が立岩コースで、往路はこちらを伝う事にした。谷を少し進むと、途中から急登斜面に切られている道に入って行く。雪が乗り冬季は見落としがちになるが、上の方にタイガーロープがあり道の存在を示していた。そのタイガーロープの場所が立岩と呼ばれる場所で、擁立する砂岩色の壁があった。左から巻き上げて尾根に乗る。ここからは快適な散策路風のルートとなった。

 まず乗り上げるのが270m峰。このピークにはオリエンテーリングに利用される標識が立っている。この高みから北を望むと、アンテナ群が要塞のように見える茶臼山の姿があった。鞍部へ降りて行くと、先の方に犬を連れた方が上がってきていた。しつけが甘くノーリードであったが、平日だから許されるだろう事。一木口側から登ってきたようだ。下からの濃いトレールが見えていた。その下降点分岐を見たら登りに入る。途中左側の展望が開け、そこに三脚が置かれ常設の双眼鏡が置かれていた。ただし壊されている。階段を駆け上がりアンテナ施設に到着。

 茶臼山は、まずは白い三角点が出迎えてくれる。こちらには単眼鏡が設置してあった。北に行くと三つ並んだ祠もあり、すぐ眼下には東屋も見えた。雪が乗り、実際は300mほどの低山であるが500mほどの高さに思えるほどの景色があった。山名標柱は、各方面への指示標柱となり賑やかしく立っていた。この後に向かう荒神山の姿も西に見える。南を望むと、伝って来た270m峰の丘陵が連なっている。アンテナ施設は放送大学やKDDIのものだった。この人工物が無ければもっといい風景であろうが、在っても各方面の景色が見え、登頂感のある良い山頂に思えた。犬を連れた御仁がなかなか登ってこないので戻って行く。

 御仁は途中の展望場の東にある石に腰掛けてスマホを触っていた。達磨大師のように石に座り、それをジッと飼い犬が見ていた。静かに横を通過して行く。270m峰に戻り、立岩コースを左に見て荒神山の方へ進んでゆく。そして三本松コースの標識の場所から下降に入る。その三本松を探しながら降りるのだが、その姿が見当たらない・・・。そして往路に見た立岩コースとの分岐まで下りてしまう。何処かに松が以前在ったのだろうが今は・・・ってことなのか。谷をそのまま伝って進むと、野営場の中に入って行く。パン焼場を最後に車道に出る。そして僅かに登りあげて駐車場前の路上に戻る。

 里山らしい道数の多さ。よく管理された各ルート。四季を通じて利用者できる低山ならばこその雰囲気があった。低くても高くても山はいい。そう思わせてくれる山であった。

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