舞鶴山 559.6m ノロシ山 843.9m
2014.5.17(土)
晴れ 単独 白鳥神社より 行動時間:1H57M
@白鳥神社参道入口6:17→(10M)→A白鳥神社脇登山道入口6:27→(12M)→B舞鶴山6:39〜40→(46M)→Cノロシ山7:26〜30→(28M)→D舞鶴山帰り7:58→(6M)→E白鳥神社参詣8:04〜08→(6M)→F戻る8:14
松代地区より見るノロシ山 | @白鳥神社より | 林道幅で道があり、途中にゲートが設けてある。 | A白鳥神社。参詣は帰りに。 |
A神社の先、南西より登山道が上がっている。入ってすぐに山道が横切る。 | 快適な登山道。尾根に乗った場所。 | 行政の標識が適所に立つ。 | B舞鶴山 |
B舞鶴山標識 | B四等点 | ヤマツツジと新緑が見事。 | もうすぐ山頂。 |
Cノロシ山 | Cノロシ山標識 | C三等点 | Cノロシ山から長野市街。 |
C北東側 | C赤松の林立する山頂。 | D舞鶴山帰り | E白鳥神社脇に戻る。 |
E参詣を終えて参道を降りて行く。 | F参道入口に戻る。駐車余地の様子。向こう側には警察学校の寮。 |
この時期になるとどうしても口走るフレーズがある。おそらく踏むまで歌われるのだろうが、ビートルズの代表する曲、「Please
Please Me」。
Hame on,
hame on, hame on, hame on
Hame on, hame on, hame on. hame on
Please
please me. oh yeah like I please you ♪
えっ、何か単語が違うって・・・気のせいです。で、刃物♪刃物♪と狙いにかかる。SK氏は上からのルートで安全着陸とした。私としては下からアプローチしたい・・・。そろそろ狙い時であり準備をしていた。しかし小用が飛び込んだ。15時くらいには戻らねばならない。そこに輪を掛けて上州北部の天気予報が悪くなった。偵察に日崎山って手もあり、予備通りの場所にとも思い深夜帯まで待ったが、雨雲の通過状況は回避とはならなかった。日崎山も薮・・・雨は避けたい。
そんな事を悩みながら、既にいつものスタート時間を過ぎて午前2時をまわっていた。だんだんモチベーションが落ちてきてしまっており、行動するに際しやばい状況。「今週は止めようか」。なにか平地癖がついてしまったようで不甲斐ない性分になりつつある。外に出ねば・・・。移動時間が詰まって行く中、地図ソフトを操りながら、長野方面のお手頃の山を見繕う。その中でノロシ山が目に付いた。だいぶ当初予定とハードルの高さが変わってしまったが、小用が気になりギャンブルは出来なかったのが本音。
結局、なんだかんだで3時に家を出る。夜明けまでもうすぐ。夜明けには歩き出したい性分の私としては、この行動は納得がいかない。なんたる不覚。それでも現地へ向け急ぐ。セブンに寄るも、綺麗に並べられた陳列棚にはヤキソバパンの姿無し。今日はとことんツイていない。験担ぎしている自体で精神的に弱いとも言え、第三者的に見つめるとさらに悲しくなる。
入山口にしていた白鳥神社に近付いて行くと、ちと緊張する施設が出迎えてくれる。それは長野県警察学校。その敷地内には警察車両が大量に見られる。これを普通の場所で見たら、「何かあった」と思うのが普通で、学校と判ってはいながらも一般人には威圧感があった。そして白鳥神社は、その学生寮の真ん前が参道入口で、嫌な事に駐車場が見当たらない。少し戻って付近で作業している方に聞くと、参道入口の余地に停めていいとの言葉を貰う。とは言っても、1台限定。停められて2台だが、2台停めると上に向かう道を塞いでしまう形になる。よって1台。1台しか停められない場所に、1台入れるのは気が引けるのだった。
学生寮に見守られながらの準備、1対いくつなのだろうか、布団を干している者や洗濯を干している者、各部屋主の姿があり、居心地が良くない。ましてや警察官の卵であり、注意深く見ているだろう。そそくさと準備をして参道に入って行く。
参道は車道巾で上に進んでおり、すぐにゲートがあり開閉して先に進んで行く。進路左に白鳥神社が現れると、そのまま道を直進するとその延長線上に山道の入口が見えてくる。この場所にして、もう少し判りやすい道標が見えるのかと思ったが、意外とひっそりとしていた。そこに入ってすぐ、横切るような右に向かう山道を見送る。ここを過ぎると安定した登山道となり、各所に道標もあり一本道で間違うことは無い。
新緑とツツジの色が鮮やかで気持ちがいい。スマホで地図を見ればいいと判断してきたが、そのスマホを車中に忘れてきた。それにより舞鶴山の位置がよく判らずに居た。ノロシ山は未だ先の方だからいいとして、舞鶴山がこの先なのか、通過してきてしまっているのかが気になっていた。そこに、舞鶴山のピークが現れた。良かった・・・。
舞鶴山には、四等点が埋め込まれている。最近は真鍮製が多い中、四等での御影石はレア物と言える。先に進んで行く。付近で部活動をしているようで、その声が谷間に響いていいた。夏に向けて、大会に向けて頑張っている姿が声から見えてくる。それらの声に後押しされてガツガツと登って行く。ザックの中には、刃物ヶ崎山へ向かう装備がそのまま入っている。楽を選んだ分、少し負荷をかけるのだった。いや、もしかして、入れ替えるのが面倒なだけのずぼらなだけかも。
途中からロープ場が現れる。特に危険度はないが、麓が神社でもあり事故はない方が縁起が良いことに繋がる。登りながら思ったのだが、長野県警志望者の中にも、山岳警備隊希望の若人も居るはず、この場所は庭のようにしてトレーニングに使えるのではないだろうか。日々がしんどくてそれどころでは無いかもしれないが・・・。
二箇所目のロープ場は、やや急峻に在り意味を感じた。最初のはルートが見えづらかったので、案内の役割をしていたのだろう。そろそろ山頂が近い。簡単に踏めると思ったが、既に1時間は経過している。里山とて侮ってはいけない。振り返ると、市街が見下ろせる位置にあった。小さなそれらに現在地の高度感を抱いたりする。それにしても木々の緑が心地いい。往事の人も、これらを見ながら狼煙を上げにここに上がってきたのだろうか。
ノロシ山到着。赤松の林立する風の良く通るピーク。三等点が鎮座し、標識が一つ。必要最低限の人工物で質素。北側に展望が在り、ザックに腰を下ろし市街を俯瞰しながら休憩とした。このまま尾根を進めば地蔵峠の方へ進むようだが、向こう側へ抜けても楽しそう。少し汗が引いた頃、下山となる。
往路を戻る。舞鶴山から白鳥神社に戻り、ここでじっくりと参拝して行く。この神社は少し距離を置いて参詣せねばならない。本殿を囲っている塀に、ちと寂しさも感じたが、それが為の保存状態の良さもあった。私1人のみの境内、人形が苦手な私としては、木造の馬がよく出来過ぎておりリアリティーがあり、ましてや暗い中にあるものだから、苦手な場所でもあった。でもこれがこの神社の名物。しっかりと見ておかねばならない。
参道を降りて行く。駐車した車の先に見える寮の窓という窓に人の姿がある。これまた困った場所。車に到着しその視線を感じながら着替えをする。建物との距離は20mくらいと近い。しょうがないとは言え、あたかも街中にいるかのよう。気にならない人ならいいが、あちこちから声が聞こえてきたりし居心地は悪い場所。週末ではなく平日訪れるべき場所だったのかもしれない。