深高山   506m              石尊山   486.5m

 
   2014.12.13(土)    


   晴れ      単独      山神社から半時計回りに周回      行動時間:1H39M 

  


@山神社6:23→(17M)→A廃林道入口6:40→(19M)→B尾根に乗る6:59→(8M)→C深高山7:07→(21M→D石尊山7:28→(5M)→E下降点(廃道)7:33→(7M)→F鞍部7:40→(13M)→G林道終点7:53→(9M)→H山神社8:02


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@山神社の麓側に1台分の余地がある。 Aヘヤピンカーブが始まる手前に、廃林道が山手側に入っている。ここを入る。 倒木や、雑木の植生がある。全く使われていない、完全なる廃林道。 途中、沢と出合った場所で、この標識が出てきて、踏み跡(杣道)は南を巻いてゆくようであった。
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踏み跡を左に見送り、沢沿いに進むも、藪化が酷く斜面に取付く。 取付いてすぐの杉の植林帯。 遊べそうな大きな岩壁もある。 斜面に大岩が多い。
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B尾根に乗り上げ、登山道に乗る。 直下 C深高山到着。朝日に焼ける。 C標識
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C存在感のある祠。 C西側に石尊山が見えている。 487高点通過。 下山路とした下降点通過。
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D石尊山 D栃木百名山。深高山の方が雰囲気はあったが・・・。三角点の有無か。 D二等点 D南東側に朝日。樹林越しとなるがご来光も拝める場所。
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E再び下降点分岐に。立入禁止の表示あり。 道形はほぼ見られない。急峻地形が続く。 タイガーロープが2箇所で残っていた。 F鞍部に降り立つ。
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F鞍部の東側に廃林道が上がってきており、しばしこれに伝う。伝わないで谷の一番低い場所を追って降りた方が判りやすい。イバラが多いエリア。 廃林道が有耶無耶になり、少し藪漕ぎとなり右岸に出る。 右岸の場所から振り返る。繰り返すが、イバラが多いので服装には注意したい。フリースで行ったら、絡まって酷いことになった。 G林道終点の様子。
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こんな場所にカーブミラーまで設置してあった。 G山神社に戻る。写真右側の立木の向こうに停めた車が見える。




 この日は、時間的猶予があるのは9時まで。それ以降に所用が入っていた。自ずと低山しか選べない事となり、その用事がある近くの足利の低山を巡ってみる事にした。なるべくなら一筆書きをしたいのが常、遊ぶのにも最大限楽しくなるよう企画する。

 
 3:15家を出る。場所が場所だけにお気楽モード。国道50号を伝い足利市に入り、松原橋を渡って小俣駅を掠めて進む。葉鹿町内は判りやすかったが、西の谷地区で左俣の方へ入ってしまった。分岐箇所から左の方が道が太いように見えたが、右が正解だった。正解の道に修正し最後の民家の先から勾配が強くなる山道になり、伝って行くと目指していた神社の場所に到着する。暗い中にある神社は、少しと言うかだいぶ薄気味悪かった。余地はその神社前の分岐のわずか麓側に1台分あり、そこに停めラジオを聴きながら夜明けを待つ。

 
 6:22行動開始。舗装林道を伝って登ってゆく。外気温は2℃といい感じに冷えていてジンジンと耳が痛い。林道の左右には伐採木が目立つ。当初は、地形図に見える破線を伝って主尾根に上がろうと思っていたところ、ヘヤピンカーブが始まる、その最初のカーブの所から山道が上がっていた。入り口から既に廃道臭が強く、誘われるように入ってゆく。

 
 倒木が多く野草も繁茂。歩行者でもほとんど通過していない状況のようで、分けたり潜ったりして進む場所が多い。そしてこの先で廃林道がジメジメとしてきて沢の中に入る。ここで道形があやふやになるが、進路左側にある針葉樹林の前に、目立つ造林地の看板が立っていた。踏み跡がその造林地側に入っているのが見えたが、それを左に見送り沢の脇を登ってゆく。がしかし、わずか15mほど進んだ場所で、藪が酷くて進めなくなった。戻って造林地に入ろうかと思ったが、イバラがひっかかり僅かなことだが行動を妨げた。已む無く北側の斜面を登り出す。こちらも植林帯で暗い通過点。やや北西側にトラバースするように登ってゆくと、かなり大ぶりな岩壁が現れる。ここは少し遊んで行こうかと思えるゲレンデであった。さらに北西側に行くと、こちらにも大岩が続いていた。それらを巻きこむように登ってゆき主尾根に乗る。

 
 ハッキリとした登山道に乗り上げると、小俣川を擁す谷の向こうに仙人ヶ岳側の山並みが見える。なかなかいい景色。背中に受けていた来光を左半身に受け西進してゆく。勾配がきつくなるのを合図に、もうその先が深高山のようだ。ほとんど汗しないままの楽々登山で物足りないが、今日は致し方ない。

 
 深高山登頂。涸れた景色だが、来光のおかげで意外と心地いい場所に感じる。それには、山頂中央に祠があり、その風合いがとてもいいのだった。落ち着く場所と言おうか・・・。西を見ると、次に目指す石尊山が見える。撮影時間のみで通過してゆく。

 

 快適な登山道を行くと、途中のウェイポイントとして487高点がある。この辺りも低いササが周囲にあり居心地のいい場所であった。なにか獣が居るのか南側斜面でごそごそと音がしている。なるべく邪魔をしないよう静かに通過してゆく。心地いい起伏があり、ハイキングにちょうどいい感じ。そして下降点分岐の場所から南へは、「立入禁止」の表示が出ていた。その為の解説があり、この場所にして丁寧な立入禁止箇所だと思えた。もうわすか。まだ1時間も経っていない。

 
 石尊山登頂。三角点が埋まり、ここにして二等点であった。そしてこの場所は栃木百名山のようで、表示が上がっていた。ほとんど休むことなく踵を返し、先ほどの下降点分岐まで戻る。立ち入り禁止と言えど、地形図にルートが載るのだからそれなりに道はあるだろうと思っていたが、全くと言っていいほどに道形が見えてこない。急峻で流れやすいせいもあるだろうが、尾根上の注意書きの効力か歩かれなくなって長く経過している場所のようであった。少し尾根が広いので、注意していないと明後日の方に行きそうにもなる。そんな中、往時のタイガーロープなどが残っている場所がある。振り返り山側を見るも、やはり下から見ても道形は見えてこない。それにしても「亀裂」は何処にあったのだろう。立入禁止の理由が、その亀裂だったよう。

 
 鞍部まで降りると、その南は針葉樹となった。破線ルートは谷を拾うように忠実に書かれているが、主尾根からここまでがそうであったように、鞍部から東側もまた、道形など見えてこなかった。しかし、それとは別に地図に載ってこない林道跡が鞍部直下まで上がってきており、これを伝ってみる事にした。トラバースするように進む道形は、かなり自然に戻りつつあった。九十九を切り谷側へ降りてもまだ谷には入らずトラバース気味に進む。しばらく伝ったが、その先で有耶無耶になってしまった。車道幅の道が突然消えるとは・・・。その先も探せばよかったのだが、なにせイバラが多く引っかかる。谷の中を進もうと決め、流れの少しある中を降りてゆく。しばらく行くと右岸に林道幅の道形が出てきた。先ほどの道形と繋がっていたのか・・・振り返ってもよく判らなかった。

 
 伝って行くと、現在の林道終点地に出る。地形図の実線に乗った形となったよう。快適に進んでゆくと、左側に城塁のような大量に石垣を積んだ場所が出てくる。何か沢に対しての護岸工事のようにも見えるが、これほどに立派なものがここに必要なのかと思えるほどに、高く幅のあるものであった。ちょっと過度のよう。そしてまたこの先の小橋にガードレールがされ、さらにはカーブミラーの設置も見られた。そんなに往来がある林道ではないのに、これらの設備は過ぎるのではないかと思えた。不思議な林道を伝って進むと、見覚えのある分岐点が見えてきた。

 
 車に到着し、山神社を参詣してゆく。無事遊ばせてもらいました。


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