城山   680m   
           

 2014.3.21(金)   


  雪   同行者あり    二の丸公園駐車場より     行動時間:23M


@駐車場8:36→(10M)→A城山8:46〜47→(12M)→B駐車場8:59


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高山陣屋から見る高山城(城山) @二の丸公園駐車場より本丸を目指す。 凍てついた散策路。 よく管理された城址公園。
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本丸直下。 A城山山頂(本丸跡) A解説板に雪が乗り。 ゴムカッパにゴム長、背負子に雨傘の古風なハイカーにすれ違う。
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B駐車場に戻る。 B金森長近公    



 高山に家具を求めに出向く。春の便りが聞こえる時季に冬に逆戻りで、安房トンネルを越える頃には完全に冬の景色となり降雪も強くなっていた。国道158号の平湯トンネルを過ぎると、不思議なほどに対向車が停止していた。その様子は「もがいている」のである。春なのでスタッドレスを脱いでしまったので上がれないのだろうと見ていたが、その姿があまりにも多かった。ここは自ら帰路に体験し判った。路面がスケートリンクのようになっており、スタッドレスでも滑るのだった。あちこちでコントロール不能となりガードレールに突っ込んでいた。春先雪解けでで緩み、それが凍り、さらにはその上に降雪。滑る条件が完璧だったよう。

 
 高山市内に入ると、既に観光客がチラホラと散策していた。時計は8:30、家具屋さんのオープンには30分ほどあり、ここは時間調整のためにひと山狙う。高山城址である城山に駆け上がることにした。しかし、現地にはほとんどそこに対する道標はない。市政記念館側よりカーナビを注視しながら細い路地で高度を稼いでゆく。行き着いた先は20台ほど停められる駐車場で、二の丸公園であった。圧雪の場所も在り、駐車場には5台のみ停まっていた。

 雪の中歩き出す。かなり体感温度が寒く感じるのは、長い時間車に乗ってきたからだろう。ちょうどそこに、犬の散歩をされている方がおり散策路を聞いてみる。「そこから登ると近いですよ」と案内される。飛騨の人の優しさに触れる。それに併せて案内図もあり参照しながら登って行く。

 
 軽く乗った雪の下は、ガチガチに凍っておりアイゼンが欲しいほどの状態であった。これだと帰りの方が時間が掛かる。ゆっくりと足の裏に神経を使いながら進んで行く。最初の分岐は素直に本丸の方へ左に進む。次に水の手の標識が見えたら山頂は近い。使者之間の解説表示を右に見て駆け上がると、そこが本丸。

 
 城山山頂。案内図などがあり勉強が出来るようになっているが、残念ながら雪を纏って払わないとならない。手袋も無く苦痛を避けて吹いて飛ばす為体。ここも松風がそよぐ頃がいいのだろう。蝉の声が欲しい。冬期にお城は、静かでいいのだが今ひとつ。

 
 往路をそのまま降りて行く。スベるはスベるは、気を張っていても滑るような状態。そこを我々の他に登ってくるもの好きも見られる。二人目にすれ違った方は、大正か昭和初期のハイカーの服装だった。黒い大きな傘を持ち、足には膝丈のゴム長、今ではあまり見られないゴム合羽。背中にはこの場所にして背負子を背負っていた。この背負子は木製で無くアルミフレームだったから、まだ見られたが、これが木製の背負子であったならば、奇人・変人を見るような目で見てしまったかもしれない。

 
 案の定、下りの方が時間を要した。金森長近公の騎乗姿を最後に見て駐車場を後にする。

 
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