愛宕山 909.9m
2015.8.8(土)
晴れ 単独 高山地区からの林道より 行動時間:5M
@KDDIアンテナ塔9:42→(2M)→A愛宕山9:42→(2M)→BKDDIアンテナ塔9:49
@施設が表れたので山頂かと思って車を降りる。しかし残りまだ2分ほど歩かされる。 | A山頂の駐車余地。3台分ほど。 | A山頂の施設。無記名。 | A施設脇に三角点。 |
A三等点。 | A標柱が3本も残る珍しい場所。 | Aこの基石が見られた事で、HNKのアンテナ施設と解釈した。 | BKDDIのアンテナ施設前に戻る。 |
国道19号のすぐ上、正規に登る形態なら中山道側よりアプローチするのが最短の場所。しかし地形図からは、山頂に電波塔があり、そのへの長い林道が北の高山地区から切られている。
上松駅側より19号を潜るようにして十王沢川に沿うようにして集落内を遡って行く。昭和な雰囲気の集落の先、山道を行くと峠となり、ここは古の雰囲気のある場所。その先には高山地区が広がるが、時間が止まったような集落であった。峠の場所からはダート林道が分岐している。これが愛宕山まで切られている林道。ゲートされている予想もあり、恐る恐る入って行くが、それらしい遮蔽物は無かった。
50mほど入ると軽トラの作業員がおり、声を掛けるとアンテナ塔まで車で行ける事を伝えてくれた。この情報はありがたかった。ただし2面性を持つ。不安な事に対し解消してくれた部分と、行けるのだから車で行かないとならないプレッシャー。と言うのは、状態のいい林道だが、やや起伏がありトラクションを気にしながら走る場所がある。オンロードタイヤだと滑るだろうと思える場所が多々あり、そのための怖さがあった。雨でも降っていたり、雨の後だったらオフロード車でなかったら躊躇したほうがいいかもしれない。黒土と言うよりは赤土が多いのだった。
途中にはログ構造の別荘らしき建物もあった。その先、白砂が目立つ場所があり、ここが地形図に見える枝道の場所で鉄塔を擁していた。左から尾根を巻き込むようにやや下り勾配で先に進む。この辺りも少し嫌な通過点。タイヤが空転したらどうしようと心配になるような場所であった。
目の前にアンテナ塔が見えたので「着いた」と思って車を降りた。施設はKDDIのもので、その横を林道は先に続く。すぐに山頂ではなく、KDDIの建物は地形図には掲載されていなかったと判った。進んで行くと新たなアンテナ塔が見えてきた。間違いなく今度が山頂。
西から巻き上げるように進んで、山頂のアンテナ設備の前に乗り上げる。3台分ほどの平坦な地形があり、その上にクリーム色の建物がある。しかし何処を見ても所有者名がない。稀にこんな場所もあるが、書いてあるのがほとんどで、ここが珍しい。その南側の高みに三角点がひっそりと埋まっていた、獣道か、薄く尾根上に踏み跡も見えた。展望は時になく、マイナーな中でもさらにマイナーな山頂と思えた。ここの三角点には国土地理院の標柱が立つが、古いのも含め3本見られた。これだと林班の標柱のようで珍しかった。少しゴソゴソと藪に入ると、HNKと彫られた基石が横たわっていた。山頂のアンテナ塔は、どうもNHK所有のようだった。
林道を戻って行く。