風野山     875.3m  
            

 
   2015.10.31(土)    


   晴れ   単独     風野山遊歩道口より   行動時間:1H13M 

                 


@遊歩道入口10:21→(9M)→A湧水地10:30→(31M)→B風野山11:01〜08→(19M)→C林道に降りる11:27→(6M)→D遊歩道入口11:33



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@北西麓に風野山遊歩道入口がある。併せて木曽清水と表示あり。 この表示は木曽清水までの距離のよう。 明瞭なよく管理された遊歩道。山頂まで続くのかと思ったら・・・。 A遊歩道は尾根を越えて下りだし、湧水地に到達。標識は無く広い場所。
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北尾根の北東側付近。常緑樹が多い。 北尾根に乗る。尾根の西側が歩き易い。 岩場のところに大量に落ちていた。周辺に沢山ある。 低木の常緑樹が蔓延る。
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B風野山到着。直前は蔓などが多い。 B西側の様子。 西側の顕著な尾根を求めて降りて行く。 途中に大岩壁がある。大きな一枚岩で進路に注意。
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C林道に降り立つ。尾根末端。 C降りてきた場所を見上げる。 D駐車の様子。遊歩道入口までに水も出ている。   




 北の林道が膨らんでいる尾根末端部から取付こうと思っていた。しかし付近は密藪な感じで優しい表情ではなかった。あちこち見ても同じであればここしかないとは腹をくくる。そのまま車を走らせ、尾根を巻き込んで西側へ進んで行く。こちらは植生より等高線が密になってゆくので、見上げる程度にしておこうと下見程度に思いつついた。そんなところへ「風野山遊歩道」なる表示が現れた。登山道が在るのか・・・と一気に気持ちが明るくなる。

 

遊歩道入口の南に2台分の余地がある。その余地と遊歩道との間くらいには水も引かれていた。斜面に取りつく最初は、木の階段が作られ、その上側にはタイガーロープが流されていた。ひと登りすると、そこには立派な歩道が横切っていた。麓側は廃道化しているようではあった。そこに200mと書いてある。これがよく判らなかったが、結果的には湧水地までの距離のようであった。

 

刈り払いもされよく管理された道を進んで行く。このまま山頂まで導いてくれればこんなに楽な事は無い。そんなことを思いつつ進んで行くと、尾根を乗越して東側に道は進みだした。それでも尾根に沿って行けば大丈夫などと、逸れてゆくような道に対し、登山道だと肯定し続ける。しかし完全に逸れて北東に進みだす。登山道ではなく遊歩道で、山頂とは全く関係のないものだったよう。進んで行くと黒いビニールホースが現れ、湧水地のような場所に出た。完全にぬか喜びだった。当初、入山口に「木曽清水」とあったので、この湧水地がそれなのかと思ってしまった(地図での間違いはそれ)。

 

向かう方向に対し明後日の方向に来てしまっていた。南西側に戻るように進んで行く。落葉樹と常緑樹がミックスした藪の中を漕いでゆく。なだらかな場所はいいが、尾根への直登になると常緑樹がいやに蔓延っていた。ツバキのような光沢のある葉であり、何なのかが判らないが一帯には多かった。

 

尾根に乗ると、ここでしまったと思ったのだが、尾根の西側は植生が薄かった。そして東側は密生。判っていれば、西寄りに尾根を伝って来たのに・・・。尾根の頂部を左に置いて、そのすぐ下あたりを伝って行く。途中から岩場が現れる。ここは踏み抜きをしないよう注意したい。熊が多いようで付近にたくさんの糞が見られた。そしてこの尾根にも先ほどからの常緑樹が蔓延り、分けながら、時に踏みながら進んで行く。蔦の這う場所も時折あり、絡まれつつ進んでいた。

 

計画時には藪山、次に現地入りして簡単に行けると判断した場所が、三転してしっかり藪山となった。たいして時間が経っていないのに、長い時間かかっている錯覚さえもした。だらっとした山頂部に思っていたが、円錐形の顕著な高みであった。最後に蔦が密生している。その全体を踏み越えるようにして登頂となった。

 

風野山到着。山の中央に南北に掘れた筋が出来ていた。東側が高いので最高所に立つ。三角点もあるようなのだが、見つけられなかった。人工物は一切なく寂峰の雰囲気が強い。往路を戻る予定で居たが、西側眼下に池が見えていた。そこに誘われるように西側に降りてゆく。顕著な尾根もあるようなので、それを伝おうと思った。

 

西に下ると、最初はいいがすぐに急斜面となり、その先の方に白く特異な場所が見えてきた。無毛で歩き易そう、そんな印象の場所であったが、近づくと正反対で一枚岩的な急峻の岩場であった。その付近は細い小尾根があり、進路をよく定めないと岩壁に導かれてしまう。少し南にズレるようにして目的の尾根に乗った。

 

尾根はほとんど人が歩かないようで、薮尾根で歩き易い場所ではなかった。途中は屈曲する場所もあり、ここでも進路を見定めないと明後日の方へ導かれてしまう。木々に掴まりながら、そして分けながら降りてゆく。登りに使ったらどうだろうかと考えたが、体感した様子では使いたくない尾根でもあった。

 

下に林道が見える。西側の末端部は最後が急峻で、少し北側に向きを変えて林道に降り立った。地形図の実線が書かれている辺りで、廃林道と何とか伝える林道の二つが見えていた。あとは舗装林道を伝って北東側に進んで行く。5分ほど歩くと前の方に相棒が待っているのが見えた。

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