鍋山    753m  
            

 
   2015.11.7(土)    


   くもり   単独   北側破線路をあてに    行動時間:37M 

                 


@入山口12:10→(20M)→A鍋山12:30〜34→(10M)→B自動車学校前158号12:44→(3M)→C入山口12:47


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@沢の出合、横切る側溝に橋が掛かっている。見える谷の中に道形が登っている。 入ってすぐに倒木の洗礼が・・・。以後続き尾根に逃げる。 尾根の上部、朽ちた階段が残っていた。 A鍋山山頂。
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A最高所は本丸の場所。 A鍋山城址 東側には石塁が残る。 北に下って行く。下草が無く伝い易い。
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カモシカの出迎えもあった。 高山教習所に出る。 B国道158号に出る。 C駐車場所に戻る。




 元服山の後、西の鍋山にズレる。

 谷合川に添うように南進、漆垣内町交差点を右折した所で、嫌な事にパトカーに張り付かれた。上州ナンバーがそんなに怪しいのか・・・。確かに自分でも思うが、この人間は怪しい(笑)。いい着眼力を持っている警察となろう。取り付く場所を低速走行で探そうと思っていたが、後に張り付かれてはそうはいかなくなった。こうなったら国道158から入る、北からの破線路を辿ろうと決めた。しかし松之木橋東交差点で同じように右折してきて、ロックオン状態が続いた。登り坂途中の破線の入口で南の余地に飛び込みパトカーをパスする。この余地の場所がたまたまだが地形図の破線の書かれているまん前だった。

 しかし山側を見ても何処にも道形が見えない。不思議に思い、違う場所に別の道があるのではないかとさらに東に進んでゆく。進む先に自動車学校があるのだが、この短い距離の間に先ほどのパトカーとすれ違った。“えっひき返してきた”と、完全にマークされていたように感じた。山手側には目立つ登路は発見されず、地形図通りの場所から入山する事にして、先ほどの余地に戻る。

 余地は私的な場所のようで後ろめたい場所でもあった。サッと行って来る事にする。山の手前に大きな側溝があり、華奢な橋が掛かっていた。こうなるとルートの存在が肯定できる。その前に、この周辺は酷いチヂミグサの群落で一瞬にしてそれらに衣服がコーティングされてしまった。これらを取りながらの行動となった。沢沿いに道形を追うのだが、見るからに荒れており、倒木が幾重にものしかかり進路を塞いでいた。何処をどう進むのが適当なのか、最近の踏み跡も確認できず、適当に行くもどうにも谷伝いが苦しく、途中で北側の斜面に逃げる。斜面にも倒木が多く土が緩いが、それでも下草が少なく有視界なので、その点では伝い易い。破線路は九十九を切って尾根を乗越すようにトラバースして進むようだが、現地にはそんな道形は判らなかった。

 小尾根伝いに登って行くのだが、完全に藪化した尾根となり、漕ぐ様な場所となった。そんな中に足許を見ると、丸太が横になったものが見え、それが上に続いていた。階段があったのだった。朽ちてこそ居るが、ここに破線路とは違う道が切られていたことを示すものであった。この付近の藪でチヂミグサが引っかき取られ、二兎を追える場所となっていた。藪から抜け出し針葉樹の枯葉の堆積する高みに到着する。

 鍋山到着。山城が在ったようで、二の丸と本丸の標柱が近接して最高所に立っていた。少し東に行くと「鍋山城址」と書かれた標柱もあり、さらに東に解説板も在った。北からの道がこんな状態であれば、正規ルートは南側なんだろうと判断できた。同じ場所を下り、やっと少なくなったチヂミグサの種をまた付けられるのは勘弁して欲しいので、別ルートで降りねばならないと思っていた。となると、下見した自動車学校側に降りるのが一番リスクが少ないと判断した。

 さらに東に進むと、石塁の残る場所も見え、少しだが往時の様子を想像できたりした。730m付近からの北側斜面は下草が無く至極歩きやすそう。足を降ろしてゆく。結果ここは大正解であった。登るにも適当で、往路の苦行の場所とは雲泥の差で快適であった。さらには、こんな場所でカモシカの出迎えがあった。まるで猫のように人見知りせず逃げない個体で、高い声で鳴きながら何か話しかけてきていた。私が降りて行く先に居り、進路を10mほど西に避けてくれ、その位置で私の通過してゆく様子を眺めていた。

 下に自動車学校が見えてきた。このまま行くと敷地内に入ってしまうので、上部で西に巻き込むように進んで行く。土曜日でも教習をやっているようであったが、ちょうど昼時間での行動であったので、幸いして私の行動が目立つ事はなかったであろう。教習所の北側では土手を下り、側溝を跳び越して造成地に出る。ここでも雑草の種子の洗礼はなかった。

 158号を西に進み、登山口に戻る。次は、この日最後の錦山へ向かう。

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